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南充浩 オフィシャルブログ

ピンとこない「香る」ジーンズ

2012年3月29日 未分類 0

 臭い、匂い、香り。
まあ、嗅覚に関する表記だと良く使われるのはこの3種類くらいだろうか。

におい、ニオイ、かおりなど平仮名や片仮名の表記もある。
で、不思議なもので「臭い」と書くと、何だか「クサそう」である。
臭い(におい)も臭い(くさい)も表記上は同じになるから不思議な感じがする。

先日、マックハウスから自社開発商品として「香るジーンズ」が発表された。
発売は4月上旬からという。

http://www.apparel-mag.com/abm_trend_1203_mh.html

マックハウスからのリリースによると香料を特殊技術でジーンズに付着させているとのことである。

個人的な感想に終始するが、
「ニオイ」というキーワードは日本人にはあまり響かないのではないかと思う。
筆者自身があまり嗅覚が鋭い方ではなく、香りについて無頓着であるから余計にそうなのかもしれない。
「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」である。

日本人でも最近は香水やコロンを付けている人が増えているが、
欧米人に比べると軽い香りが好まれる傾向は変わっていない。
また、香水をプンプンさせている人はちょっと敬遠されることも相変わらずである。

鳴り物入りで上陸したものの、最近ではさっぱり話題に上らない
「アバクロンビー&フィッチ」(略称アバクロ)のショップもそうである。
アバクロ銀座店の不人気の理由の一つとして、必ず「店内に振り撒かれている香水がクサすぎる」というものがある。
あまりの不評ぶりに香水のにおいを少し抑えるようにしたとも聞くが、アメリカでは受け入れられた手法であるにも拘わらず、日本ではご覧の通りだ。

ニオイをインプットさせることで、ブランドを刷り込む手法だと聞いたことがあるが、
現状の日本人にとって、ニオイはそれほど有力な要因ではないと感じる。

取り越し苦労かもしれないが、上半身に香水やコロンを付けた場合、
ジーンズから異なる香りが発せられるのは逆効果ではないのかとも思う。
異なる香りが重なることのリスクはないのだろうか?

ニオイに鈍感な筆者には、香るジーンズというのはあまりピンとこない商品である。

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