要る支援物資と要らない支援物資
2011年4月7日 未分類 0
被災地に向けて支援物資が送られている。
支援物資で一番ありがたいのは、現金、水、食料だろう。
繊維・衣料品業界として送って喜ばれる物は何かと考えてみると、
まだまだ気温の低い日が続く東北地方では防寒上着(ダウンジャケットやフリースなど)、防寒肌着、セーター、毛布などが最も喜ばれるのではないだろうか。日常的に使用する下着、靴下、タオル類、パジャマ・ホームウェアなども不可欠品だろう。
あと、先日某大先輩と話して靴も緊急に必要であるということに気が突いた。
衣服は我慢すれば何日間か着続けることは可能だが、靴がなければ裸足で屋外は歩けない。とくに瓦礫や破片が散乱している被災地近くで裸足で歩くことは不可能である。
そんな中、米国から50万足の中古靴が送られるというニュースが報道された。
また、ニューバランスジャパンも被災地に1万足の靴を寄付することを発表した。
その他、何社かの靴メーカー、靴問屋が被災地に向けて自社取り扱い製品の寄付を行ったという。
個人的に今、不要だろうと思う支援物資は、ジーンズ1万本である。
中には、作業着の替えとして欲しいと思われる被災者もいらっしゃるかもしれないが、大半は不急不要だと思われているのではないだろうか。
ジーンズの送付はこのタイミングではなく、もう少し復興が進んでからの方が喜ばれたのではないだろうか。
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