ネット通販は絶対に価格比較されてしまう
2020年12月24日 お買い得品 3
自分は掃除と整理整頓が苦手である。
掃除をするのはめんどくさいが、一人暮らしなので代わりに誰もしてくれない。仕方なく、ときどき掃除をする。
掃除の中で一番ネックになるのが、掃除機をかけるという作業である。コンセントを刺してゴロゴロと掃除機を引っ張るわけだが、広い面積をやるときは良いとしても、こぼれた少量のゴミを吸うときには、いちいち掃除機を持ってくるということが億劫に感じる。
じゃあ、箒で掃いたらいいじゃないかといわれそうだが、完全にゴミやホコリを掃き清めるのはなかなか難しい。
そこで、以前からコードレス掃除機が欲しいと思っていて、半年から1年間くらい悩んでいた。
年末大掃除を目前にして、一念発起して、Amazonとヨドバシカメラドットコムでコードレス掃除機を検索した。
コードレス掃除機って意外に高い。汗
生まれついての貧乏性なので何万円も支払うのは絶対に嫌だ。1万円くらいなら何とかなる。でも1万円未満の方がありがたい。
あと、わけのわからん中国メーカー(Amazonに多数跳梁跋扈している)や聞いたこともないような韓国メーカーの製品は嫌である。
そんなわけで1万円未満ということでググると、だいたいアイリスオーヤマに行き着く。
一口に「アイリスオーヤマのコードレス掃除機」と言っても、何種類も機種があるし、値段もいろいろある。
スペックをよく読むと高い機種は充電時間が短く長時間稼働できる。あと吸い込んでためるゴミの容量が大きい。安いのはその逆だ。
家電の専門家ではないのであとのことはよくわからない。
で、AmazonでアイリスオーヤマのSCD-140-Bという機種が9970円で売られているのを発見して、これをポチろうかと思った。
しかし、セカンドオピニオンではないが、他のサイトも見比べてから決めようと思ってヨドバシカメラドットコムを見た。
すると10000円強で売られていて、即座に選択肢から外した。
同じ商品なら安い方で買うのが当たり前である。
で、Amazonでポチろうと思ったが、何せ10000万円弱という超高額な買い物である。慎重を期さねばならない。
そしてふと閃いて、Yahoo!ショッピングで検索すると、なんと7980円で販売している店がざっと見渡しただけで8店舗くらいある。
機種の値段だけなら同列だが、Tポイントの付与の高低差を吟味し、さらに390円プラスすると3年間保証してくれる「ウエノ電器」という店があったので、それをポチった。あと少しだけ貯まっていたポイントを使って8255円(税込み)で購入した。
Amazonが安いというイメージが先行しているが、実はAmazonよりも2000円安く販売しているネットショップが少なくない。
今回何が言いたいかというと、ネット通販というのはこういう利用のされ方をするということである。お分かりだろうか。
新型コロナによって実店舗の長期休業を余儀なくされたため、ネット通販が唯一の販路となってしまった。そのため洋服のネット通販への注目度は嫌が上にも高まった。
だが、よほどの独自商品を販売している場合を除けば、当方のコードレス掃除機を買うときのように使われるのがネット通販というものである。
実際に同じ機種が2000円も安ければ、絶対にそちらで買う。浮いた2000円で年末にガンプラが1個買えてしまう。これは大きい。
特にネット通販への取り組みに気を付けた方がよいと思うのが「仕入れ型ショップ」である。
なぜなら、広く卸売りしているメーカーから商品を調達して販売しているわけだから、コードレス掃除機のようなことが起きる。
「A」という商品が「南ショップ」では5500円で売られているのに、「田中ショップ」では3500円で売られているということが普通に起きる。
これが実店舗でかなり距離が離れているなら、ほとんど問題にはならないが、ネット通販の場合、一瞬で他のサイトへ飛ぶことができ、容易に価格比較ができてしまう。
そして、送料無料などが同条件なら、絶対に人は安い方で買う。そして浮いた2000円でガンプラを買う。
おわかりだろうか。
販路の一つとして取り組む必要はあるが、ネット通販が起死回生の逆転満塁ホームランにはならない場合がほとんどである。逆に容易に価格比較されて最安値のショップで買われてしまうということが日常茶飯事となっている。
未だに「ネット通販をやれば売れるんやろ?」というオッサン・オバハンアパレル経営者を見かけるが、それは認識が甘すぎる。「単にネット通販をやっただけ」では絶対に売れない。特に品ぞろえ型専門店は価格比較されやすいということを肝に銘じておく必要がある。
ところで、最近のAmazonはほとんど利便性を感じなくなった。特にコロナ以降、価格は他のサイトに比べると安くないことが増えた。
必然的にこの1年はAmazonでほとんど買い物をしなくなった。むろん、まだAmazonの方が安いという商品もあるのだろうが、自分が利用する商品でいうとAmazonの方が高いということが増えた。
あと、怪しいメーカーの出品や明らかに優良誤認を誘うような書き方の商品も多い。
「通販」ということでいうと、当方がAmazonを利用する旨味はほとんどなくなったと感じる。
Amazonの戦略などはもっとエラい人の論評に任せるとして、個人的には「物販より、Amazonプライムの課金やらAWSなんかのウェブサービスでカネを稼ぐ方向に転換しているのかなあ」と感じてしまう。
来年1月にはAmazonプライムの会員更新期限が来るわけだが、今年の利用度合いからすると、更新する必要はないのかなと考え始めている。4990円という会費は当方にとっては決して安くない。
プライムビデオもさほど観るわけではないし、音楽はもっと聴かない。
Amazonで9970円のアイリスオーヤマのコードレス掃除機をどうぞ~ Yahoo!ショッピングより2000円高いけど
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sakeparadise より: 2020/12/25(金) 8:09 AM
さあ年賀状→まさかのPCプリンター故障
購入希望商品が量販店ネットショップで軒並み品切れ中の為、十分価格し、クーポンも利用してヤクオフで購入。
上手な買物だったと自己満足も束の間、開封したら まさかのインク欠品。
おわかりだろうか(南さん風)
出品者は仕入価格に利益+送料を乗せて 送料無料価格 としで出品し、インクを別に出品することで更に利益を得る。
掲載サイトを見返したら インク欠品 と記載ありなので自分のミス。
インク別買い代金を足したら、地元量販店で
より数千円高い買物になってしまった。 -
aaa より: 2020/12/25(金) 12:46 PM
「10000万円弱」本当に超高額になってますよ。
私もAmazonのプライム会員になってますが、何万円もするようなものは価格.comとかで検索しますが、1万以下くらいだと検索するのも面倒なのでAmazonにあればAmazonで買っちゃうほうが多いっすね。支払いもAmazonのほうが面倒がなくて良いですし。楽天とかヤフーだと店舗によって支払い方法違ったり面倒なんですよね。うちの妹は逆にほとんど楽天しか使わないと言ってますが、顧客の囲い込みがやはり重要なようですね。AmazonはすでにAWSのクラウドサービスが儲けの中心のようですので、小売部門は変わっていくのですかね?