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南充浩 オフィシャルブログ

ネット通販の増加でオーバーサイズ人気は長く続く

2021年5月11日 タイアップ 0

新型コロナによる営業自粛や時短の影響から、衣料品のネット通販を使いだしたという人はこの1年間で幾分か増えただろう。

新形コロナ収束後は、そういう人たちはネット通販と実店舗を併用する衣料品消費になると考えられる。

かく言う自分も2017年頃まではほぼ実店舗派だった。2017年頃から衣料品のネット通販を使い始めたが、いまだに実店舗との併用である。このコロナ禍でも自分の衣料品の購入比率は実店舗7割、ネット通販3割くらいだろう。

で、ネット通販も使い慣れてきたし、ネット通販側もサイズ表記の精度が高まって、小さすぎて着られないというような悲劇はほとんど起きなくなってきたが、それでもジャストサイズのカジュアル服を買う際、ネット通販だけでは躊躇してしまう。

一方、ルーズサイズ、オーバーサイズは安心して買うことができる。小さすぎて着られないということはあり得ないからだ。ただし、こちらは似合うか似合わないかわからないというリスクは付きまとうが。

 

ネット通販が増えれば増えるほど、ルーズサイズ・オーバーサイズの流行は続くのではないかと思う。逆にマストレンドではなくなった後も一つのジャンルとして残るのではないだろうか。

例えば、現在でもベーシックアイテムの一つとして残っているスキニーパンツのように。

 

自分がネット通販で圧倒的に服を買っているのはアダストリアのドットエスティである。

アダストリアに限って言えば、実店舗利用は圧倒的に少なく、ドットエスティでの購入が8割以上を占めている。実店舗購入が多いのは、最近だと圧倒的にジーユーである。

アダストリアとジーユーに限って言えば、メンズカジュアルは年々ビッグサイズ化している感じが強いし、今春夏アイテムは昨年春夏よりも巨大化している物が多い。

 

今春、ジーユーは話題となった2つの大型コラボを発表した。

ミハラヤスヒロとアンダーカバーである。

両ブランドとも投入後2週間くらいすると値下げになるという荒業だった。そのため、ミハラヤスヒロコラボを3月・4月とたくさん買ってしまったし、先日は初めてアンダーカバーコラボを買ってしまった。

ミハラヤスヒロコラボのトレーナー、Tシャツ類は、ジーユーの本体ラインよりもサイズ感が大きく、特に半袖Tシャツは昨年夏に買ったジーユー商品よりも大きいサイズ感だった。

また、ゴールデンウィーク前には営業自粛直前の心斎橋OPA内のジーユーに立ち寄ったところ、ミハラヤスヒロコラボのシェフジャケット(実際にシェフがこんなジャケットを着ているのを見たことがないがww)が990円に値下がりしていたので思わず買ってしまった。

同時に、ジーユー本体のシェフジャケットも990円に値下がりしているのでそれも購入してしまった。

 

ミハラヤスヒロコラボのシェフジャケットは、前身頃がベージュで背面がモカ茶色の切り替えてある物、通常ラインは真っ黒を選んだ。

 

990円に値下がりしていたミハラコラボのシェフジャケット

 

990円に値下がりしていた本体ラインのシェフジャケット

 

 

どちらもオーバーサーズであることは言うまでもないが、両方を着用してみた感じでいうと、ミハラコラボの方がさらに大きめのサイズ感だった。

 

つい先日はアンダーカバーコラボの胸ファスナー付きの半袖Tシャツが990円に値下がりしたので買ってみたが、かなり大きい。商品名も「スーパービッグジップポケットT」である。

アンダーカバーコラボのスーパービッグT

 

 

 

 

ビッグサイズよりもまだ大きいスーパーである。

このほかにもアンダーカバーコラボには「スーパービッグ」の名を冠した商品がある。

 

ドットエスティも毎月2枚くらい服を買っている(送料無料の4000円にするため)のだが、メンズのカジュアルトップスでいうと、今春夏のほとんどの商品がMサイズで肩幅50センチ、胸囲120センチくらいになっている。

このサイズ感だと、当方のようなゴツイオッサンですら、Mサイズでゆとりがかなりある。

ピチピチ全盛時に比べると2サイズアップくらいしたサイズ感だといえる。

 

大きすぎるかな?という懸念はあっても「小さすぎて着られない」ということはあり得ないから、この点は安心して試着なしでネットから購入できる。

 

一方、在宅勤務とカジュアル化の増加で、スーツやそれに類したジャケットスラックススタイルだが、こちらもピチピチ全盛時と比べれば幾分かルーズシルエット化してきているが、カジュアルほどの大型化ではない。

ジャストサイズと言っても差し支えないだろう。

スーツやジャケットスラックスというジャストサイズアイテムは試着なしではいまだに怖くてネット通販のみでは買えない。

ジーユーの7000円セットアップにせよ、ユニクロの感動ジャケットにせよ、一度実店舗で試着してみてからでないと買うことができない。

ジャストサイズになるとサイズ表記の精度だけでなく、生地によっても左右される。

 

例えば、ストレッチが強く効いていれば着やすいし、ストレッチ性がなければちょっと着づらい。

また薄くて柔らかい生地なら着られても、分厚くて硬めの生地なら同じサイズでも窮屈になる。

 

だから、この辺りがパターンオーダースーツやフルオーダースーツの醍醐味の一つでもあるのだろうが、体のラインに沿ったジャストサイズ商品であればあるほど、5㎜・1㎝の違いで大きく左右されるし、生地の厚さや硬さでも左右される。

ネット注文できるパターンオーダースーツも増えているが、最初は実店舗で計ってもらってからオーダーする方が失敗は少ないだろうと思う。

また、生地のスワッチが送付されてきて選べるようなサービスもあるが、単に色とか柄だけで決めてしまうとストレッチ性の強弱や生地組成によっても動きやすさが左右されるので、実店舗で素材知識のある販売員にアドバイスをもらった方が失敗が少ない。

 

これらの点を考えると、ネット通販の増加でカジュアルのオーバーサイズ化は当分おさまらないだろうし、スーツ類というのは、ネット通販だけで完結させることはなかなかに難しいのではないかと思う。

 

 

カーハートのオーバーサイズスエットパーカをどうぞ~

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