そろそろ底打ち感が出てきた?ジーンズメイトの5月度売上速報
2012年5月24日 未分類 0
恒例のライトオンとジーンズメイトの5月度売上速報が発表された。
4月21日~5月20日までの1ヶ月間である。
ライトオンは
既存店売上高が前年比10・7%増
既存店客数が同9%増
既存店客単価が同1・4%増
ジーンズメイトは
既存店売上高が前年比2・8%増
既存店客数が同2・0%減
既存店客単価が同4・9%増
だった。
ライトオンは引き続き客数が伸びており顧客の支持が集まっている。
昨秋からの復調は本格的だといえるのではないか。
ジーンズメイトもそろそろ下げ止まりではないかと考えられる。
震災の影響がある3月度の既存店売上高が1・8%増だったことは当然なので捨ておくとして、4月も6・6%減にとどまっている。
月次報告のバックナンバーを見ると、2007年から前年割れ基調が始まっている。
そこから5年間前年割れ基調が続いてきたが、ようやく底打ち感が見えてきたように感じる。
客数の減少もそろそろ下げ止まりではないか。
余談だが、某大手セレクトショップの会長も「客数」の増減には人一倍神経を尖らせていたという。
ショップ入り口には多くの場合、マットが置かれてある。
これはダスキンやそれに類した業者のレンタルであることがほとんどである。
某会長はそのダスキンやそれに類した業者に頻繁に声をかけ、「どの店の入り口マットが一番早く傷むか」を常にリサーチしていたという。
入店客数が多いほど入口マットは早く傷むからである。
同様に商業施設の清掃業者にも声をよくかけていたとか。
床ワックスの塗り替えを一番頻繁に行うテナントはどこかを尋ねていたらしい。
これも入口マットと同じ理屈で入店客数が多ければそれだけ早く床ワックスは剥げる。
この場合、彼が調べていたのは「入店客数」だが、入店客数が多ければそれだけ売上高が増える可能性が高い。ある意味で「買い上げ客数」につながる部分が大きい。
客数という項目はそれほど重要なので、売上高の増減に一喜一憂するのではなく、客数の増加につながるような施策を考えるのが最優先されるべきだろう。