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南充浩 オフィシャルブログ

ベイクルーズストアでアウトレット品を9点買って1万円使った話

2022年6月1日 お買い得品 0

在庫を積まないために定番品を強化しろという言説があるが、衣料品においてはこの説は必ずしも正しくない。この説を唱える人は、同じ商品は毎年同じ数量売れるという前提に立っているのではないかと考えらえる。だが、外衣類のほとんどは、嗜好性が加わるので毎年同じ数量が売れるとは限らない。2~3年くらいはある程度売れるだろうが、5年以降は恐らく売れる枚数は減り始める。

肌着類や靴下などは嗜好性よりも機能性が重視されやすいため、例えばエアリズムやヒートテックが毎年だいたい同じ数量売れるという現象が起きる。

外衣類が毎年同じ数量売れにくいというのは、人間は基本的に「飽きる」動物だからである。

毎日同じ服を着ていたら飽きる。だから違う服を買ったり着たりする。

そのため、見せ球として目新しい商品も必要になってくる。目新しい商品が売り場に全く無いと客入りも鈍り、ひいては売れ行きも鈍る。その典型が今の無印良品の衣料品ではないかと感じる。

ユニクロの停滞、ジーユーの前年割れも商品が2020年以降さほど変わっているように見えないからという理由もあるのではないかと思う。

少なくとも、当方はユニクロ、ジーユーの商品に対して飽きている。2020年からあまり変わり映えしなくて買う理由が感じられない。

むろん、半袖Tシャツが590~990円に値下がりすれば何枚かは買うが、その程度である。

そんなわけで、最近はユニクロとジーユー以外のブランドで買おうという気持ちが強くなっていて、毎月だいたい4000円分アダストリアのドットエスティで商品を買っていたのだが、アダストリアしかレパートリーが無いのも何となく気乗りがしないので、先々月くらいからベイクルーズストアに手を出したことは以前から何度か書いている。

EC業界界隈では評判の高いベイクルーズストアなので、勉強のつもりで最初は覗いてみた。ベイクルーズの抱えるブランドは定価では貧乏人たる当方には手が出せない。

そうするとアウトレットコーナーがサイト内にあるではないか。

 

 

ここだと安くなっている商品はTシャツ類だと800円くらいからある。商品の説明文を読むと何年物なのかもだいたいわかるのだが2017年物、18年物、19年物なんかがゴロゴロある。

これがトレンド変化の速い時代なら使い物にならなかったが、幸い2018年くらいからトレンドはほとんど変化していない。厳密にいうと先端のトレンドは変化しているのかもしれないが、当方はそんな先端人間ではないし、先端人間になりたいとも思っていない。当方の目から見て2017年物は十分に今でも使える。

そこでアウトレットコーナーを定点観測することにした。

 

先日、思い立って1万円の予算でベイクルーズのアウトレット品で自分が着用しそうな物を買ってみようと思い立った。どれだけたくさん予算内で買えるかというセルフ遊びをやってみたわけである。

最初はこれからの季節に着用できるように半袖Tシャツをメインに買おうかと思ったのだが、半袖Tシャツはすでにたくさん持っているし、今年もジーユーで1000円未満に値下がりした半袖Tシャツをちょくちょく買っているので、それはやめて、今の時期に羽織ろうと思えば羽織れなくもない長袖などをメインにしようと思った。

そこで買ったのがこの画像の品々である。

 

・シルクニットタイ3本

・レーヨン混デニムシャツ1枚

・ウインドブレーカー紺とグリーン各1枚ずつ(計2枚)

・合繊マウンテンパーカ1枚

・縦ストライプ半袖1枚(青)

・ボーダー柄半袖セーター1枚(白)

 

の計9点である。金額は税込みで10061円となった。まあほぼ予算通りである。

そこからさらに110ポイントを使って110円引きしたので9951円(税込み)となった。

 

我ながらなかなか上手な買い物をしたと自画自賛している。(笑)

普段ネクタイを締めないのだがネクタイ自体は好きで自宅には50本以上ある。ただし、最近買うのはニットタイばかりである。フォーマル時には締めないがビジネスで偉い人に会うときなんかは締めているし、カジュアルでもアクセサリー代わりに締めることもある。

90年代のニットタイというのは、生産数量が少なかったからかやたらと高かったが、現在は東京シャツを始めとして1000円前後の安いニットタイは市場に数多く出回っている。便利な時代になったものだと思う。

1000円前後の低価格ニットタイの素材は基本的にポリエステルである。値段相応の素材使いだといえるが、このベイクルーズストアのアウトレットネクタイはシルク100%である。しかも値段は80%オフの792円である。だから思わず3本も買ってしまったわけである。あまり締めないので、定価で買うのはもったいないと感じるが、こういう掘り出し物は思わず買ってしまうのが悪い癖である。

 

 

 

悪い癖つながりでいうと、半袖の白いボーダーセーターも同様である。はっきり言って定価ではこんな半袖セーターなど買う気が無い。過去に何度か買ったが暑がりの当方には暑すぎて真夏に着用できない。かと言って秋以降は半袖で着用できないので着用期間が短い。しかし、綿100%のこのセーターは880円に値下がりしていた。これなら年に何度かしか着用できなくても惜しくはない。

 

低価格服というと、ユニクロ、ジーユー、しまむら、ワークマンあたりが国民的な認知を得ているが、アダストリアの値下げ品しかり、ベイクルーズストアのアウトレット品しかり、で現在の国内には驚くほど値下がりした「ブランド品」も数多く存在している。

ユニクロ、ジーユー、ワークマンに飽きてもほとんど同じくらいの価格で、もう少しネームバリューのあるブランド品は買えるのである。

この辺りの値下げ品を上手く活用すれば、結構楽しい買い物ライフを過ごすことができる。

 

衣料品が飛ぶように売れる時代ではないから、各ブランドともに在庫は必ず残している。ベイクルーズのように自社サイト内に「アウトレットコーナー」を作って投げ売りするというのも一つの効果的な在庫処分方である。在庫処分に悩んでいるアパレル企業は見習ってはどうだろうか?

 

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