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南充浩 オフィシャルブログ

メニコン経営陣の大英断を評価したい

2011年7月8日 未分類 0

 6月25日に発売された「メンズクラブ」に、各業界の代表的大手企業のスーパークールビズへの取り組みがまとめられていた。ポロシャツはほとんどがOKだが、さすがにアロハシャツをOKしている企業は少なかった。

昨日、メニコンが全社員ポロシャツ着用義務化という記事が掲載された。

メニコン、異例の全社員ポロシャツ義務化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000522-san-bus_all

短文なので以下に引用する。

ポロシャツ義務化に合わせ節電も徹底。オフィスでは室温30度までエアコンは入れず、28度まで下がったら切っている。このほど開かれた株主総会でも、壇上の役員全員がポロシャツ着用で出席する徹底ぶり。同社は「ユニホーム化で、節電と震災復興への一体感を高めたい」と話している。

ポロシャツは黒やピンクなど6種類。左袖には「早期復興を願って」とのメッセージを入れた。

昨年まではノーネクタイなど通常のクールビズを行っていたが、実施状況にはばらつきがあった。電力不足が広がるなか「今年はそんな次元ではない」と、田中英成社長の発案で進めた。当初、外回りの営業職には戸惑いがあったというが、顧客には好評だという。

とのことである。

まず一つには経営陣の大英断を評価したい。
経営者が率先してポロシャツ着用するという姿勢も大したものだと思う。
ちなみに、今日7月8日のヤフーの天気予報によると、
パリの最高予想気温は19度、ロンドンの最高予想気温は16度である。
これらの地域と同じ服装をしようというのが土台間違いなのである。
日本人は今後、気候風土に適した洋服の着こなしを真剣に考える必要がある。

次に思うことは、やはり日本は「ファッション後進国」であるということ。
会社が義務化してくれなければ、自発的に服装一つ決められない。
さらに言えば、メニコンも制服ポロシャツを6種類も作成してしまう辺りにセンスの悪さを感じる。
会社がポロシャツ着用を義務化するまでは良いとして、ならば、社員もポロシャツくらい自分で好みの物を着用すれば良い。ユニクロだろうが、ラコステだろうが、フレッドペリであろうが、自分で選べば良いのである。

メニコンの経営陣とすれば、制服化することで、社員が感じる抵抗感を減らすという効果を狙った部分もあるだろう。文末には「営業の社員は戸惑って」とあるが、制服が作られたのなら「制服なので着用しています」と胸を張れるということだろう。
経営陣のセンスが悪いと責めてしまったが、真にセンスが悪いのはやはり社員である。
こんな言い訳の材料を用意しないと、ポロシャツひとつ着用できないということだ。くだらない。
いっそのこと、年中制服にしてもらえばどうか?

今回の件は、メニコンに限らず日本国内すべての企業に当てはまる。
全企業は「男性社員に限り年中制服着用」にすれば良い。そのことに苦痛を感じる男性サラリーマンは、おそらくほとんどいないだろう。

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