ジーンズ専門店は商品構成比を変えるべき
2011年4月13日 未分類 0
さて、昨日、マックハウスの2011年2月期決算をまとめたが、
ファイナンス向けにジーンズメイトの2011年2月期決算が発表されているので紹介したい。
http://profile.yahoo.co.jp/independent/7448
それによると、ジーンズメイトの2011年2月期決算は
売上高142億8400万円(前期比15%減)
営業損失11億2200万円
経常損失10億8900万円
当期損失29億6100万円
と減収赤字に終わった。
概況が発表されていないのでなんとも言えないのだが、おそらくマックハウスと同じ理由ではないかと思う。
「リーバイス」や「エドウィン」などナショナルブランド(NB)の底堅さがなくなったこと、それからジーンズというアイテムがトレンドではなくなったこと、他のSPAブランドに押されたことなどが減収続きの理由だろう。
これまで何度も書いてきたが、ジーンズというアイテムが一部アパレルの独占できるアイテムではなくなってしまったこと、また、ジーンズを含めたボトムスの構成比率が異様に高すぎる店作りが限界に来ていると言えるだろう。
通常、トップス3枚に対してボトムスは1本しか買わないと言われている。
パンツ1本でトップス3枚を着まわすのが平均的な消費者の姿である。
そのため、比較的好調なショップではトップスの構成比率が3分の2でボトムスは3分の1程度に抑えてある。これがジーンズ専門店チェーンでは逆転していたり、半々くらいになっていたりする。
SPA化や新商品開発よりも、商品の構成比率を変えない限りジーンズ専門店チェーンはますます苦しくなるのではないだろうか?