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南充浩 オフィシャルブログ

今年買った商品から「コスパオブザイヤー2019」を決める(前編)

2019年12月27日 お買い得品 0

今日で仕事納めという会社も多いことだろう。

そんなわけで、今日は今年買ったお買い得品のコスパオブザイヤー2019をやってみようと思う。

買い物の傾向としては、

1、ジーユーでの購買が増えた

2、ユニクロは本体ラインでの購入が少なく、ユニクロUやアンダーソンなどのデザイナーズコラボの購入率がほとんどだった

3、H&Mで初めてお買い物をした

4、この3ブランド以外はほとんど買っていない(全くではなく、例外はいくつかある)

5、ナイキのエアマックスシリーズを3足買った

という感じだった。

 

ジーユーの購買が増えた理由をまとめてみる。

1、ビッグサイズ主流になり、サイズ感にゆとりが出たため、スマートではない中高年でも買いやすくなった

2、ユニクロにはないデザインが増え、使用素材や縫製仕様のクオリティが以前より上がった

の2つではないかと思う。

 

ジーユーは先日も、今後製造背景を変えると発表していたが、今のバランスが崩れる可能性があり、リスクの高い賭けになるのではないかと見ている。

今のジーユーは商社を始めとするODMを上手く活用しており、ベーシック一辺倒のユニクロの本体ラインと明らかに差別化できており、ユニクロの本体ラインに飽きた人を取り込めており、極めて良好な補完関係にあるといえる。

製造背景を変えると商品のクオリティも変わることが多いため、鳴かず飛ばずだった時代の「劣化版ユニクロ」に逆戻りしてしまう危険性をはらんでいる。

はてさてどうなることやら。

 

まず、挙げたいのはライトオンの英国羊毛フェアアイルセーターである。

 

 

定価4990円が1990円(税抜き)に値下がりしたときに買った。これは昨年末にわずか1000円引きの3990円(税抜き)で紺×黄色のモックネックを買ったのだが、素材のクオリティが「お、値段以上」だった。ただ、ほかの品番を買うと服が増えすぎて収納に困るので買わなかったが、年明けに1990円に値下がりしているのを見て、思わずチャコールグレー×赤のクルーネックも買った。たしかネイビーも大量に残っていたと記憶しているが、さすがに似たような服を増やしても仕方がないので、後ろ髪を引かれる思いで断念した。

かつてライトオンにいた知人に尋ねると、実はこの商品はもともと定価8990円で売るために企画製造されたものだという。

組成はウール100%で、はっきり言えば、4990円でも安いくらいの品質だった。それはそうだ、8990円を予定していたのを4990円に事前に値下げして販売しているのだから、4000円値引きされたのと同等である。

そこから1990円に値下げされたので、ほぼ製造原価ではないかと思う。

 

今年秋冬もほぼ同柄のセーターが入荷しているが、現在の価格は2990円で、品質は2990円なりである。「お、値段通り」のクオリティである。

だから今年物は買わない。これは採算度外視のスポット商品だったといえ、企画製造する側からすれば非効率極まりない取り組みだといえるが、消費者からいえば、破格のお値打ち品であり、こういうイレギュラー商品があるところが、ユニクロ以外のブランドの魅力なのだろうと思う。

このセーターはユナイテッドアローズあたりのオリジナル品だと15000円くらいの値段になるのではないかと思う。

 

次に挙げたいのが無印良品のニットスニーカーである。

 

 

これまでずっとアッパーがニット素材のスニーカーは避けてきた。雨が降ったらすぐに浸み込みそうで利便性が悪いと思っていたからだ。

一方、その利点も理解しているつもりである。ニット素材はソフトで楽だろうということは容易に想像ができる。

しかし、ナイキやアディダスは高いスニーカーが多いのでなかなか試してみようという気にはならなかった。

そんな中、無印良品のニットスニーカーが半額の2495円になったので試しに買ってみた。それが期間限定で「さらにレジにて20%オフ」になったので、買ってみた。税込みで1996円である。

 

ニット生地はコストカットの影響からかかなり薄めである。

正直頼りなくて不安だった。

そこまで冷え性ではないので、そんなに足先を冷たいと感じることもなかった。

何よりも特筆すべきは、クッション性が予想以上に良く、足の裏がこれまで所有していたスニーカーよりも格段に疲れにくいという点である。

今年秋にはナイキのエアマックスシリーズを3足買ったのだが、それまではこのスニーカーが立ち仕事の時の相棒だった。

そして、買ってから約10カ月強が経過した2019年年末だが、もう一つの特筆すべき点が見えた。

靴底(ソール)の減りが少ない点である。もっと激しく摩耗して擦り減るのかと思ったが、予想以上に擦り減っていない。

これはソールの材質も優れているのだろう。

 

現在はもう売っていないが、あと2足くらい買っておけばよかったと悔やまれる一品である。

 

3つ目はユニクロUの2018年秋冬物スエットプルオーバーパーカである。

 

 

定価3990円だったのが、春先には1990円(税抜き)に値下がりしたのを買った。かなりガッシリとしたヘビーウェイトのスエット地である。

プルオーバーパーカというのは、昔、一世を風靡したがこの10年くらいはあまり見かけなかった商品である。

トレーナーか前開きのフルジップパーカがほとんどだった。プルオーバーは90年代っぽい感じがして初老のオッサンとしては手が出しづらかった。

似合うかどうかわからない商品に3990円をつぎ込むほど当方はお金持ちではない。しかし、1990円ならまあ試してみようという気になった。

ヘビーウェイトで生地が分厚いので4月中旬以降は暑くて着られないが、これ1枚着ればトップスのコーディネイトを考えなくて済むという点は便利である。今後は安くて使いやすそうなプルオーバーパーカがあればほかにも試してみたいと思った。

 

4つ目は夏ごろに買ったユニクロの感動ジャケット+感動パンツである。

 

 

これは夏向けスーツとして買ってみた。2019秋冬は感動ジャケット+感動パンツというセットアップは販売されておらず、ストレッチウールジャケット(14990円)+ストレッチウールパンツ(6990円)という価格設定で大幅に単価を上げてきた。露骨な値上げといえる。

感動ジャケットは定価5990円が4990円に、感動パンツは3990円が2990円に値下がりしたのを買った。

合計は8400円ほどである。

組成はポリエステル85%・複合素材(ポリエステル)15%となっている。完全に合繊オンリーの服なのでメンテナンスが楽である。

チャコールグレー無地を選んだのだが、パッと見ただけで合繊100%のスーツだと見破れる人はほとんどいないだろうと思う。それほどの出来である。

ネクタイをすれば「普通のスーツ」に見える。

上下セットで定価10800円(当時)というお買い得価格だったが、これがストレッチウールセットアップになって25000円くらいに値上がりしてしまった。

果たして来年のユニクロのセットアップはどうなるのだろうか。

 

とまあ、ここまで厳選して挙げてみたが、長くなってきたので、後編に分けたいと思う。

年内のブログ更新は次回の後編を持って終わりにしたいと思う。

それでは後編で。

 

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