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南充浩 オフィシャルブログ

ユニクロに足りない初秋晩夏企画

2011年9月6日 未分類 0

 8月度のユニクロの売上速報を見ると、リードタイムの長いベーシック商品のみでは、今後国内での伸び悩みが予想される。ベーシック戦略は間違いではないが、ベーシック商品を8割に抑えて、残り2割をクイック対応商品にすることが求められている。

マックハウス、ポイント、ハニーズの8月売り上げを見る。

マックハウスは
既存店売上高が前年比1・6%減
既存店客数が同7・6%減
既存店客単価が同6・5%増

ポイントは
既存店売上高が前年比5・3%減
既存店客数が同8・0%減
既存店客単価が同3・0%増

ハニーズは
既存店売上高が前年比増減なし
既存店客数が同13・4%減
既存店客単価が同15・5%増

と、各社とも売上高の前年増減比を見るとユニクロよりもマシな数値である。

気になるのはハニーズで、売上高が昨年並みというところは良いが、
客数が13%以上減少しており、客単価が15%以上増えている。
客数の減り方がもっとも急であり、6月以降常に10%以上落ち込んでいる。
消費者から支持をされていないと見なせる。

マックハウスは、おそらくセール品が豊富に残っていたことからの好調ではないかと思う。
震災があった3月は大きく落ち込んだが、4月以降はほぼ前年並みの数字が並んでおり、下げ止まりになったといえるのではないだろうか。

ポイントは新店オープンで全社の売上高を伸ばすという手法を用いている。

さて、8月のユニクロの店頭は、ベーシックな夏物のセール品と、まだまだ着用できない冬物としかないため、売上高が減少したと考えているのだが、ポイント、マックハウス、ハニーズはセール品がある程度好調に動いたのではないだろうか。
この3社の店頭を見ると、ユニクロほどベーシックではない。
同じTシャツでもマックハウスは、カジュアルナショナルブランドやスポーツナショナルブランドのロゴ入りTシャツが値下がりしている。「安いし、あと1カ月以上着られるから1枚くらい○○ブランドのTシャツを買っておこう」という買い方ができる。
ポイントとハニーズも然りである。さすがに「○○ブランド」ロゴ入りTシャツはないが、ユニクロに比べるとトレンド商品が並んでおり、1枚くらい買っておいても良いかな?という気にさせる。

そしてこれら3社の今の店頭には、秋色の半袖アイテムや秋色の7分袖アイテムなどが並んでおり、夏物セールに飽きた消費者も吸収できる要素がある。ユニクロは冬物を先行して並べているため、9月も苦しい展開になるのではないか。かろうじてヒートテックの先物買いが期待できると思うのだが、ダウンジャケットやメリノウールセーター、ネルシャツが本格的に動くのは10月以降であろう。

ユニクロに足りないのは初秋晩夏企画である。

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