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南充浩 オフィシャルブログ

ジーンズを一番購入するのは40代らしい

2012年1月20日 未分類 1

 ふと思いついたことを書いてみる。

いつぞやも書いたが、30代半ば~40代半ばの子持ち主婦のジーンズ着用率は驚くほど高い。
小学校や中学校の行事に参加している人たちの半数以上はジーンズを着用しており、もはや制服状態である。
同じ年代の男性も同様の傾向があり、女性よりは着用比率が低いものの、かなりの割合で着用している。

某総合商社の担当者によると、「ジーンズを一番購入している層は40代です」という。
やはり学校行事での体感は外れていなかったようだ。

10代・20代は男女ともにジーンズの着用比率はかなり低い。
とくに女性はそれが顕著である。
女性のボトムスは、レギンス、ショートパンツ、スカートのレイヤードがほとんどである。
男性だとチノパン、カーゴパンツ、ワークパンツ類が主流だろう。

ジーンズ関連の取材をすることが多いのだが、「ジーンズの売れ行きは良くない」と言われる状態が4年以上続いている。
もちろん、若い層への啓蒙活動は必要だが、一番購入する層にスポットをもっと当てても良いのではないかと思う。

男女ともに35歳~50歳くらいに向けたジーンズをもっと積極的に打ち出すということである。

最近ではメーカー各社とも、打ち出しを幾分強めているようにも見える。
スーパークールビズに対応した涼感ジーンズや、今冬の保温ジーンズなどがその例である。
良い取り組みだとは思うが、いずれも「機能」に頼り過ぎている要素が強いように感じる。
もちろん触感のソフトさや、ストレッチ性などの機能も重要である。

しかし、機能性ばかりでは衣料品は売れない。
40代が機能性商品ばかりを欲しがっているのかというとそうでもないはずである。
ファッション衣料である以上は、機能+デザイン、機能+かっこよさを求めている。

先の総合商社の担当者の言葉には続きがあり、「その40代に向けた商品が少なすぎるのが現状です。もっと様々な種類の商品を提供する必要がある」とのこと。

先ほどの機能ジーンズの多くは、エドウインやリーバイスに代表される大手ジーンズ専業メーカーか、ユニクロやGMSなどの量販店が占めている。
しかし、もっとファッション性の高いジーンズブランドもこの市場に参入すべきではないだろうか。
例えば、ジョンブルが40代向けに3型提案しても良いだろうし、オアスロウが40代向けのラインを数型作っても良いのではないか。
ファッション性の高いジーンズブランドが大挙して40代市場に参入することで、競争は激しくなるだろうが、その市場が盛り上がる。消費というのは衝動的な側面を持つので、雰囲気が盛り上がれば釣られて買ってしまう消費者も増える。

理想論に過ぎるかもしれないがそんなことをつらつらと考えている。

 comment
  • 南ミツヒロ的合理主義者 より: 2022/08/30(火) 9:17 AM

    デニム衣料に強い南サンならではの分析です。しかし・・・

    >(2012年現在)30代半ば~40代半ばの
    > 子持ち主婦のジーンズ着用率は驚くほど高い

    2022年現在、この年齢層のジーンズ着用率はゼロ%です

    この10年で、レディスのラクちん・でもそこそこトレンド重視な
    ボトムスが広がったせいで、ジーンズが駆逐されてしまいました

    メンズも同様。30代ではデニム製品所有ゼロが99%だと思います

    涼感ジーンズ・保温ジーンズはもちろん
    テンセルデニムなんてだ~れも存在すら知りません

    そら業界が傾くはずだ

    デニムがダメ素材だった訳ではなく
    今ふうな装いの傾向に対応した製品をセールスしなかったから
    デニムがここまでのけ者になったのでしょう

    「化繊棍・左綾・8oz・カラーはブリーチ」

    なんてデニムなら今でも十分いけると思います

    事実、インコテックスは上記の素材でパンツを
    レギュラー商品扱いでこさえてますしね

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