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南充浩 オフィシャルブログ

ここ数年、4月は比較的寒い

2013年5月7日 未分類 0

 4月の各社売上速報が発表された。

そういえば今年のゴールデンウイークは例年にも増して涼しい日が多かったように感じる。
7年くらい前には30度越えのゴールデンウイークもあったから、そのころと比べると気温は大違いである。
二酸化炭素によって温暖化云々がやかましく言われているが、実は二酸化炭素によって地球が寒冷化するという学説もあり、このあたりはまことにあやふやである。

それはさておき、各社とも4月の低気温であまり売上高は伸びなかったとしている。
しかし、思い返してもらいたいのだがこの数年4月はずっと気温が低かった。
今年始まったわけではない。昨年も4月20日ごろまで寒い日があったし、一昨年もそうだった。
なぜ、過去数年のデータを基に「寒い4月」の対策を打たなかったのか理解に苦しむ。

ユニクロは
既存店売上高が前年比3%減
既存店客数が同3・7%増
既存店客単価が同6・5%減

ポイントは
既存店売上高が前年比2・3%減
既存店客数が増減なし
既存店客単価が同2・3%減

マックハウスは
既存店売上高が前年比11・4%減
既存店客数が同12・6%減
既存店客単価が同1・4%増

ハニーズは
既存店売上高が前年比9・1%減
既存店客数が同11・5%減
既存店客単価が同2・8%増

だった。

ポイント以外はすべて客数が減っていることがわかる。
3月は衣料品販売が好調だったが、4月はそれと真逆になった。

ユニクロは昨年も4月、5月は既存店売上高が前年割れなのでそういう特性なのだろう。
実用衣料としての側面が強いので暑すぎる・寒すぎるという気温要因が売上高を左右すると考えられる。
前年実績ベースで見ると、冬と真夏が強く春と秋はそれほどでもない。
冬はヒートテックとダウン、夏は吸水速乾商品がけん引しているのだろうが、気温が暑すぎもせず寒すぎもしない春と秋はお得意の「機能商品」がそれほど求められないと考えられる。
もちろん靴下や肌着やちょっとしたカットソーなどの買い替え・買い足し需要はあるが、爆発力は無い。

マックハウスの苦戦はブルージーンズを基調とした品ぞろえにあるのではないか。
今春は例年にも増してブルージーンズの動きが鈍く、カラーパンツ・ホワイトジーンズ、レディースの花柄パンツにボトムスの売れ筋が集中している。

しかし、ジーンズカジュアルチェーン店は店頭を見る限り、ブルージーンズとベーシックな色合いのチノパン、ワークパンツの見え方が多すぎて、世間的なトレンド商品も置いてあるのかもしれないがあまり目立たない。

景気の浮揚感はたしかに感じられる部分もあるが、ゴールデンウイークが終わった5月、6月は各社とも厳しい商戦を強いられるのではないかと思う。

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