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南充浩 オフィシャルブログ

ジーンズ専門店チェーン業態が危機的状況

2011年4月11日 未分類 0

 マックハウスの2011年2月期決算が発表された。
売上高424億1100万円(前期比13・3%減)
営業損失6億3300万円
経常損失4億6600万円
当期損失21億200万円

と減収赤字に終わった。

ちなみに2010年2月期売上高は489億4200万円だったが、
前期比は13・6%減となっており2期連続減収であるため、2009年2月期よりも2011年2月期は、約25%減ということになる。
また当期損失は2010年2月期は28億9500万円だったが、今期はやや赤字幅を狭めたものの依然として大きな赤字額だと言える。

今回の決算の分析をマックハウスの決算報告書から引用すると

カジュアル衣料品の分野におきましても、消費者の生活防衛型消費や節約志向は更に強まって
おり、ナショナルブランド(NB)ジーンズの売上も以前ほどの底堅さは見られなくなってきて
おります。
このような状況の中で、ジーンズ・カジュアル衣料を主力とする当社は、テレビCMや新聞広
告及びそれと連動したチラシによる販売促進活動によって来店顧客数の増加を図り、NBジーン
ズの売上拡大に注力するとともに、プライベートブランド(PB)商品を中心に機能性素材を使
用した商品を展開する等によって積極的な販売活動に努めました。また、小商圏型新業態「リラ
クシング」の展開、社会貢献の一環としてのジーンズ・アウター下取り施策等、新たな取り組み
も実施してまいりました。
しかしながら、他社との競合状況がたいへん厳しい関東地区の売上不振等から、当事業年度の
既存店舗売上高は前期比10.4%減となりました。商品動向としましては、キッズ及び小物雑貨が好
調で、特に赤外線あたたかインナー「マックヒート」は約20万点を販売しましたが、メンズ・レ
ディースの高額なジーンズの落ち込み、冬物アウターの不振等をカバーするに至りませんでした。

ということになる。

特にメンズ・レディースの高額ジーンズ、NBジーンズの不振とPBの伸び悩みが大きかったようだ。ジーンズに関して言えば、明らかに2008年から3年間、ジーンズというアイテムはトレンドから大きく外れている。また「高額ジーンズ」とはどのあたりの価格を指しているのかわからないが、2万円を越えるジーンズは動きが悪い。
NBジーンズとはリーバイス、エドウィン、リー、ラングラー、ビッグジョンあたりを指すのだが、こちらもここ数年は各社とも減収基調が続いている。

そしてこの問題はマックハウスだけではなく、ライトオンやジーンズメイトとも共通しており、両社とも苦戦が続いている。また今年3月には、同じくジーンズカジュアル専門店チェーン「カジュアルハウス306」を経営するサム&カンパニーが民事再生法を申請しており、ジーンズカジュアル専門店チェーンという業態そのものが厳しい状況にあると言える。

2012年2月期の決算見通しは「震災の影響がどれくらいで止まるのかがわからない」ことから発表されていないが、関東地方と東北地方に店舗が多いチェーン店はかなりの苦戦が予想される。

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