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南充浩 オフィシャルブログ

違いがほとんど分からないのですが・・・・・

2013年8月5日 未分類 0

 フェイスブックのお友達が先日、こんな写真を上げておられた。
繊研新聞に掲載されたクールビズファッションの指南する企画で、真ん中の小さいのが変身前、両端のが変身後の姿である。

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さて、これを見てみなさんはどう感じられただろうか?

写真を見る限りにおいては、筆者は、変身前も変身後もさほど変わり映えしないように感じる。
反対に女性の方は、変身前の方がマシではないかとも感じる。

変身後のコーディネイトは百貨店で調達しているらしいが、これならユニクロでだってスーツカンパニーでだって十分にそろうではないか。
それにユニクロやスーツカンパニーでそろえたら値段は百貨店の半分以下になる。

先日、日経ビジネスオンラインに掲載された

結局、ワイシャツの下は何を着ればいいのか
宮崎俊一・松屋銀座紳士服バイヤーに聞く
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130723/251444/

について所感を書いたところ、ただならぬ反響があってビクビクしてしまった次第なのだが、この記事中でもっとも驚いた箇所が以下である。

宮崎:実は私自身、「シャツの下から男性の乳首や胸毛が透けることを不快に思う人が増えている」という話を最近になってメディアなどで知り、戸惑っているところです。私のようにイタリアでファッションの基礎を学んだ者にとっては、これは難題です。というのもイタリアでは、胸毛が透けて嫌がれることはありません。むしろ逆で、男性の中にはわざわざ植毛して目立たせようする人すらいる。同様に、「乳首透け問題」など最初から存在しないんです。

である。
ここはかなり、大衆の感覚とズレていると言わざるを得ないだろう。
男性の乳首や胸毛が透けているのは何も近年嫌われ始めたわけではなく、筆者の知る限りでは20年以上前から女性に嫌がられていた。30年以上前になるとその時分は小学生なので働く男女の好みはわからないのだが。

百貨店スタッフに限らず、ファッショニスタと呼ばれる人たちの多くは、一般大衆のファッション感覚とズレていると感じられる。もちろんそうでない方もいらっしゃるのは言うまでもないことだが。

今回の紙面企画でも、百貨店スタッフ、もしくはスタイリストの思惑と一般大衆の感覚とに大きな隔たりがあるのではないだろうか。

業界関係者がカッコイイと思っているスタイリングやアイテムは、意外に一般大衆にはカッコヨク映らないケースが多いと感じる。
今回のように「なんやあんまり変わり映えせんな」と感じたり、反対に「ちょっと奇抜すぎて日常に着用は難しいやろ」と感じたりすることが多々ある。

衣料品販売の不振は、可処分所得の減少や、ブランド数過多・商業施設過多による供給過剰など様々な要因が挙げられるが、ファッション業界関係者と一般大衆との感覚のズレも要因の一つだろう。
高度経済成長期やバブル期なら、そういう感覚が一般大衆に憧れられたのかもしれないが、現在の状況下で憧れを持つ一般大衆はかなり希少種になっているのではないだろうか。

そんなことをつらつら感じた。

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