なんちゃってランナーの冬用としては220円の手袋で十分だと思ったという話
2022年12月20日 お買い得品 2
値段だけではない物の買い方というものは確かにある。
行きつけのスーパー万代だと、バナナがだいたい3種類くらいの値段がある。最安値はその日によって異なるが、安い時で98円、最近だと通常128円か158円である。そして178円があり、198円がある。ときどき200円以上のバナナもある。(いずれも1房価格)
当方はもっぱら98円か128円しか買わないが、もしかすると中には「少し高いけど美味しい」という理由で198円を買い続けている人もいるかもしれない。
また同じバナナ1房でも「味」を重視して、違うスーパーで298円とか398円を買っている人もいるかもしれない。
しかし、いくら美味しくてもサステナブルでも1房1000円のバナナをわざわざ買う人は少数派だろう。これだけ高い物をわざわざ買う人は少ない。
だから高いバナナを売る店はその少数の人に買いに来てもらえば成り立つ経営スタイルを取るべきだということになる。
客単価は高いから1店舗あたりの売上高は高いかもしれないが、販売できる数量は多くない。また、1房1000円のバナナを欲しがる人はどこの地域にでもいるかもしれないから多店舗展開はありだろうが、どこの地域でも見込客数は少ないから多店舗化にも限界はある。各大都市とその近郊に1店舗ずつくらいが最大限だろうか。あとはネット通販でちまちまと対応するのが最適ではないかと思う。
洋服や服飾雑貨品も基本的には同様の組み立てが必要だと当方は考えている。
当方がなんちゃってランナーをやり始めて11年が経過した。もうすぐ12年になる。
暑がり度が増している当方は冬に薄着で走ることにはさほど苦痛は感じないが、素手だと流石に指先が冷たい。そこで2008年頃にアーバンリサーチの展示会でノベルティでもらったウールの軍手を着用していたが、スマホが登場するようになり、さらにランニング中にポケモンGOをやるようになると、タッチパネル対応型の手袋でなくては不便だと感じるようになった。
たまたま2017年くらいにドットエスティで1000円くらいに値下がりしていてポチった合繊ニットのタッチパネル対応手袋をランニング用に使い始めた。
ポチった理由は、安く値下がりしていたことと、送料無料にするための金額合わせだったと記憶している。
5年以上も使い続けているとかなりくたびれてきたし、紛失するとか破損するとか、そういう不慮の事故が起きた際に困るのでスペアを買おうと、つい先日思い立った。
まず、ユニクロを見てみた。数年前にはタッチパネル対応の合繊ニット手袋が12月には投げ売りされていたが、今シーズンはほとんどない。というか、コロナ禍以降見かけなくなった。この辺りは在庫調整というか生産調整をかなり厳しくやっているのではないかと思う。また、現時点では値下がりしておらず1990円のままである。(5年前は12月に投げ売りしていたのに)
次に無印良品を見てみた。こちらも値下がりしている物がほとんどなく1490円である。990円に値下がりしているのは昨年物だろうか。
ちなみに当方は自転車を乗る際には、4年くらい前にユニクロで990円に値下げされて投げ売りされていた分厚いヒートテック手袋(タッチパネル対応)を気分によって2種類を使い分けている。要するに990円で2組買ったわけである。
さてどうするかと思案した。
なんちゃってランナー用の手袋に1990円とか1490円を支出するのはもったいない。コロナ禍以前のように990円に投げ売りされている物を探そうか。
で、年末大掃除用の用具を買うために100均に行く用事があって、ふと閃いた「手袋はないだろうか?」と。
ちゃっとあった。
価格は220円である。ランニングに使い続けているアダストリアのニットよりも分厚い気がする。しかもタッチパネル対応である。
なんちゃってランナー用としては機能性も価格の安さも申し分ない。即決で購入した。
世の中には、様々な嗜好の人がいる。
ルームシューズにさえ、2000~3000円かける人もいるし、それ以上の商品を使っている人もいる。一方、当方のルームシューズは近所の在庫処分屋で790円で買って来たクロックスのパクリサンダルである。別に客が来ることもないし、ましてや自宅に呼ぶ女もいない。年に3回くらい息子たちが来るくらいだが、息子たちは室内履きサンダルのブランドなど気にしない。履ければ何でもいい。
となると、790円のクロックスパクリサンダルで十分である。
ルームシューズに何千円もかける人もいるし、いても何の不思議でもないが、そういう人は少数派だろう。手袋も同様である。駅まで自転車に乗るときだけならダイソーの200円手袋でも十分だと考える人は多いだろう。逆にデイリーユースな手袋(バイク用とかは除いて)に何千円・何万円とかける人は存在するだろうが、その人口は少ない。
洋服業界人やイシキタカイ系の人は「安物は悪」と発信しがちだが、自分はそれには疑問である。バナナにせよルームシューズにせよランニング用手袋にせよすべてのジャンルで高い物を買える人など少ない。それこそ日本には5%しかいないと言われている富裕層だけだろう。それ以外の人は、自分の好みの分野にだけ高い金を払って生活しており、好みではない分野には金をかけないのである。
当方は手袋にもルームシューズにもバナナにもさほど強い興味がないから高い金を支払う気が無い。
恐らく、世間的には洋服も同様に捉えられているのだろうと思う。洋服というのは好きな人からすればたまらん物だろうが、それは当方が2万円のガンプラに感じるたまらなさと同じ趣味の範疇といえる。30万円の自転車をわざわざ買う人も何十万円のブランド服を買う人も同じである。
80年代後半のDCブランドブームの頃、90年代半ばのビンテージジーンズブームの頃、90年代後半のアムラーやマルキューブームの頃、2000年代の神戸エレガンスブームの頃などと比べると、洋服へのこだわり(いい意味でも悪い意味でも)の強い人というのは減っていると感じる。
そのあたりの需要減を冷静に見極めた組み立てが洋服業界には必要ではないか。
綿100%のカジュアルTシャツに1万円も支払える人というのは、解体匠機サザビーに19万円支払う人と同じような「趣味の人」であるということを洋服業界全体が冷静に認める必要がある。
久しぶりにNOTEの有料記事を更新しました。↓
テレビに出演してみて感じたシーインへの薄気味悪さ(個人的体験と個人的感想と)|南充浩|note
Amazonで無在庫転売されている解体匠機サザビーをどうぞ~
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南ミツヒロ的合理主義者 より: 2022/12/20(火) 4:26 PM
しかも今は「消費者100面相」といわれる時代です
クロックスもとい便所サンダルでレクサスのショールーム
にいって、お菓子はうまい棒でも、別にダサくないやや世界は違いますが、
フジパンの賞味期限切れ50円食パン愛好家の南サンが
月2~3万ガンプラに費やしても
誰も何とも思いませんそのおおむかし、服に関わる仕事が比較的手堅かったのは
「お金がある人はそれなりのカッコウをしないとダメだ!」
という固定概念があったからだと思いますレナウンやサンヨーコートはこういう時代背景があったから
あれだけ会社が伸びたのは間違いありませんけど、今ではサイフに小銭しか入ってない人でも
どこぞのゴールドカードが入ってる人でも
ウニクロGUを普通に着る時代ですコスパがどうだ抜かす層やインフルエンサ~wに煽られる
中間層もどきがいるからウニクロGUが強い訳ではない男はすでにこの構造が固まって20年
ビーサンで棒アイス喰いながらマセラティを転がしても
今ではごく当たり前の風景です怖いのは女子もそうなりつつある点なんですよね・・・
知り合いで月給手取50万なのに、カットは1500円
という人が数人います。もちろんウニクロを
ふつーに使ってますよ。けど劇団四季に毎月5万とかね
当方など部屋履きは100均一でかったのを使用
手袋はワークマンで買ったものです
奮発してサイコバニーの手袋を髙島屋で買いましたが
縫製が悪く交換をお願いしたら 代替品がなく返金してくれました
そう考えるとワークマンの猫ちゃんのプリントされた200円くらいの手袋はいいですね
無くなっても悔しさがないし すぐに補充できますからね
そういえば遙か昔 Y’sの折りたたみ傘いただきましたが
紛失盗難が怖くて ずっと未使用のままです
良い物を使える人意識高い人は 良い物を買い換える能力のある人と言うことか…