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南充浩 オフィシャルブログ

2017年4月 の記事一覧 : 20件

日登美の新社長にお会いしてきた話

2017年4月28日 企業研究 0

 今日は日記みたいな感じで。 先日、久しぶりに日登美の展示会にお邪魔した。 日登美は百貨店向けのメンズパジャマとシニアメンズカジュアルのメーカーだ。 驚いたのが昨年10月に日登美の図師雅文・前社長が急逝されたことだ。 その半年くらい前に大阪展示会でお会いしていたので、ちょっと驚いたのだが、業界紙の報道によると交通事故とのことだった。 もうかれこれ、20年前か

製造加工業者は「物作り」と同じ熱量を「販促」にも費やせ

2017年4月27日 産地 0

 下請け受注の減少から、自社オリジナル製品の開発を始めた製造加工業者は少なくない。 今では産地企業のブランドも珍しくない。 しかし、その多くはなかなかうまく離陸しない。 その理由は大雑把にいって2つある。 1、商品自体のデザインが良くない 2、商品は良いが売り方・見せ方・伝え方・パッケージが良くない この2つある。 1が起きる背景には、デザインという「形のな

入店客数の増減によって売上高を増やす施策は全く異なる

2017年4月26日 考察 0

 今日は、基本的なことを復習がてら。 そんなこと言われなくてもわかっている方は時間が無駄なので飛ばしていただきたい。 4月からまた月に何度か専門学校へ講義に行くことになったが、計数管理の授業で、入店客数について説明したとき、ふと、基本的なことを思い出した。 入店客数の減少はその店、ブランドから顧客が離れているという状態であるということを。 だから、売上高の減

バッタ屋について

2017年4月25日 お買い得品 0

 各社の不良在庫を格安で引き取ってきて、安く売る店を俗に「バッタ屋」と呼ぶ。 丁寧にいえば在庫処分屋といえるが、業界ではバッタ屋と呼ばれる。 子供のころから周りでは、ブランドのコピー商品などを「バッタもん(物)」と呼んでいたが、バッタ屋と語源は同じあろうと考えられる。 ところでここでいうバッタとはなんだろう? 昆虫だろうか? バッタ屋の語源についてググってみ

レナウンの低価格ブランド計画は「隣の芝生」が青く見えただけでは?

2017年4月24日 企業研究 0

 また今年も月に何度かのファッション専門学校での講義が始まったのだが、若い人たちとの業界認識の差に驚かされる。 何かの話の拍子にレナウンという企業を取り上げたのだが、10人くらいの新1年生は全員、レナウンという社名を知らなかった。また2年生もレナウンという企業名を知らなかった。 身の回りの少人数に対する調査なので「若者全体」に敷衍することは難しいが、レナウン

カネもアイデアも知名度もない企業はEコマースでも売れない

2017年4月21日 ネット通販 0

 実店舗での洋服販売不振を受けて、猫も杓子も「EC強化」を打ち出しており、あんまり詳しくなさそうなコンサルと称する人は安易に「EC強化」「ネットショップ」を勧めてくる。 本当に最近の猫と杓子は「EC強化」か「大草直子」かである。 アメリカでは大量の実店舗閉鎖、商業施設閉鎖が相次ぎ、その要因はECの拡大だとされており、日本でも何年か後にはそれに類した(完全に同

過剰な「モノづくり神話」を創作することは、かえって製造加工業者をミスリードする

2017年4月20日 産地 0

 国内の繊維製造加工業者を鼓舞したいと考えるなら、それはすれば良いと思う。 しかし、その鼓舞の材料に「根拠に基づかない願望」「現実に立脚しない理想」を据えることは、却って製造加工業者をミスリードするだけで有害である。 海外一流ブランドがセールを一切しない理由 日本アパレルが疲弊した「構造的な原因」とは http://toyokeizai.net/articl

安く仕入れて高く売るのが商売の基本

2017年4月19日 考察 0

 商売の基本的ルールは「安く仕入れて高く売る」である。 これは全世界・全業種共通のルールである。 出来るだけ安く仕入れて(作って)、出来るだけ高く売ることが利益を最大化するコツであることも常識といえる。 ブックオフが買い取り価格と売価の差で批判されているが、基本ルールに則っているだけである。 しかし、ブックオフが「価値なし」と判断して0円で引き取った商品を、

よくできた炎上マーケティングか?

2017年4月18日 プレスリリース 0

 昨日話題となった記事をご紹介したい。 メディア関係者や広報・プレス関係者はよくこの手の過ちを犯す。 それにしてもBuzzFeedは平均的に良い仕事をする。感服するほかない。 藤原ヒロシ先生のホテルに関する対談が噛み合ってなさすぎて冷や汗が出るレベル https://www.buzzfeed.com/narumi/sugoi-taidan?utm_term=

生徒数の減少が続くファッション専門学校

2017年4月17日 ファッション専門学校 0

 先日、あるファッション専門学校の校長と話す機会があった。 その校長によると、今年4月に大阪市内のファッション専門学校に入学した生徒総数は1000人を割り込んで900人台だったという。 この数字が正確かどうかは分からないが、全国のファッション専門学校に通う生徒総数が12000人くらいといわれているから、大きくは間違っていないと考えられる。 大阪市内の学校法人

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