個人的には大手ECサイトは使いにくいと感じる
2020年12月3日 お買い得品 3
先日、久しぶりにAmazonで服を買った。
今回は単なる雑記である。読んでお役に立つかどうかはわからない。
今年に入ってからユニクロとジーユーとアダストリアでしか服を買っていない。あとはライトオンと無印良品で数回買った程度だ。あ、あとワークマンで初めて買い物をした。
人間は飽きる動物だし、当方は飽きっぽい。
そうなると、たまにはユニクロとジーユー、アダストリア以外で服を買いたいと思って、何となくAmazonのタイムセールで服を見ていた。
そうすると、ナノユニバースの恐らくは今春物だろう。綿セーター類が2000円台に値下がりしているのがいくつか表示された。
当方が暑がりで汗っかきなのは読者の皆さんはとっくにご承知だと思うが、加齢による高血圧なのか更年期障害なのかわからないが、近年その傾向がさらに進んで、今年の11月が夏日があるほど暖かかったせいもあって、未だにウールのセーターは暑くて着られない。ダウンも無理である。
12月半ば以降に激烈に気温が下がらないとダウンもウールのセーターも着ることはないだろうと思う。
そんなわけで、当方にとっては、今が綿セーターを着る絶好の気温ということになり、ユニクロやジーユーで昔買った綿セーターをよく着ている。
そんなわけで、2000円台の綿セーターなら初めてナノユニバースを買ってみるのも悪くないと思い、小一時間各商品のスペックやサイズを調べていた。
しかし、少し前にも書いたようにAmazonのサイズ表記はまったく当てにならない。
そこで同じ商品をYahoo!ショッピングで検索し、そこでサイズ表記を見た。定かには記憶していないが、だいたい各部位で2cmずつくらい誤差があり、Yahoo!ショッピングの表記の方が少し大きいことを検証した。
Yahoo!ショッピングのサイズを信用することにしたが、価格が全然違って、Amazonの方が安かった。
当方が選んだのは綿100%のマーセライズ加工カーディガンでビビッドなグリーンである。これのLサイズをポチった。
値段がどれくらい違うかというと、Yahoo!ショッピングは5500何十円、Amazonは2475円だった。
どちらで買うかと言われると絶対にAmazonである。3000円の差は大きい。値下がりしたマスターグレードのガンプラが1個買えてしまう。
そんなわけで、Amazonでポチったら、送られてきた商品についていた値札には定価7500円と表示されており、実に70%オフの値引きだった。
ナノユニバースを例えば、ZOZOTOWNやAmazonで検索すると恐らく今春物と思われる綿セーターで70%オフが珍しくない。中には70%オフのウール合繊混セーターもあり、これは昨年秋冬物なのだろうか?それとも今秋物を投げ売りしているのだろうか?と考えてしまう。
ナノユニバースはTSIホールディングスだが、TSIはプロパー消化率を高めるという施策を採っているが、果たしてこれらの値下げ品は一体どういうことなのだろうかと訝しく思う。
その後、以前に買ったVネックのネック部分にラインが入ったウールの変形チルデンセーターに虫食いの穴が開いてしまったので、それの代用品を買おうと思って、AmazonとZOZOTOWNで「セーター」と検索したところ、目を通し切れないほどの商品数、ブランド数が表示され、20分くらい見続けていたが根気が無くなってサイトから離脱した。
コロナ禍(ウズではなく、カと読む)でネット通販が再注目されたが、果たしてAmazonのような巨大サイト、ZOZOTOWNやYahoo!ショッピング、楽天市場のような巨大モールは、サイト運営者や出店者が自負しているほど利便性が高いのかどうか疑問を感じざるを得なかった。
業界向けの大型展示会と同じである。運営者はたくさんの出展者を集めれば来場者にとっての選択肢が増えるという利便性が高まると考えて、それを吹聴するが、100コマや200コマならまだしもそれが1000コマを越えると、来場者にも負担が大きい。全部を見ることはできないし、移動距離も長くなる。それゆえに会場巡りで体力を相当に削られる。
巨大サイト、巨大ECモールも同様だと当方には感じられる。
当方は、個々の自社サイトを見る方が疲れない。
ユニクロ、ジーユー、ドットエスティでそれぞれセーターを見てもそれぞれで表示される商品数はせいぜい10か20くらいである。そこで欲しいと思う物が見つからなければ、ナノユニバースやドゥクラッセなどの自社サイトに飛んでまたセーターを検索した方が疲れない。
もちろん、巨大サイトのレコメンド機能で、思いもよらないブランドが表示されて新たな出会いが生まれることもあるが、そんな確率は個人的には今まで高くなかった。
巨大サイトで、ブランドを指名検索し、そこからさらにアイテムを絞り込めば使いやすさは感じられるが、結局のところは、フラっと流入した客を期待するよりは指名検索してもらえるような固定客を増やさなくては、検索表示の大海に沈んでしまうことになる。
未だに、アパレル業界には「大手サイトに出店すれば売れやすい」と勘違いしているアナログアパレル企業も多いが、果たしてそんな僥倖がどれほど存在するのか、経営者は一度自分で巨大サイトで服を買ってみればいい。そんな僥倖がほとんど存在しないことを身を持って知るだろう。
ネット通販薔薇色論を唱えるアナログ企業の経営陣のほとんどは、自分で巨大サイトで服を買ったことが無い人ばかりのように見受けられる。
タイムセールが終わって値段が戻っている当方が買ったカーディガンをどうぞ~
comment
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通りすがりのギャル より: 2020/12/04(金) 7:05 AM
よくコメントされている、この方ですが、なぜコンサルタントが一介の旋盤工を訴えているのかが知りたいです。
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とおりすがりのオッサン より: 2020/12/04(金) 9:45 AM
おっ、よく旋盤工と覚えてますねw
なんで訴えられたかっていうと、その小山昇って経営コンサルタントが大量に出してる書籍のAmazonのカスタマーレビューで、私が本の内容を酷評しまくったからですよ。他にもFacebookとかTwitterでも批判してましたが、Facebookとか本名なので、セミナー受講者名簿から所属会社を調べて批判やめろと脅してきたんです。それでも批判やめなかったから、訴えてきたという経緯。いわゆるスラップ訴訟じゃないんですかね。ちなみに小山の年収は1億円でセミナー等の売上は30~40億円のようですw
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大体にして経営者って、自分の立場にモノゴトを置き換えて見ようとしないですよねぇ。Amazonとかは検索すると、スポンサーがお金払った商品が上の方に出て、それに引っかかる人もいるでしょうが、慣れてる人はウザいと思うだけでそんなの買わないんですけど、スポンサー多いんですよねぇ、ああウザいw
うちの金属加工工場の二代目バカ社長は、自社Webサイトからの仕事の受注なんて全然発生していないのに、コンサル(私を訴えてる奴とは別w)に自社サイトとは別の集客用のサイトを500万も掛けて作らせちゃったりしてましたわ。もちろん、そんなサイトからは月に1、2件の問い合わせくらいしかなく、そもそも自社の仕事とちょっとズレたタイトルのサイトなので、9割方が仕事に結びつかないというアホさ加減です。しかも、アホ社長は「ホームページをスマホ対応させようか?」とか言ってきたり。「いやいや社長、仕事でインターネットを検索するのに普通スマホは使わんやろ。誰がスマホのちっこい画面で仕事の情報を検索するねん?w」とインチキ関西弁で突っ込みたくなります。なんで、日本の中小企業が今まで存続できてるのかホントに不思議w