ジーンズはスーパークールビズには適さない
2011年5月16日 未分類 1
環境省がスーパークールビズを発表して話題を集めている。
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20110513k0000e040040000c.html
同省によると、スーパークールビズではポロシャツ、アロハシャツ、スニーカーやサンダルを認める。Tシャツとジーンズも着用可能だが、Tシャツは執務室内に限り可で「無地か柄が派手でないもの」、ジーンズは「破れてだらしないものは除く」とした。ビーチサンダル、短パン、ランニングシャツは認めない。
とのことである。
英断だとは思うが、正直「基準がわからんなあ」という感想である。
まず、サンダルとビーチサンダルの違いがわからない。
サンダルもベンハータイプ、グラディエイタータイプなら良くて、鼻緒をひっかけるように履く物はダメということだろうか?それとも、レザー素材のビルケンシュトックなどの物なら鼻緒をひっかけるタイプでもOKだということだろうか。
さらに言えば、定番となっているクロックスの「ケイマン」ならOKなのだろうか?
もうひとつの疑問がジーンズをOKしているところだ。
通常のジーンズは13・5オンス~14オンスの生地で織られており分厚く通気性が悪いため、夏はかなり暑い。
最近はやや薄手の12・5オンス~12オンスのデニム生地が定番化しているとは言え、これでも通常のスラックスよりはずっと暑い。
夏にジーンズを着用するのであれば、10オンス以下のライトオンスデニムか、
ユニクロやエドウィンが発売している吸水速乾素材を混ぜた物以外は効果がない。
環境省は何を思って「ジーンズがクールビズ」だと考えたのだろうか?まったく理解に苦しむ。
通常のスーツのパンツの方が生地が薄くて涼しいのは間違いないが、裏地が汗ばんだ腿に張り付いて、
夏はひどく不快である。ただ、その1点に関して言えば、スーツのパンツよりは綿パンの方が汗を吸収してくれて快適である。
その点から言えば、クールビズに適しているのは、薄手生地で作られた綿100%のチノパンか、麻素材・綿麻混のパンツではないだろうか。
そのパンツの裾を10cm近くカットして、クロップド丈や9分丈、8分丈くらいにするのがもっとも涼しい。
今回禁止されている「短パン」というのは、どれくらいの長さの物を指しているのだろうか?
個人的にはオッサンが短すぎる短パンを穿いているのは、ひどく見苦しいと思う。
膝上はもってのほか、ひざ下も微妙だ。
しかし、くるぶし丈(クロップド)や9分丈ならさほど不快感は与えない。
そして裾をわずか10cmほど短くするだけでかなり足元が涼しくなる。
フルレングスのジーンズほど暑く感じるボトムスは、もっともクールビズに適していない。
環境省の作った服装基準はどこかズレているとしか思えない。
いっそのこと基準や規制全部無くせばいいのに・・・・
そうなっても常識逸脱した服装で出勤する人はいないんじゃないかな?
まあ、とんでもない服装で出勤するのもいいかも (笑
以前ある上場企業が経費節減で女子社員の制服を廃止して私服にしたところ
会社内がクラブかキャバクラ状態となったらしいけど (爆
個人的にはそういうのも好きなんですけどねー (笑