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南充浩 オフィシャルブログ

同質化と閉塞感

2012年10月16日 未分類 0

 大阪都心はこれから来春にかけて新商業施設のオープンが続く。
11月21日には、阪急百貨店の増床グランドオープンが、来年春にはグランフロントと近鉄百貨店阿倍野店がオープンする。
うろ覚えだが、11月下旬にJR大阪駅構内の「アルビ」の隣にも小型施設がオープンするはずだ。
あと、地味だが、JR天王寺駅のMIOプラザも来春リニューアルオープンする。

ここ2,3年オープンした商業施設に入店するテナントの顔触れはどこもあまり変わらない。
例えば、今年上旬にヨドバシカメラ梅田店がリニューアルオープンしたが、ライトオンが経営する店舗が3店舗、ポイントが経営する店舗が2店舗と、テナント出店できる企業も絞り込まれてきている。

都心店舗だけでなく、郊外型ショッピングセンターも同質化していることは言うまでもない。

そんな中、郊外ショッピングセンターの一部ではローカルチェーン店を誘致することが増えているという。

ローカルテナントにも白羽の矢。
http://blog.goo.ne.jp/souhaits225/e/824d878b7b73cfb9d7528f1ed1bc7f1c

九州では「ビンゴベイブルック」という地場のローカルショップがテナント誘致されているようだ。

知っている範囲で言えば、滋賀の名店「ボーンフリー」も現地の郊外型ショッピングセンターにテナント入店している。九州に限らず、全国的にローカルチェーン店を活用しようとする動きは共通しているのだろう。

しかし、こうした有力なローカルチェーン店も数年前と比べると淘汰されて減ってきている。
アパレルメーカーの展示会で雑談すると、「各地のローカル有力店も数に限りがあるから、どのメーカーも結局は同じ店に飛び込むことになる」という。
また、新しい専門店が立ち上がって、有力店へと成長することもほとんどない。

必然的に九州ならアソコとアソコ、滋賀ならドコソコ、高知なら○○というように、どのメーカーも売り先が絞り込まれざるを得ない状況になっている。

これでは近いうちに、ローカルチェーン店すらも同質化してしまう可能性が高い。

先日、2年ぶりくらいに古なじみの方とお会いした。
アパレルの営業や、アパレル関係のイベントプロモーションなどを歴任された方だが、2年前に異業種に転職されておられた。
所属していた企業の経営が悪化して、転職を迫られたそうだが、その際に「閉塞感しかない業界にいつまでもしがみついていて良いのか?」と業界の行く末を悲観して、異業種へと転身したそうだ。

筆者もこの方が感じておられた「アパレルの閉塞感」はよく理解できる。

上に書いたようなこともその「閉塞感」の一つに挙げられるだろう。

明るい展望はちょっと描けない。

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