コスパオブザイヤー2018第二弾 ファーストリテイリングの商品の強さ
2018年12月28日 お買い得品 0
さて、コスパオブザイヤー2018の続きである。
今回は単一の商品ではなく、年間を思い出して特にコスパが高かった商品をご紹介したい。とはいえ、いろいろと買った物を思い返してみると、2018年は圧倒的にユニクロで次いでジーユーだった。そのほかは無印良品とジーンズメイト、アダストリアの商品である。ライトオンはほとんど買っておらず、今月に紹介した英国羊毛セーターくらいしかない。
とりわけ値下げ率の高くて品質が一定の基準を満たしているのは やはりユニクロで、ジーユーは物によってクオリティのバラつきがあるものの、この2つを擁するファーストリテイリングの強さを改めて感じる。
散々、ディスりながらけっこう買い物をしているジーンズメイトは、たしかに良い商品もあるのだが、お買い得になった商品の多くは過剰在庫であり、売れ残ったから投げ売っているという印象が強い。さらにいえば半年とか1年くらい持ちこしている在庫も珍しくなく、そのあたりの決断の遅さが閉店も相まって全店売上高が伸びにくい要因ではないかと思うが、それでもライザップグループの中ではまだ持ち直した部類なのだから、あとのアパレルの厳しさは推して知るべしだといえる。
1月~3月
2016年末までの暖冬とがらりと変わって、成人の日以降近年稀に見る寒波が襲来した。おかげで、売れ残っていた防寒アウターの多くは1月と2月で売りさばけたが、気温の上昇が例年よりも早くて3月末で桜が満開になってしまった。
まず、ここで買ったのは、寒さ凌ぎのための、ウール100%ニットキャップで、無印良品で500円に値下がりしているのを買ったが、ウール100%のニットキャップを500円まで値下げしていたのはこの時期無印良品しかなかった。10日間ほど耳を隠してかぶりつづけて霜焼けが治った。
4月~6月
4月も気温上昇は止まらず、ときどき寒い日を挟みながら、下旬には25度くらいまで上がっており、例年に比べて春物を着る期間が短かった。
ここで買ってしまったのが、ユニクロのマシンウォッシャブルコットンセーターで、グリーンの丸首、紺色のボーダー、赤のVネックを買った。
グリーンと紺ボーダーは990円に値下がりした時に買ったが、この春物からユニクロの値下げ方式が変わり、不振な色柄だけはさらに大幅に値下げするようになった。このとき赤のVネックとピンクは500円にまで値下がりしていたので赤を買った。
6月の梅雨は意外に気温が低めで、暑がりの当方は随分と助かった。
7月~9月
桜の開花も早めなら、梅雨入りと梅雨明けも早めで、7月頭にはすでに梅雨明けしてしまった。
その割には豪雨災害なんかもあったのだが、その後、記録的な猛暑が襲来した。連日36度~38度の高気温が続き、当方にとっては耐え難かった。
このときに買ったのが、ユニクロのポロセーターと半袖セーターである。
ポロセーターや半袖セーターというアイテムはこれまでセレクトショップやファッションビル系のブランドが展開していたが、ユニクロがなぜか発売した。
人気ブロガーMB氏も強力に推薦していたが、どうもあまり売れ行きは良くなかったようで、定価1990円なのに790円とか500円にまで値下げされていた。
当方は、500円に値下がりしたポロセーターを2枚と、790円に値下がりしたボーダー柄半袖セーターを1枚買ったが、ボーダー柄は790円で売り切れたものの、無地は長く残っており最終的に500円にまで値下げされた。
恐らく、来年はもう生産されないだろうと思う。
9月は例年通り高気温が続き、ジーンズメイトで790円に値下げされていた汗染み防止Tシャツ「ゼロステイン」を2枚買った。当方がジーンズメイトで最も評価するのはこのゼロステインシリーズである。値下がり品を見つけたら即買いをお勧めする。
その間に、ジーユーで790円に値下げされていた切りっぱなしスキニージーンズも買ったが、これは意外に使いやすく、12月までヘビーローテーションとなった。
10月~12月
10月は高気温が続き、正直に言って秋物を買う意欲もなかった。11月も高気温が続いたが、さすがに長袖は着られるようになったので、ジーユーの値下げされた春物在庫を買った。
まず。ダブルのビッグシルエットコートである。定価4990円が990円にまで値下げされていたので、思わず買ったが、結局着用したのは11月下旬になってからだった。
次に買ったのもジーユーで、これも春物の残りの綿100%畦クルーセーターで、990円に値下がりしていた。ユニクロを除く低価格ブランドで綿100%セーターは珍しく、たいがいが綿アクリル混なのだが、これはずっしりと重いほど綿を使っている。綿糸の質はユニクロに比べると劣るが、それでも定価1990円に抑えるというのがすごい。それが990円なので買ったが、着用できたのは12月上旬である。
さらに、春物の残りのケーブル編み綿ナイロンウール混の薄手セーターも買った。これは長らく1490円で踏みとどまっていたがついに990円に値下がりしたので、マスタードイエローを買った。襟が少し高く、若干モックネックぽくなっているところに特徴がある。個人的にはこのモックネックディテールは嫌いなのだが。
12月に入って、前回書いたダウンを買ったのは省略するが、年末になって、ユニクロのファインメリノボーダー柄セーターが990円に値下がりしたのでこれも2枚買った。
定価2990円が990円にまで値引きされていたので破格値で、細かいボーダー柄の方はイマイチ好きな柄ではないが安さに釣られて買ってしまった。もう1枚の3色ボーダーは発売当初から欲しかったので、ばっちり狙い通りの価格で買えたので年末を締めくくるにふさわしいと勝手に自己満足している次第である。
あとはこの前のドットエスティで買った西脇産地素材シャツと、ネップ入りワークパンツである。両方とも定価5000円を越えていたのが、税込み1641円にまで値下げされていた。
西脇産地素材のオックスフォードシャツは少しビッグサイズ、ワークパンツは細身テイパードでストレッチ混。両方とも1641円ならお買い得といえる。
こうして振り返ってみると、ファーストリテイリングの強さばかりが光る。当方の手持ちは年々ファーストリテイリングの商品が増えている。ユニクロは今夏のポロセーターのようなセレクトショップっぽい商品をときどき発売するが、だいたい失敗に終わる。それが投げ売られて当方が買うというのがいつもの習慣だが、もし、この手のセレクトっぽい商品がキチンと売れるようになったら、さらに手が付けられない存在になってしまうのではないかと思う。
そんなわけで、今年も1年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。皆様良いお年を。