
買って良かったと思った夏服はユナイテッドアスレの「シルキードライ」しかなかったという話
2024年11月1日 お買い得品 0
さて、今年も残り2か月となったが、当方は相変わらずである。
もうこのまま淡々と人生を終えるのだろうなと思っている。
先日、「今年の夏服で『買って良かった』と思ったのはありましたか?」という質問を受けた。真面目に少し考えてみたが出てこない。で30秒ぐらいさらに考えて出てきたのが、ユナイテッドアスレのポリエステル100%吸水速乾Tシャツ「シルキードライ」である。
逆にそれしか出てこなかった。
昨年に京都イージーさんの通販でこのシルキードライを試しに買ってみた。白無地2枚とオリーブグリーン無地1枚である。今はランニング・ウォーキング用になっている。
4・7オンスなので合繊吸水速乾Tシャツの中では厚手生地だし、ソフト感があっておまけに吸水速乾力は高い。ただ、やっぱり合繊特有のテカリもあるからデイリーカジュアルとしては着用しづらいと感じる。
それで、今年は黒無地を試してみた。黒無地なら多少光沢感があっても「モード系です」みたいな顔をして着用できる可能性が高いのではないかと思ったからである。
今回はさらに安値を追求するためにAmazonでポチってみた。9月18日のことである。この時のお値段は値下がりしていて1枚656円という破格値なので2枚買った。合計1312円である。ちなみに今日11月1日のお値段は1枚951円だった。
9月18日というとまだ覚えておられる方も多いとは思うが、かなりの高温で猛暑日も続いていた。9月末までは当方はユニクロのナイロンギアショーツとジーユーのナイロンカーゴショーツで暮らしていたので、多少のテカリはあるものの黒無地シルキードライは違和感なく組み合わせられて、なかなかのヘビーローテーションとして重宝した。10月に入って猛暑は収まったものの30度前後の高気温が下旬まで続いたので何のかんのといいながら10月も結構着用し、最高気温が25度を下回るとこの上からベストを羽織ることで着用し続けた。
1か月間ヘビーローテーションで着用しながら1枚656円というのは破格のコスパだった。
べつに生地が傷んだとか縫製がほつれてきたなんてこともないので、このまま来年夏もフル稼働で着用するつもりである。何ならあと2枚くらい黒無地を買い足そうかと思っているほどである。いや、来年夏は濃紺ネイビー2枚を買ってみようかとも思っている。
吸水速乾性が高くて肌離れが良いことは述べた通りだが、さらに良い部分は汗で濡れていても色濃く汗染みしないという点である。
当方は大量に汗をかくのだが、この黒は濡れているのが傍目からはわからない。そして汗が乾いた後に塩が白く残ることも無い。まさに汗っかきには理想の1枚である。白などの淡色だと肌が透けたり乳首が目立ったりするが黒だとその恐れも無い。恐らく濃紺ネイビーも同様だろう。だから濃紺ネイビーを2枚購入しつつ、何なら黒無地もあと2枚買い足しても良いほどである。
気候変動や天候不順などはあるが、春・秋・冬は機能性ばかりでなくいわゆるデザイン性やらファッション性やらを重視した服も着ようと思えば着れるし、そういう物を「買って良かった」とも思えるのだが、近年の40度近い猛暑が1か月以上も続く夏では、ファッション性とかデザイン性なんてことに当方は最早構っていられない。
そうした状況下では梅雨明け以降夏日がおさまるまでは、デザイン性とかファッション性で服を買ったり着たりすることはない。ひたすらに汗を吸って速く乾いてくれる服のみを当方は求めている。その服のデザイン性が良いならなお良いのだが、吸水速乾にすぐれるならデザイン性は犠牲にしても良いと思っている。物凄く変なデザインとか色柄ならさすがに買うことはためらわれるが、ベーシックな型の無地Tシャツならそれで十分なのである。
デザインとかファッションは涼しくなってからしか考えられない。
昨年、ユナイテッドアスレの合繊吸水速乾Tシャツの迷彩柄をAmazonで3枚買ってヘビーローテーションで過ごした。もちろん今夏も3枚は大活躍だったのだが、これも「シルキードライ」同様の利点があり、さらには迷彩柄ということで無地に飽きたときにも着用できるというメリットがあった。
こちらも1枚900~1200円程度の変動で推移しているので900円台になったときに来夏用に買い足そうと思っている。
このラインナップが完成すれば、黒無地2枚・迷彩柄3枚にあと何枚か加わるので10日間くらいは洗濯することなく、ユナイテッドアスレの吸水速乾Tシャツだけで過ごせるということになる。
そうなれば、現在手持ちの吸水速乾を謳っていた他社のTシャツやポロシャツは半分くらい捨てても良いのではないかとさえ思っている。
現在、ペルチェベストの発売や断熱?・遮熱?素材の開発進行など新しい動きもあるが、40度近い猛暑が1か月以上も続くことが常態となれば、そういう物理的に冷やすという服が出てこないと人間は耐え切れない。往年のメンズクラブのように「〇〇綿とかナンタラ麻を使った素材で涼しく夏を乗り切ろう」なんてことは不可能になってしまっている。そんなわけで今年の夏に買った服で最も良かったのはユナイテッドアスレの吸水速乾4・7オンスTシャツ「シルキードライ」で、猛暑が続く限りこれしか着用しないという生活スタイルに当方はならざるを得ないという話である。