
初めまして USと申します
2022年5月9日 告知 1
皆さまはじめまして~。
USと申します。
南さんのブログで月に1度、書くことになりました。
よろしくおねがいします。
いきなり誰やねん!という感じだと思うので、今回は簡単に自己紹介させて頂きます。
私がアパレル業界に足を踏み入れたのは大学卒業後です。
就職氷河期(学歴不足で)で希望していた会社へ就職が叶わず、服が好きだったという単純な理由で某SPAアパレル企業へ入社します。
「小売をする限りは店長を目指そう!」という想いで働き、多少の苦難も乗り越え、無事店長になれました。「次はマネージャーを!」と思いましたが、私が入社した時代はショッピングモールへの出店が全盛の頃で、同年代の店長が多く、店長より上の職責を目指すのはとても難しい状況でした。
また、当時のマネージャー達の年齢はひと回りも離れておらず、少し上の世代が組織中心で組織の代謝が起こりにくい状態でした。アパレル販売員としてはそこそこの給与とそこそこの休みがあり不満はありませんでしたが、上に行くことが望みにくい状況で、将来に不安を抱き、多くの同志は退職していきました。
それは私も例外ではなく、30代に突入し「このままずっと店長」であることに不安を感じ転職を決意します。
転職の際は南さんに相談し、「やってみても良いんじゃない!?」という温かい後押しもあり、川上業界に行くことを不安に感じながらも生地問屋に転職します。
その生地問屋では『自分の食いぶちは自分で稼げ』が合言葉でした。
つまり『客は渡さん、自分探せ』ということです。
今まで店頭で販売しかしてこなかった自分には生地を買うような会社との付き合いはあるはずもなく、スワッチを持って飛び込み営業をするしかありませんでした。
そして次第にあることに気づきます。
『口座がない会社がない』
そうなのです。入社した生地問屋はその素材においてはシェアが高く、売上もそこそこあるので口座がない会社がほぼないのです。
口座がない会社は支払条件が合わないか、商材が合わないか、なのでなかなか取引に繋げにくいです。
このご時世、先輩から引き継ぎもなく、飛び込み営業だけで簡単に売上を作れる訳でもなく途方に暮れていたところ、偶然取引先の方が「この会社に行ったらええやん!」ということで話がトントン拍子で進み現在の検査関係の仕事に就くことになります。
という形であまり強い思いも持たず、ただ服が好きで服に関わっている仕事をしたいというだけで、
店→生地問屋→繊維検査会社
と3社、渡り歩いてきました。
ただ服が好きなだけではありますが、今の仕事をしていると、それぞれの時代にもっと知っていれば良かったと、思うことがたくさんあることに気づくことがあります。
店頭での販売経験は、かれこれ10年近く前になるので現在の状況と比較すると大きく変わっていると思いますが、消費者が求めている物や事の根本はそれほど多く変化はないと思っています。
また、店頭の状況は、川中・川上の方はあまりご存知ないことも多いです。(もちろん経験があり、ご存知出る方もいます)
逆に店頭では川上.川中のことをを知る機会というのはほとんどないと思います。
両方経験した(?)わたしが、日々の業務の中で感じたことや経験した「知ってれば良かった」や「知って欲しいこと」また、日々の業務で私が感じたことを、不定期ではありますがこの場をお借りして発信していきたいと思っています。
最初の自己紹介なので取止めのない文書になってしまいましたが、今後ともヨロシクおねがいします。
それではまた来月!
USのツイッターはこちらです。
僕は生地や繊維には弱いので,いろいろ教えてもらえると嬉しいです。
・近年中国産の安価なカシミヤが沢山入って来ていたり,どこ産だか麻100%のシャツ等をよく見るようになったけれど,昔のものと比べて品質はどうなんだろう?
・最近のネクタイには「シルク+綿」とか「シルク+ウール」とか,凝った生地が時々あるけどたいてい格別高価なわけでもない。こういうの,最近技術的にむつかしくなくなったのだろうか。
・「ダウンより暖かい中綿」というのを最近聞くようになったけど,どんな繊維でホントにそんなに暖かいのかいな?
・最近一見ウールに見えるポリエステルのスーツ生地を時々見かけるけれど,あれはどういう作りになっているのか。
・・・等々。まあ御専門がよくわからないので見当違いな質問かも知れませんが。