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南充浩 オフィシャルブログ

下げ止まりと回復傾向が顕著なライトオンの11月売上速報

2011年11月25日 未分類 0

 恒例のライトオンとジーンズメイトの11月売上速報が発表された。

ライトオンは
既存店売上高が前年比0.8%減
既存店客数が同1.0%増
既存店客単価が同1.8%減

だった。

ジーンズメイトは
既存店売上高が前年比12.9%減
既存店客数が同25.5%減
既存店客単価が同16.9%増

だった。

この両社は10月21日~11月20日までの速報なので、高気温が続いた不利な期間だった。
それにも関わらず、ライトオンは前年微減で、客数は前年を維持している。
これは、もう明らかに下げ止まりであり、回復傾向すら見え始めてきたのではないだろうか。

一方のジーンズメイトはまだ出血が止まる様子もない。
もっとも気にかかるのは、ずっと続いている客数の大幅減である。

アウトレットの新業態「ワケあり本舗」
格安雑貨店「ハッピードア」
なぜか兵庫県三宮で復活した「アキバあそび館」
セレクト型メンズショップ「プレイン」
セレクト型レディースショップ「ブルーベルマーケット」
メンズレディースの複合店「コットンテラス」

と新業態は数多いが、本体の「ジーンズメイト」のリニューアルがまったく手つかずである限り、売り上げ減は止まらないだろう。

同社の経営陣は、「ワケあり本舗」「ハッピードア」「アキバあそび館」を拡大することで業績立て直しを図っている節があるが、あくまでもカジュアルファッション専門店という来歴から考えると、個人的には「プレイン」「ブルーベルマーケット」「コットンテラス」での業績立て直しに注力してもらいたいと望んでいる。

なぜなら「ワケあり本舗」はあくまでもアウトレット型の格安店であり、「ハッピードア」は低価格雑貨店である。
両方とも訴求ポイントが「安さ」だけしかなく、これを柱に据えてしまうと、競合相手は百円均一ショップであり、ジーユーであり、しまむらであることになる。
これらと勝負しては規模の大きさで負けてしまうことは目に見えている。

「アキバあそび館」は文字通り「遊び」で経営するなら良いが、企業の柱になる業態ではない。
しかも、最近はユニクロの方がアニメの導入に積極的だ。ガンダム、ナルト、ワンピース、エヴァンゲリオン、少年サンデー、少年マガジンなどをモチーフとした半袖プリントTシャツや長袖プリントTシャツが店頭を埋め尽くしている。
Tシャツ類だけで見るなら、ユニクロが「アニメ漫画館」の経営をした方がよほど「弾」がそろっている。

ライトオンは最近の店頭を見る限り、一時期のユニクロとの無意味な価格競争からようやく脱却できた感がある。もちろん、シーズンオフになり990~1990円に値下げされたセール品もあるが、ニットやカーゴパンツの集積を見ると、少なくともユニクロとの差別化には成功しつつあると感じる。
また防寒アウターでも無地ナイロンのダウンジャケットの数量は抑えめにして、デザインダウンジャケットや、ウール混素材のダウンジャケットを強く打ち出している。

実際に動くかどうかはわからないが、無地ナイロン素材のダウンジャケットを打ち出せば、ユニクロとの価格競争が待っているだけに賢明な判断だといえる。

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