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南充浩 オフィシャルブログ

まだまだ埋もれている

2014年7月7日 未分類 0

 つい最近のことだが、カイタックインターナショナルが岡山県に自家縫製工場を所有していると初めて知った。
ひとえに筆者の勉強不足なのだが、このことは業界でもあまり知られていないように感じる。

もちろん、ジーンズ関係者のベテランの方々はご存じだろうと考えるが、衣料品業界全体に対する認知度は低いのではないか。

フル操業すれば月産1万本のキャパシティがあるというから、国内としてはかなり大規模である。

ジーンズ業界に携わる方々からもこの国内縫製工場の話題はあまり出てこない。
自家縫製工場として話題に出てくるのはエドウイン、ドミンゴ、ジョンブル、ベティスミス、ブルーウェイ、タカヤ商事くらいである。

なんとももったいない。

現在のアパレルで自家縫製工場を所有するところは少ない。
さらに自家国内縫製工場となるともっと少ない。

自家縫製工場を持つことには当然メリットとデメリットがある。
メリットばかりではない。
店頭が売れていなくても工場は回し続けないといけないので、常に生産受注を獲得しなくてはならない。
営業担当者にとっても頭の痛い問題である。

それでもこのご時世に自家縫製工場を国内に持っていることは希少価値があるといえる。

やはり広く業界の内外に知られる方がメリットがあると考えられる。

知られていないだけでこういう事例はまだまだ業界には埋もれているのではないか。
それが広く業界の内外に知られることは、ひいては企業価値を高めることにもなる。

「今季はタレントの〇〇と契約しました」とか「ファッション雑誌××とコラボ商品を作りました」ということよりも、「ン十年間、国内で自社縫製工場を運用し続けています」という方が、現在の社会情勢では企業価値が高まると考えられる。

マスコミ報道を見ていると、自家工場も持たない振り屋や生地ブローカーが「物作り企業」として採りあげられていることがある。
そういう企業がまるっきり物作り企業ではないとは言わないが、自家工場を所有し運用し続けている企業こそがもっと注目を集めても良いのではないか。

そのためには、企業側ももっと発信する必要がある。
各社にはもっと発信力を高めて、世間に自社の取り組みを知らしめてもらいたいと願う。

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