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南充浩 オフィシャルブログ

ジーンズの重さの話し

2010年11月25日 未分類 0

 ジーンズの生地の厚さは通常、オンスという単位で表す。
このオンスというのはもともと重さの単位で、おそらく、ボクシングのグローブと同じだと思う。ボクシングのグローブも8オンスとか16オンスとかのランクがあり、数字が大きくなるほど重くなる。
ジーンズも同じで、数字が大きいほど重くて分厚い生地、数字が小さいほど薄くて軽い生地になる。

通常、ベーシックなジーンズは13・5オンスか14オンスとされているが、最近のジーンズは少しずつ生地が薄くなっており12~13オンスくらいが主流になっているように思える。夏場のライトオンスデニムはだいたい8~10オンスくらいである。
生地が薄くなった理由の1つには、軽さや柔らかさが好まれるようになったということが挙げられると思う。

先日、某ジーンズブランドの社長にお話を伺った。児島出身でこの道20年以上のベテランである。
この社長がおっしゃるには「中国で綿糸を買うとき、値段は重さで決まる。コスト削減のため、14オンス向けの太くて重い綿糸を使用せず、少し細くて軽い綿糸を使用しているのではないか」という。
日本の紡績では、細くてフラットな綿糸が値段が高く、太くて節がたくさんあるような綿糸は安い。そのため、ジーンズ向けの太くて節がたくさんあるような綿糸は、それほど高くなく、厚地のデニムも薄地のデニムもあまり値段が変わらないという。
薄手のジーンズが増えたのはこういう背景もあるのではないだろうか。

フック(大阪市)という会社が、流行とは反対の激重ジーンズシリーズを発売している。18オンス、23オンス、29オンスとバリエーションがある。29オンスを持たせていただいたが通常の14オンスの2倍以上の重量があり、かなり重くて固い。しかし、コアでマニアなファンがいるらしく限定1000本は完売したという。
重くて固くて穿きにくいが、風を遮断するため、保温性が高い。バイクに乗るときや真冬の着用は適している。

こういうニッチな商品も市場には登場している。

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