南充浩の繊維産業ブログ

ファッションブログ・・・・と言いたいところだけれどもそこまでファッションに特化していないし、能力的にもできない。そこで繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般についてぼちぼちと書きます。たまにマスコミ、経済問題についても書く予定。よろしくお付き合いください。 お仕事の依頼は minami_mitsuhiro@yahoo.co.jp まで。

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

ユニクロ

値下げ品をちょっと買いすぎたかも

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 今日はお気楽に。
恥ずかしいのだが、年末年始の無駄遣いをさらそうと思う。
まあ、誰得企画である。

年始の1月2日のバーゲンでは、ユニクロで1990円に値下がりしたスリムフィットチノパンを2本だけしか買わなかったことを以前に書いた。

しかし、年末ぎりぎりの12月29日に2点買っており、その後、1月10日に3点買ってしまった。

ちょっと時系列で買った商品を紹介したい。
もちろん、全アイテムは定価では買っていない。すべて値引き品である。

12月29日にダイソーで大掃除道具をまとめ買いをしたついでにセーターと春秋用のコートを買った。

セーターは久しぶりにGAPである。
1年ぶりくらいだろうか。

胸にボーダー柄の入った紺色のセーターである。
材質はメリノウール50%・ナイロン50%。
これと同じ品番の色違いで、ライトグレーベースでネイビーと白のボーダーがあったのだが、そっちは売り切れていたので、次善策としてこれを買った。

定価は9900円(税込み)がなんと1900円に値下がりしていたのである。
GAPのむちゃくちゃな値引きは相変わらずである。
しかも値札からさらにレジにて20%オフ、メンバーズ割引で5%オフで、合計25%オフされ、1492円(税込み)になった。これは安いということで買った。

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一昨年くらいから気になっていたのだが、GAPのサイズ感が大きくなっているように感じる。
オールドネイビー撤退、バナナリパブリック縮小ということで日本向けサイズなんてめんどくさくて作ってられねーぜということでアメリカサイズに戻ったのだろうか?

Mサイズでかなりゆとりがある。

思い余って洗濯機にぶち込んで回してやった。
そして天日干しして、これで幾分か縮むことを期待したのだが期待外れだった。
ほとんど縮んでいない。ウールセーターは洗濯すると縮むというのは最早過去の伝説になってしまったのだろうか。

これはちょっと買って後悔しているが、今更返品もできないのでせいぜい使い倒そう。

同日に買ったのが、ユニクロUのブロックテックコートである。
これはずっと買おうかどうしようか迷っていたのだが、残り少なくなっていたので清水の舞台から飛び降りるつもりで買った。

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定価7990円が5990円(税抜き)に値下がりしていた。
これは濃紺Mサイズなのだが、心斎橋店で最後の1枚だった。
だからこれはかなり満足度が高い。ブロックテックなのでレインコートも兼ねて登板回数が増えそうだ。


で、2017年が明けて、バーゲンでチノパンを2本買っただけのときに、たまたまAmazonからバーゲン品の案内メールが来た。
それを見ていると、やたらと安いリュックが並んでいる。だいたい60~70%オフと表示されている。

リュックは最低でも撥水機能がないと買わない。理想は防水だ。

雨の日でも背中に背負って歩くので、リュックは雨に濡れる。
雨に濡れると撥水、防水でないと中身がずぶ濡れになる。

だから撥水、防水リュックを見ていたら、この3ウェイリュックが目に入った。
手提げ、ショルダー、リュックになるタイプで、レビューを読むと「防水は完璧」とあった。
価格は73%オフで2700円(税込み)となっていたので、これをポチった。
送料は無料だ。色はネイビー。


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中国の企業が出品しているのだろう。送り先は中国になっていた。
そのため、到着するまで1週間以上くらいかかったが、別にそんなに急ぐ必要はないので、それほど気にはならなかった。手元について商品をあちこちいじってみると、けっこう、作りが頑丈である。
2700円ならかなりのお買い得品だといえる。


十日戎の3連休明けに買ったのが、ブロックテックパーカとMA-1ブルゾンである。
どちらも愛用のユニクロである。

ブロックテックパーカは定価7990円が5990円(税抜き)に値下がりしていた。さらにオンライン通販専用の500円割引クーポンを持っていた。
だから、店頭で試着してその場で、スマホから購入した。
これで5490円(税抜き)・送料無料で買えた。
カラーは暗めのブルーで紺よりは明るい。サイズはMサイズである。

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これと同じ日にこちらは店頭で買ったのがMA-1である。
秋に入荷していた物だが、定価3990円が期間限定で1990円に下がっていた。
ユニクロUのMA-1はちょっとオーバーサイズ気味に作られているが、こちらは細身に作られている。
オッサンとしてはMA-1は土木作業員になる可能性があるが、細身デザインだし1990円ならお試しでも惜しくはないと思って買った。
最近のアウターはほとんど紺なので、これは思い切ってオリーブグリーンにした。


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これの作りはかなり丁寧で、3990円でもそれなりに値打ちはあるが、1990円なら圧倒的なコストパフォーマンスである。同じ価格でもジーユーの商品とは比べ物にならない。

そして、最後につい先日、衝動買いしてしまったモッズコート風の薄手ダウンコートである。
これはライトオンで買った。
なぜ買ったかというと半額以下に値引きされていたからっだ。
ライトオンの自社ブランド「バックナンバー」の商品で、表面の素材は帝人フロンティアの防水素材「ウォーターバリア」である。
薄くダウンが詰められている。

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定価13800円が7900円(税抜き)に値下がりしていたのだが、この程度ならまだ買わない。
そこからさらに期間限定で2000円引きされていて、5900円(税抜き)まで値下げされていたのである。

解消なしの貧乏人がこんな無駄遣いをして良いのだろうかと迷いながら買ってしまった。

もう何度か着用しているが、暑がりなので分厚いダウンだと汗だくになってしまう。
これくらいの薄さでちょうど良い。そして、ウルトラライトダウンと異なり、ほとんど羽が抜け出てこない。
よほどにしっかりしたダウンパックが内蔵されているのだろう。

5900円でこのクオリティとデザインなら恐ろしくコストパフォーマンスが高い。

今冬買った防寒アウターの中で最大のヒット商品だといえる。
今年の年末に振り返ったときに「コスパオブザイヤー2017」の一つに確実に入賞するだろう。

あ、それから、ライトオンのバックナンバーには購入していないのだが、ダウンを内蔵させたズボン「ダウンパンツ」という商品がある。今、店頭では2900円に値下がりしている。
履き心地を試してみたい衝動に駆られるのだが、どうしたものだろうか。

1月2日のバーゲンを過ぎると、純然たる防寒アウターを買うことにためらいが出てくる。
あと丸2か月半は着用できるのだが・・・・・。
そのため、ブロックテックコート、ブロックテックパーカ、MA-1は春先以降の着用を見越して購入した。
この3点は春先以降の着用という点以外に共通点があって、いずれも防水または撥水機能が付けられている点である。

もう50歳手前のオッサンになると、洋服に見た目以外の機能性を求めるようになる。
防水とか撥水とかノンアイロンとかイージーケアとか給水速乾とか。
そういう点でもユニクロはオッサンの心をとらえる商品を圧倒的にとらえる商品を供給している。

昔のユニクロは安くて機能性はあったが、デザイン・色・柄・シルエット・サイズ感がクソダサかったが、その点が払拭されている。高いだけの洋服よりもユニクロが重宝されるのは当然至極だといえる。
この理屈が理解できない「ファッションガー」とか「本物ガー」は決して消費者のニーズをとらえることはできないだろう。根本の感覚がズレているからだ。

まあ、そんな感じで、冬物の買い物はこれで終了したい。

2月からは春に着用できるお買い得品・投げ売り品を買いたいと思う。










ユニクロで1000円値引きされたズボンを2本だけ買った今年の正月バーゲン

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 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

正月恒例のバーゲンに行ってきたのだが、ここ2~3年の間は、1月2日のバーゲンで買う物が年々減ってきていたが、今年はその中でももっとも洋服を買わなかった。

理由は12月中に目ぼしい物が大幅値下げされて、それを買っていたからで、1月2日の初売りバーゲンではユニクロで1990円(税抜き)に下がったスリムフィットチノパンを2本買っただけに終わった。
しかもアプリの「100円引き」クーポンを使った。

正月バーゲンの集客力が落ちているという印象はない。
やっぱり開店30分前から何百人も行列を作っている。

各テナントも一様に混雑している。(一部には閑散とした店舗もあったが)

今回は、朝の9時40分ごろから、あべのキューズモールの開店待ちに並んだ。
とりあえずの目的は1月1日・2日限定割引のスリムフィットチノパンを買うことである。
色は黒と紺を考えていた。

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(開店前の行列)



平常の開店は10時だが、毎年1月2日は行列客を待たせないためか、9時50分ごろに開店する。
開店と同時に1階のユニクロに向かったが、ここは閑散としていた。

行列客の8割がたは、各テナントショップの福袋が目当てだったようで、そちらに散っていった。
開店直後のユニクロは空いており、ほぼ筆者の貸し切り状態だった。

で、目当てのスリムフィットチノパンを試着して、購入して、裾上げを依頼して店を離れた。

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この間、だいたい15分間くらいである。

10時5分ごろにはもうユニクロを離れたが、この時点でもまだユニクロはガラガラだった。
裾上げが終わる予定は10時25分なので、それまで、周辺をブラブラして覗いてみた。

あべのHOOPにあるGAPを覗いた。
GAPの売り方にはたまげた。

元旦のメールマガジンで知っていたのだが、「どれでも好きな服5点で5000円、12点で1万円」という異例の売り方を行っていた。

お得といえばお得なのだが、筆者がGAPでほしいと思う服は5点もない。ましてや12点なんて多すぎる。
ボタンダウンのデニムシャツが値下がりしていればそれだけを買おうと思って覗いたのだが、まだ7900円から下がっていなかった。

これにあと4点足して5000円で買うという選択肢もあったが、あと4点もほしい服がGAPにはない。
要らない服をあと4点買っても、置き場所に困るだけなので、何も買わずに店を離れた。

恐らく、過剰在庫処分を目論んだのだと思うが、「どれでも好きな服が5点5000円・12点1万円」という売り方はちょっと斬新すぎたのではないか。
逆にGAPのブランドイメージを今よりも引き下げることにはならないのだろうかと心配になるが、所詮、他人の会社なのでどうなっても筆者には関係ない。

で、10時半ごろにユニクロにお直しされたズボンを受け取りに行くと、もう店の外にまではみ出すほどのレジ待ちの行列ができていた。

あべのキューズモール店のレジ台数は最大でおそらく30台を越える。それがフル稼働して、なおかつ店の外にまで行列ができるくらいだから、なんだかんだ言ってもユニクロの集客力はすさまじい。

よく、ヘッポコメディアが「ユニクロ失速、〇〇急浮上」なんて記事を書いているが、急浮上しているといわれる〇〇の店外にレジ待ちの行列ができているのは見たことがない。
あるとすればジーユーくらいである。

ちなみに〇〇にはしまむらとかアダストリアとかストライプインターナショナルとかが入るが、そのどれもの店でそこまでの行列ができているのはいまだかつて見たことがない。

土台、ユニクロの売り上げ規模よりもケタが1つ少ない。
それを同列に並べて論じるからおかしいのである。

裾上げされたスリムフィットチノパン2本を受け取って、自宅へと戻った。

今回の正月バーゲンで感じたことは2つ

1つは、正月バーゲンの行列はユニクロ以外の店の福袋が第1目的で、それを購入してからユニクロへ客は流れるということ。

もう1つは、これは年末にも書いたが、正月バーゲンの意義がどんどん薄れているということ。

である。

今年は特に顕著だったが、12月中に各ブランドとも本格値下げを行っており、本来なら正月バーゲンまで値下げされない防寒コート類もすでに12月中に半額とか6割引きにまで値下げされていた。
当然、筆者も含めた消費者は「正月まで残っているかどうかわからない」と考えて12月の時点で購入する。
セーター類も同様の動きである。

そうすると、正月バーゲンで買う物は福袋くらいということになる。

百貨店ブランドや一部のファッションビルブランドはこの動きはなかったかもしれないから、すべてがそうだとは言わないが、相当数のブランドで12月中での本格値下げが目立った。

この動きが今後、業界に定着すると、正月バーゲンは福袋以外に目玉商品がなくなるということになる。
多くの消費者は12月中に目ぼしい物を買い尽くすという消費行動になる。

それについてのメリットもデメリットもあるだろうが、いずれにせよ、2016年秋冬のような値動きが2017年以降も続くなら、正月バーゲンの存在感はどんどんと薄れていくだろう。

正月のバーゲンは、ユニクロで値下げ品を2枚~3枚だけ買ったなんていうことが常態化することも珍しくなくなる可能性がある。







Coupons Gap Store
Mariamappforfree
2015-11-23

ユニクロとジーユーの国内売上高を合わせると1兆円近くになる

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 ファーストリテイリングの8月期連結決算が発表された。
増収大幅減益という結果はすでに報道された。

売上高 1兆7864億円(前期比6・2%増)
営業利益 1272億円(同22・6%減)
当期利益 480億円(同56・3%減)

という結果である。

これを受けてメディアは「大幅減益」と報道しており、これは事実だからその通りだが、「ユニクロ苦戦」とか「ユニクロ失速」という論調の記事には少し疑問を覚える。

国内ユニクロ事業は売上高7998億円(前期比2・5%増)、営業利益は1024億円(同12・6%減)と発表されている。たしかに国内ユニクロ事業は減益だが、それでも1000億円以上の営業利益をたたき出しており、グループ全体の8割以上の営業利益を稼いでいる。

増減率で見るなら確かに減益だし、苦戦、失速ともいえるが、現在の衣料品業者で1000億円以上の営業利益を稼ぎだせる企業はない。
しまむらは好調だと言われているが、売上高でユニクロの6割程度、営業利益額では遠く及ばない。

それに売上高8000億円のブランドが国内市場だけで毎年グングンと成長を続けられると考える方がおかしいだろう。ユニクロが成長時期のように毎年倍増や3割増のペースで伸び続けられるはずがない。
すでに国民の96%がユニクロの製品を買っているという統計がある状況で、それ以上の高い成長率を求める方がおかしいのではないか。

国内ユニクロ事業は「失速」ではなく「飽和」だと考える方が適切だろう。

実業をやったことがないメディアにはわからないだろう。
またメディアが報道するだけならまだしも、衣料品業界関係者までがそういう見方になるというのは現実が見えていない残念な人だとしか言いようがない。
じゃあ、あんたの企業の営業利益額はどれだけあるのか。赤字スレスレとか雀の涙ほどの金額しかないじゃないか。
それでよく「ユニクロと違ってうちはセンスがある」なんて寝言を言えるものだと呆れ果ててしまう。

業界関係者もメディアもあまり注目していないが、代わってジーユーが着実にブランド規模を拡大している。

売上高は1878億円(同32・7%増)
営業利益は222億円(同34・8%増)


と大幅増収増益である。

ジーユーもいつの間にか2000億円近くまで成長しており、2017年8月期は確実に2000億円を越えるだろう。
ユニクロ失速に喝采を送っているアパレル企業は今度は間違いなくジーユーに喰われてしまうだろう。

現在、ジーユーは海外に11店舗を展開しているから、1878億円すべてが国内売上高ではないが、1850億円くらいは国内売上高だろうと勝手に推測する。

そうすると国内ユニクロと国内ジーユーを合わせて、

7998億円+1850億円で、9850億円ほどの売上高があることになる。

2017年8月期は2ブランド合計で国内売上高は1兆円を越えると考えられる。

9850億円でさえ、国内では圧倒的な売上高を誇っており、規模だけでいえば対抗できるアパレルは存在しない。いくらユニクロをクサそうとも、アパレル各社の売上高は確実にユニクロとジーユーに吸収され続けているということである。

この現状を直視できないなら、アパレル企業とか衣料品小売店なんていう仕事はやめてしまったほうが得策だろう。現状を正しく認識できないままで、願望を語っても業績が好転するはずもない。かえって悪化させるだけである。

圧倒的なユニクロとジーユーは厳然として存在する。それを前提に各社は方針を定めるべきで、「そろそろユニクロブームが終わる」とか「ユニクロも客離れを起こしている」なんていうご都合主義の願望だけで方針を組み立てれば、ただでさえ弱っているアパレルはさらに寿命を縮めるだろう。

一方、ファーストリテイリングはこの2ブランドとセオリー以外のブランドはあまりパッとしない。
とくにJブランド、プリンセスタムタム、コントワー・テ・コトニエは赤字続きであり、中でもJブランドは138億円の巨額赤字を計上しており、買収後ずっと赤字のままである。

このあたりはさっさと廃止すべきだと思うのだが、なかなか動かない。

業界内ではすでにJブランドの廃止とか撤退という噂が流れているが、そういう噂が流れるだけの素地は十分すぎるほどあるということである。

正直なところ、ジーンズ単品に近い品揃えのJブランドという衣料品ブランドが好転する要素はほとんどないと見ている。そんなに誰もが毎月ジーンズなんて買わないから個々人の購入頻度は低くなる。かといって他のジーンズブランドもそうだが、いきなりトータルアイテム化したところで売れ筋商品を生み出すことは難しい。Jブランドに限らず、この手のパンツ単品ブランドは小ぢんまりと小規模活動を続けるのが分相応ではないかと思う。





独断と偏見で選ぶユニクロUのお買い得品

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 クリストフ・ルメール氏が監修するユニクロの新ライン、ユニクロUが9月30日に発売された。

何人かブログでも書かれているが評価は概ねその通りだと思う。
ところで、ユニクロUの「U」は何のUだろうか?
アンダーカバーのUではないだろう。よくわからない。

まあそれはさておき。

ルメール氏とのコラボは昨年秋冬の「ユニクロ&ルメール」が最初で、今春夏もそれが継続された。
今秋冬からはコラボではなく、ルメール氏がユニクロとガッチリと契約をして新しいラインを立ち上げたということになる。
この体制がいつまで続くのかはわからない。
好調なら中長期にわたって続くだろうし、売れ行きが大したことがなければ案外短く終わるのかもしれない。

実物を初日にほぼ全型見た感想だが、昨年秋冬の「&ルメール」の方が良かったなあ。というのが正直な感想である。今、定価で買わなくてはならない物は何一つなかったと感じる。
値下がりするまで待てばよいと思う。
もし、売り切れたってそれほど惜しくはない。

人気ブロガーのMB氏は、昨年秋冬のルメールを100点とすると、今春夏が80点で、今秋冬のユニクロUは70点と評されているが、まあ妥当な評価だろう。
30点という点差が適切かどうかは人によって異なると思うが、昨年秋冬、今春夏、今秋冬の順に商品が良いというのはほとんどの人が納得するのではないか。

http://www.neqwsnet-japan.info/?p=10234

その中でも「定価で買っても良いかなと思えるアイテム」を挙げるとするなら、みなさんならどれを選ばれるだろうか?

筆者はブロックテックのトレンチコート(定価9990円)を選ぶ。

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シルエットはダボっと大き目で、トレンドのラインではないし、生地もちょっと固めだが、ブロックテックという透湿防水の機能素材を使っている点である。
ユニクロの通常のブロックテックパーカは7990円が定価なのだが、2000円アップだけしか変わらないので、これが最優秀商品ではないかと判断した。

シルエットが大き目なのはワンサイズかツーサイズダウンして着れば何とかなるのではないかと思う。

もう1点挙げるとするなら、ウルトラライトダウンコンパクトジャケット(6990円)である。

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通常のウルトラライトダウンよりも1000円高いが、単体のアウターとしても様になるデザインが施されているのと、袖口がリブになっており、インナーとしても活用しやすい。
通常のウルトラライトダウンよりもデザイン的な工夫がなされている。


一方、山田耕史さんはこのトレンチの評価点が低い。
シルエットがダボっとしすぎているのが気になるようだ。
http://t-f-n.blogspot.jp/2016/10/uniqlo-u.html

彼が挙げるのはコットンツイルイージーパンツ(3990円)である。

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クライミングパンツのようなイージーベルトが内蔵されている。
ここが気に入ったようだ。

山田さんとは何度かお目にかかっているが、スポーツ系ファッションがお好みである。
クライミングパンツ的なデザインは山田さんにとってはお気に入りのポイントといえるだろう。

筆者がこれをあまり評価しなかったのは綿100%素材でストレッチ混ではないからだ。
ある程度細身シルエットにまとめられたズボンでノンストレッチ素材というのは穿いていて苦痛だからだ。

どうもルメール氏はストレッチ混素材が好きではないようで、昨年秋からの&ルメールでもズボンはほとんどがノンストレッチ素材だった。
今春のイージーパンツやショートパンツなんて990円とか790円にまで値下がりして投げ売られていたが、結局買わなかった。綿100%素材だったからだ。
それほどに筆者はノンストレッチ素材のズボンが嫌いだ。


まあ、ユニクロUの評価はそんな感じである。


年末年始に値下がりすればセーター類なども買うかもしれないが、それまでは静観である。
先に挙げた2品番をどうするかで迷っている。
買おうか、買うまいか。
値下がりするまで待つべきか否か。

まあ、そんな感じである。

あとはユニクロがこのラインをどれほど大量に作りこんでいるかどうかだ。
極度に「機会損失」を恐れる柳井正会長は、おそらく大量に生産していて、とくにシャツ、カットソー、セーター類は確実に余って投げ売られると見ている。
そのときにいくつか買うかもしれない。
でもライトオンの投げ売り品とか、ユニクロの通常ラインの値下がり品の方が魅力的かもしれない。

そんな軽い感じで10月の3連休に突入して原稿を書きたいと思う。







一勝九敗 (新潮文庫)
柳井 正
新潮社
2006-03-28



今のままでは、ユニクロは商品価格を永遠に上げられない

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 約3か月遅れで、ユニクロアンドルメールのキャンバススリッポンシューズを買った。

理由は昨日1990円(税抜き)に下がったから。
大人気だった黒を手に入れた。
細身に作られているので、サイズはいつもより大きめの28・0センチ。これ以上大きいサイズはこの商品にはない。

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何度か着用してみて、調子が良ければダダ余りしている白も買ってみようかと思う。
1990円だし。

バリバリのビジネススーツに合わせるのは疑問だが、それに類した服装には合わせられる。
ちょっと生地が薄いかな?と思う。
これは別に綿花の使用量をケチったわけではなく、細番手糸を使ってキャンバス生地を織ったからではないか。
おそらく耐久性はそれほどないだろう。

合繊を使えば耐久性は向上するが、それはおそらく商品の開発趣旨から外れるのではないか。

それはさておき。

値上げに失敗して昨年末くらいから如実に値下げしているユニクロ。

品質と価格のバランスでいえば、現在よりも300~500円くらい上げても良いかもしれない。
物によっては1000円くらい上げることも可能だと思う。

しかし、嗜好性が多分に加味される衣料品の場合、品質とデザインだけでは価格を決められない。
そこに「ブランド力」とか「ステイタス性」が加味される。
「ユニクロ」というブランドに7990円のジーンズをどれだけの消費者が求めているかという点である。
もちろん、ユニクロがかつてのような「ユニバレ」を恐れるような、安物ブランドではなくなっているのは事実である。

けれども、エドウインと同等の7990円のジーンズが並ぶようなブランドだと多くの消費者が認知していないのも事実であろう。
ユニクロに3万円のカシミヤセーターを求める消費者がどれだけいるのか?
1万円のワイシャツがユニクロに並んでいたらほしいと思うか?

ユニクロというブランドは、日本人にとっては、比較的品質の良い商品が低価格で買えるという認識のブランドではないか。
低価格から外れるような価格設定の商品はなかなか売りにくい。
なぜなら、消費者が「そういうブランド」だとは認識していないし、「高価格でも買える」「高価格でも買いたい」という固定客をつかんでいないからである。

これまでの販売戦略ではそういう固定客は獲得できなかったからだ。

販売価格を上げるということは、これまでの固定客を捨てて新しい固定客を捕まえるという作業である。

物事はなんでも上を見すぎても下を見すぎてもキリがない。
現在、ユニクロには1990円くらいのズボンが売っているが、筆者やそれなりに洋服の好きな人はこれは「妥当」とか「コスパが高い」と認識するが、これを「高すぎる」と見ている消費者は実はかなり多くいる。

極限デフレ都市・大阪で店頭に立っているからそう感じるのかもしれない。
在庫処分のバッタ屋でズボンを買いに来るお客の多くは1990円のズボンは「高い」と思っている。
中にはたまたま通りがかって590円とか190円とかのズボンを「びっくりするくらい安い」と言って買ってくれるお客もいるが、そうでないお客も多い。

在庫処分だから色・柄・サイズは不揃いに決まっている。
在庫処分屋で色・柄・サイズがそろっていると思うほうがおかしいのだが、それを求めるお客は予想以上に多い。
そういう場合は、「ユニクロに行けば色・柄・サイズが1990円でそろいますよ」と言うが、それは嫌なのだそうだ。
なぜなら「高いから」である。

価格競争をするということは、こういう層を顧客化するということである。

逆に価格を上げるにはこういう顧客層はまったく不要で、もっと高所得者層を捕まえなくてはならない。
それを捕まえるには「ステイタス性」がなくてはならない。

今のユニクロにはそれだけのステイタス性は残念ながらない。
同グループでもセオリーにはそれがある。

ユニクロはステイタス性の構築を自ら破壊しているような部分がある。
今回のユニクロアンドルメールのスリッポンシューズもそうだ。
4月の下旬に発売されるや否や、大変な反響で大きいサイズは売り切れ店が続出していた。
とくに今回買った黒はどの店舗もほぼ完売で、23センチなどの小さいサイズしか残っていなかった。
オンライン通販でも2日後には25センチ以上の大きいサイズが完売していた。

おそらく男性の需要が多かったのだろう。
白は残っていたが、それでも店頭では白を買う人も多く見られた。

本来、ブランドのステイタス性を高めるならここで完売にしておくべきだった。

けれどもユニクロの宿病ともいうべき「欠品させない」マインドが働いて、翌週か翌々週にはオンライン通販には全サイズ補充され、店舗にもある程度のサイズは補充されてしまった。

こうなると、もうあとは値下がりを待つだけである。
ブランドのステイタス性には本来、希少性が含まれている。
ブランドの売り上げ規模によって希少性が意味するところの数量は格差があるが、どの規模でも欠品させなくなってしまえば、消費者が感じる希少性はほぼゼロになってしまう。

それは「いつでもある商品」になり、無理に「今買わなくても良い商品」と認識されてしまう。

このスリッポンシューズの場合もそうだ。だから筆者は1000円値下がりするまで待った。
ユニクロの性格からすると必ず売れ残り商品は値下げするからだ。

同じ失敗をかつて+Jでも経験している。

ファーストシーズンは並んでまでファッション好きが買って完売店舗も多かったが、次のシーズンからは供給量を増やしたのだろうか、売れ残りが多く発生するようになった。
当然、お得意の値下げ投げ売りになる。
3シーズン目からは通常のユニクロ商品と消費者の見る目は変わらない。値下げまで待てば良いのである。
実際、筆者も+Jの商品を何枚か持っているがすべて値下げされてから買っている。

今回のルメールもいくつか買ったが定価で買った物は一つもない。
筆者は絶対にユニクロを定価で買うことはない。

この「欠品させない」というやり方を貫く限り、永遠にステイタス性は上昇しないし、販売価格を上げることはできない。

例えば、ユニクロの通常ラインは現在と同じやり方で、コラボラインだけを売り切れ御免にすることはそれほど難しいことではないと考えられる。
そうすれば通常ラインは今の顧客層と変わらないが、コラボラインに関しては今とは違う顧客層を獲得できるようになる可能性が高い。H&Mなんてまさにそのやり方で1つの店舗で異なる顧客層を獲得している。

なぜそのやり方を真似ようとは思わないのか不思議でならない。

筆者は、「人間には無限の可能性がある」という考え方は単なる絵空事だと思っており、好まない。
どんな人間にも限界がある。というか人間なんて限界点だらけの生き物である。
「欠品させない」というやり方に固執するのが柳井正会長の限界点だと見ている。
このやり方に固執する限り、ユニクロは永遠に価格を上げることはできないだろう。

投げ売り目当ての筆者からすればうれしい限りではあるが。
筆者のためにもどんどん投げ売り品を発生させてもらいたい。
よろしくお願いしまーす。(´∀`)









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