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南充浩 オフィシャルブログ

説明しないと伝わらない

2013年5月30日 未分類 0

 以前、ご紹介したことがあるクリーニング屋さんのブログ。

クリーニング屋が伝える上手なご家庭洗濯のブログ
http://ameblo.jp/cleaning-bee/

クリーニングの豆知識や自店で可能なサービスを説明している。
豆知識を書いたからといってお客は増えない。むしろ減る。
その豆知識を使って家庭でも洗濯できるのだから。

自店はこんなことができますよ~と書いてあるのはお客からすると分かりやすい。
こちらは集客につながる。

しかし、冷静に考えてみれば現在のクリーニング業界において、特定の店だけが持つ特殊でスペシャルな技能などあまり存在しない。だいたいどの店も技能は平準化されている。
自店で可能な技能を言うか言わないかの違いである。

このクリーニング屋さんのブログに対して「あれならうちでもできるよ~」「あんなのはどの店でもできるよ~」という同業者から批判の声があるという。

そりゃどの店でもある程度できるだろう。
しかし、他店は「これができますよ」とは書いていない。
お客さんはクリーニングのプロではないから、クリーニング店はどんなことができるのかはあまりわからない。
店頭なりHPなりブログなりに書かれてあることでしか判断できない。

「あれならうちでもできるよ~」というなら他のクリーニング店も店頭に告知するとか、チラシを作るとか、HPやブログに書き込むなどすれば良いのである。

クリーニングのプロではない消費者からすると「書いてないからわからない」ということである。
しかし、プロのクリーニング店からすると「当たり前の技能をわざわざ告知するのもどうかな?」と感じるのだろう。

これって、他の業界でも同じではないかと思う。
プロは当たり前の技能をわざわざ告知する必要がないと思っている。
場合によっては「当たり前のことを書いていたら他のプロからバカにされる」と考えたりもする。

だからIT関係企業だって「そんな当たり前のシステムサービスをわざわざ告知する必要はない。他の業者からバカにされる」と考えるし、生地メーカーや生地加工場も縫製工場も同じだろう。

しかし、商売は同業他社とやるわけではない。
一般消費者だったり自分よりも工程の一段階先の業者なのである。
なら、同業他社にどう思われようが、さらに先にいる自社のお客に向かって「当たり前の技能」を告知説明すべきである。

生地メーカー、縫製工場、加工場、染色工場、紡績すべてにもう一度考え直してもらいたい部分だ。

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