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南充浩 オフィシャルブログ

ユニクロの1月売上速報を見て不明を恥じる

2011年2月3日 未分類 1

 昨日、ユニクロの1月度売上速報が発表された。
1月も前年割れするのではないかという自分の予想が見事に外れて、自身の不明を恥じて、お詫びしなくてはいけない。

自分が予想した以上に年始にダウンジャケット類が売れたようで、寒波襲来と値下げ効果があったと見ている。それに加えて、ある一定数量を確実に販売できる「ユニクロ」の底力は侮れないと再認識し、反省している。

ユニクロの1月度売上速報は
既存店売上高が前年比10・7%増
既存店客数が同9・5%増
既存店客単価が同1・2%増

だった。

ちなみにポイント、マックハウス、ハニーズの1月売上速報もそれぞれまとめておく。

ポイントの1月売上高は
既存店売上高が前年比1・6%減
既存店客数は同3・8%減
既存店客単価は同2・3%増

と前年微減。

メンズではカーゴパンツやチェックシャツ、プリントパーカー、ショート丈のウールコートが、レディースではチノパンツやキュロット、ニット、無地インナーTシャツ、保温素材のTシャツ、柄物ポンチョ、ストールが主力だったそうであり、今秋冬のカジュアルトレンドアイテムをすべて押さえた品ぞろえが好成績となった。

マックハウスの1月売上高は
既存店売上高が前年比2・3%減
既存店客数が同7・7%減
既存店客単価が同1・6%増

とまずまずの業績と言えるが、
珍しいことに全店売上高の方が前年割れの幅が大きい。

全店売上高は同10・9%減
全店客数は同12・0%減
全店客単価は同1・3%増

要因は、マックハウスの中の人に聞いてみないとわからないのだが、
出店0で退店6とあるから、この6店分の減収かもしれない。

ハニーズの1月売上高は
既存店売上高が前年比7・2%減
既存店客数が13・3%減
既存店客単価が7・0%増

であり、客数の低下が気になる。

上旬は冬物セールが好調だったが、中旬以降の低温で春物の立ち上がりが鈍かったというが、たしかここの企業は、12月の商況も「気温が高くて防寒が動かなかった」とコメントがあり、いつも気候頼みに終始している印象がある。

業界の大先輩であるオチマーケティングオフィスの生地雅之さんは、常々「不況のときの売上高前年割れは仕方がない部分がある。客単価の低下もありえる。しかし、客数が減少しているようではそのブランドは厳しい」とおっしゃっておられる。

生地さんのお言葉と照らし合わせて見ると、
4社中で既存店客数が増加しているのはユニクロだけである。客数が増えるということはそのブランドが消費者から「支持」されていると見なせる。
もちろん、その支持にも「ユニクロが好きだから」という積極的支持と、「ユニクロしか買えない」「ユニクロしか知らない」という消極的支持も含まれていることは間違いない。

それでも数ある低価格ブランドの中から、いかに消極的選択であったとしても、多数の消費者がユニクロを選んだということは、ユニクロの認知度の高さを証明していると言える。

今回のユニクロ商況を、一般紙や経済誌がどう報じるか楽しみである。

 comment
  • naka2shi より: 2011/02/07(月) 5:20 PM

    いつも楽しく拝見しております。
    私は、まったくファッションに興味が無いタイプでして、服はすべてユニクロ製といった御仁で、時々利用しております。
    常々思っているのが、ユニクロで老人向けの服があればなぁという点なのです。親父(75歳)の服を探そうにも、中々適当なのがなくて、困っております。
    販売されれば、結構な数のお客さんが増えそうなのですが….
    年配のお客さんが増えるほど、店舗の人員を増やさないといけない等々が、思いつく理由ですが。
    南さんのご考察を、お聞かせいただけると幸いです。

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