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南充浩 オフィシャルブログ

2016年2月 の記事一覧 : 21件

レンタル洋服でファッション離れは食い止められない

2016年2月29日 考察 0

 若者に限らず「洋服離れ」「ファッション離れ」というのは少なからずあると思う。 一番の要因は、「低価格品の見た目が良くなったから」だと思う。 何度も書いているが、90年代中ごろまでは、量販店や低価格専門店に並ぶ服と、有名ブランド店で並ぶ服はデザイン性や色柄などの「見た目」が大きく異なっていた。 それが2000年以降、低価格商品の「見た目」(物性品質ということ

メンズパンストの着用は今秋以降へ持ち越し

2016年2月26日 お買い得品 0

 先日、激安の聖地、天神橋筋商店街で「メンズパンスト」なる商品を見つけた。 なんと3足セットで150円で売られていた。 今まで、メンズパンストの存在を知らなかったが、ググってみると日経トレンディで 「メンズパンスト」が激売れ! 病みつきになる理由は? http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20121204/1

ヘインズのTシャツで洗濯後どれくらい縮むかを試してみた

2016年2月25日 商品比較 0

 そういえば、先日、20何年振りにヘインズのパックTシャツを買った。 2枚セットで定価743円が500円に値下がりしていたからだ。 筆者が大学生当時だから今から25年ほど前、ヘインズの3枚セットのパックTシャツが大流行していた。 その当時は白が人気だったが、今回は黒を買った。黒しかなかったし、白は汚れが目立つからそれほど好きではない。 で、なぜか筆者もその当

補助金を使ったブランド化で一発逆転はあり得ない

2016年2月24日 産地 0

 ほんの3年ほど前まで各産地組合主催での、産地見学ツアーがちらほらと開催されていた。 東京を中心に、関西、名古屋あたりのアパレルメーカー社員や小規模デザイナー、一部小売店スタッフなどを対象として、それぞれの産地を見学するツアーが組まれていた。 地元での産地総合展示会も同時開催する場合もあった。 北陸の某産地でも無料送迎バスを用意したご招待ツアーがあった。 兵

デザインはアートではない

2016年2月23日 考察 0

 つい先日から、藤本貴之さん著「だからデザイナーは炎上する」(中央公論新社)を読み始めた。 これは、例の東京オリンピックの佐野研二郎氏のエンブレム問題を考察した本である。 「過剰なクリエイター(笑)擁護論」もなく、至極まっとうに佐野氏とその周辺の問題点を考察している。 読み終わったら別途感想をまとめてみたいと思う。 その中でこんな箇所がある。デザインとアート

ファッションショーに起きた収斂進化

2016年2月22日 考察 0

 バーバリーがコレクション発表時期を後倒したことが話題となっている。 バーバリー大胆「新商法」の大きすぎる波紋 半年前倒しのコレクションを廃止へ http://toyokeizai.net/articles/-/105213 ファッションブランドの新作発表の場であるニューヨーク・ファッション・ウイークの開幕を目前に控えた2月5日。英高級ブランドのバーバリー

100枚中10枚が定価で売れれば赤字にはならない

2016年2月19日 お買い得品 0

 まだ売り場には一部セール品が残っているが、ほぼ冬のセールは終わりに近づいたといえる。 1月20日くらいから各ブランドとも一斉に投げ売りを開始したが、在庫を残すよりは投げ打った方が良いと思う。 しかし、あまりに投げ売りをすると定価設定に説得力が無くなるから諸刃の剣といえる。 2月1日から2月7日まで無印良品が「セール価格からレジにてさらに20%オフセール」を

洋服の買い上げ客数を増やすことが難しい時代

2016年2月18日 考察 0

 昨年11月、12月とユニクロの既存店売上高が減少した。 これをもって盛んに「ユニクロ失速」という記事がメディアに掲載されたが、今年1月はセールが好調で既存店売上高が伸びた。すると、その手の記事はほとんど掲載されなくなった。 まあ、メディアなんていつも現金なものである。 個人的にいえば、ユニクロの前年実績は好調だったからそれを越えるというのはかなり高いハード

インターネット通販はすでにレッドオーシャン

2016年2月17日 考察 0

 昨年夏ごろから、このブログもアマゾンのアフィリエイトを貼りつけるようにした。 いつもの記事の最後に出てくるのがアマゾンのアフィリエイトである。 これを貼りつけるようになってから、アマゾンの衣料品の通販をときどきぼーっと眺めるようになった。 何を今更と思われるかもしれないが、見たこともないブランドで溢れかえっている。 その多くは低価格品だ。 通常、百貨店、フ

製造方法の提示が効果的な販促になるとは限らない

2016年2月16日 考察 0

 最近は、使用素材とか製法とかを下げ札に書いて、その価値を消費者に伝えるブランドが増えた。 何もしないよりはした方が良いとは思うが、正直なところ、すべてに販促効果があるわけではない。 まるで効果のないものも多い。 その中の一つに筆者はホールガーメントがあると思っている。 いわゆる、無縫製のセーター類である。 通常のセーターは袖や身頃が縫製されているが、ホール

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