行列という名の「祭り」か?
2012年3月30日 未分類 0
ときどき読んでいるブログがある。
おもに回顧が多いのだが、先日激しく納得させられる回があった。
http://ameblo.jp/3819tune1224/entry-11195093636.html
昨日は銀座では、「ユニクロ銀座店」のオープンに早朝から行列。なんでも開店前には2000人が並んでいたそうだ。
「アップルストア銀座」には1000人だそうだ。
夕刻の小田急新宿駅ホームには500人が。
並んだものだ、さすが東京!と驚く、呆れる。
「ユニクロ銀座店」は世界最大店舗ということではあるが、何も早朝から並ぶことはないね。
”銀座店だけのオープン記念特別価格!”というチラシにあおられた人たちが、買い求めたいという商品はレディスのスキニーフィット・ストレートジーンズ、メンズのレギュラーフィット・ストレートジーンズ1900円が990円だろう。あと1290円のカーディガンと1500円のオーラ・カイリーのTシャツが各990円。
他に先着1000名にユニクロのポケッタブルトートがプレゼントだそうだ。
このために交通費を使い銀座へ出かけ、早朝から並ぶエネルギーと時間の浪費ではないかと、考えたことがないのだろうか?
下手したら、交通費だけで正価と特別価格差を上回っている人も少なくないだろう。そのうえエネルギーと時間の浪費を考えると割に合わないと思うんだけど。
しかも上記のものは、16日から19日まで毎日やっていると、チラシには明記されている。
テレビや新聞で行列している人を見ていると、いじましく思えてならないんだヨ。
「ユニクロ」は売り切れることはないだけの商品を生産しているんだもの。一生懸命並ぶ必要なんてないし、トートバッグなんて増えたってしょうがないじゃないかととも思うんだヨ。
とのことであり、まったくその通りだと思う。
ユニクロ銀座店に並ぶことについて、「銀座店限定商品があるから」という声がある。
まあ、確かにそれはその通りなのだが、限定商品欲しさにそれでもユニクロに並ぶだろうか?
明らかに値引き率よりも交通費の方が高くつく。
しかもいくら「限定品」だとはいえ、あのベーシック商品である。
個人的には並ぶ気にならない。
ユニクロの商品はよほどの人気商品でない限り、品切れしないように大量に生産されている。
このブログ主がいうように、自宅から銀座店までの往復交通費の方がもったいない。
さらに言えば、ユニクロなんて自宅周辺にいくらでも店舗がある。
H&Mやフォーエバー21なら行列を作るのもわかる。
彼らは一つの品番を大量に作り込まないし、店舗数が増えたと言ってもまだまだ地方にはない。
やはり都心に来て買わざるを得ない。
ひょっとしたら行列を作ったお客の多くは、ユニクロの商品が切実に欲しいわけではなく、何かの「祭り」に参加したかっただけなのかもしれない。
それがたまたまユニクロだっただけで対象物はH&Mでもフォーエバー21でもZARAでも東京ガールズコレクションでもAKB48でもガンダムでも何でも良かったのかもしれない。
個人的にはこのブログ主と同じで物を買うのも、食べるのも行列に並ぶのは大嫌いである。
別に発売当日にiphoneやipadを買う必要はないと思うし、
しかめツラしたわけのわからんオヤジのラーメン屋に並んでまで食べる必要はないと思う。
あれらも一種の「祭り」であるとしか思えない。