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南充浩 オフィシャルブログ

腰ゴムのないボクサーブリーフ、グンゼ「エアーズ」を着用した感想

2018年9月11日 企業研究 0

7月下旬に発表されたグンゼ「ボディワイルド」の新商品、腰ゴムのないボクサーブリーフ「エアーズ」をグンゼからサンプルでいただいた。実際のところは、すでに今年3月の展示会で出品されていたのだが、パクられるのを警戒して店頭発売直前の7月下旬まで伏せられていたというわけである。
 


 
 
腰ゴムがないとズリ落ちるのではないかという不安がある。そのあたりはどんな着用感になるのか、試してみたいのでそのうちに安くなった商品を買ってみようと思っていたので、ありがたくいただいた。
なぜか赤をいただいた。赤の下着を付けると血行が良くなるとか運気が上がるといわれるが、当方は、以前にもグンゼから申年に赤いボクサーブリーフをいただいてときどき着用しているが、血行が良くなった自覚もないし、運気が上がったという実感もない。概して当方はどんな商品に対してもあまりプラシーボ効果を感じないたちである。
 
ちなみにカイタックファミリーも同時期に腰ゴムなしのボクサーブリーフを発売している。今度はこちらを入手して着用感を比較してみたいと思う。
いただいた「エアーズ」はレーヨン90%・ポリウレタン10%という組成。ほとんどがレーヨンなので手触りは柔らかくしっとりしている。エアリズムシームレスはナイロンが主素材で、ソフト感はあるが、しっとり感はない。個人的にはレーヨンのしっとり感の方が好みである。
一度洗濯して乾燥させてから穿いてみた。通常の腰ゴムありのボクサーブリーフと比べると、やっぱり着用感は少し違う。
 
通常のボクサーブリーフだと、腰ゴムで圧倒的にフィットさせており、布帛のトランクスよりは密着度はあるものの、その分、太ももや尻の部分はさほど密着感がない。まるっきりないわけではないが、腰ゴムに比べると緩いと感じる。
 
一方、「エアーズ」だが、当たり前だが腰ゴムがないのでウエスト部分はゆるゆるである。その代わりに、太ももや尻部分は密着感がある。恐らくここで密着させることで腰ゴムがないのにズレ落ちないようにする構造だと考えられる。
 
どうしてそんなことが可能なのか、編み組織に詳しくない当方にはわからないことが多いが、編み目をよく見てみると、尻の部分は編地が水平に走っているのに、それが前に行くにつれ、少しずつ斜めになっている。恐らく、この少しずつ斜めになっている生地の使い方でズレ落ちないようにホールドしているのではないかと考えられる。この辺り、また専門家に解説してもらいたいと思う。
 

(緩く傾斜がある編み目)
 
着用当初はちょっと不思議な穿き心地だが、とりあえずそのまま1日を過ごしてみた。
もちろん1日着用したままでもズレ落ちることはなかった。関西では昨日、9月10日から涼しくなったが、これをいただいたときは残暑が厳しい時期で、着用したときもまだまだ暑かった。
オッサンたる当方は夏は大量に汗をかく。暑さに耐えきれない。そういえば7年ぶりに健康診断を受けたが、若い頃から高血圧気味だったのが変わらず高血圧気味だった。暑さに耐えきれないのは高血圧気味の体質も関係しているのではないかと思われる。
 
そんな当方の高血圧傾向はどうでも良いとして、夏に大量の汗をかくと、ボクサーブリーフの腰ゴムが濡れてなかなか乾かない。濡れたままで締め付けるので、腰ゴムが当たっている部分はときどきかぶれてかゆくなる。汗疹のようなひどいかぶれ方ではないが、ちょっとかゆくなることがある。恐らく、ボクサーブリーフ着用の男性なら誰でも1度や2度は経験しているのではないかと思う。
 
エアーズは腰ゴムがないので、それがない。腰ゴムに汗がたまって濡れるということがない。何せ腰ゴムがないのだから。恐らく、カイタックファミリーの腰ゴムなしのボクサーブリーフも同じ着用感ではないかと思う。
 
そして、これは自分がそうではなかったから想像できなかったのだが、インスタグラムに「エアーズ」をアップしたところ、衣料品業界の大先輩が「俺も着用しているけど、これはイイ。腰痛持ちでコルセットを巻いているが、腰ゴムがないので巻きやすいしかさばらない」とコメントしてくださった。当方も50歳手前の初老だから、それなりに腰が痛くなることがあるが、幸いいまだにぎっくり腰にもなったことがないし、コルセットを巻いたこともない。だから、そのコルセットを巻きやすいという観点はなかったが、オッサン世代は腰痛持ちが多く、コルセットを巻いている人も意外に多いから、そういう感想があるのかと勉強になった。
 
そういえば業界紙に入社したときに、20歳くらい上の先輩に指導されたが、スマートな体型な方だったが、腰痛持ちでコルセットを巻いておられた。当時に「エアーズ」があれば重宝されたのだろうと思う。
オッサンは基本的に暑がりで汗っかきである。その原因が当方と同じく高血圧気味なのかどうかはわからないが、まあ、血圧を抜きにしても暑がりで汗っかきのオッサンは多い。そして、オッサンは腰痛持ちでコルセットを巻いている人も多い。
 
この2つから考えると、エアーズもカイタックファミリーの商品も「腰ゴムなしのボクサーブリーフ」は、もしかしたらオッサンに適しているのではないかと思ってしまう。グンゼやカイタックファミリーの開発意図、ターゲット設定がどこにあるのかは置いておいて、その着用感に最も感動するのは、当方を含めたオッサン世代ではないかと思う。
 
汗がたまらず、コルセットも巻きやすい、オッサン世代にとっては夏場の救世主肌着になるのではないかと思う。
ただ、「汗っかきのオッサンに向けた」とか「コルセットも巻きやすい」という売り出し方がグンゼやカイタックファミリーにとってイメージアップにつながるかかは疑問だが、そういう売り方をするとオッサン世代に爆発的に売れるのではないかと思う。
 
7月下旬の発表から、告知不足・認知不足の印象が当方にはあるが、グンゼの広報部によると、それにもかかわらずインターネット注文を中心に初回投入分の売れ行きが好調で、追加生産が追い付かないほどだという。今の段階でその売れ行きだから、もっと効果的な広報・PRを行うとどれほど伸びるかわからない。それほどのポテンシャルのある商品だといえる。
当方はぜひ、「汗っかきのオッサンに向けた」とか「コルセットも巻きやすい」という販促をしてもらいたいと思うのだが、やっぱり不採用だろうか?多分不採用だろうな。売れると思うんだけどな。
 
「汗っかきのオッサンに向けた」「コルセットも巻きやすい」エアーズをどうぞ~

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