
ナイキのエアマックスシリーズを愛用するようになって考えたこと
2019年12月16日 お買い得品 0
このところ、毎月ナイキのエアクッション入りのスニーカーを1足ずつ買っている。
以前にこのブログでも書いたが、ナイキエアマックスフレア50というグレー×黒のスニーカーを9880円(税込み)で買った。これは1万円の臨時収入があったためだ。
着用して見るとやはり脚の疲れがすごく軽減されたので、グレーだけではあれなので、その次に白のナイキエアマックスオケトを買った。税込みで6590円だった。このあと400円くらい値下がりしたからちょっと悔しい。400円あれば松屋の牛めしが1回食べられたのに・・・・。
グレーと白がそろったので、黒もそろえようとして、ナイキエアマックスモーション2を買った。理由は税抜きで4675円にまで値下がりしていたからである。
この3足ともAmazonで買った。黒のエアマックスモーション2はAmazonマーケットプレイスにゼビオが出店していたもので、配送予定が15~17日になっていたのに、なぜか13日に配送されてきた。予定日より早めに送ってくるのはやめてほしい。父が入院して一人暮らしなので、当方が仕事で出かけている間は荷物が受け取れない。
で、エアマックスフレア50を着用し始めると、エアマックスシリーズしか、10歩譲ってもクッション性の良いスニーカーしか冠婚葬祭などのよほどのことがない限り履きたくなくなった。
リーボックのフューリーライトもまずまずだったが、クッション性はエアマックスの方が良い。ソールがあまり減らないという利点はあるが。
トップセラー主宰の四元亮平氏の愛用するリーボックのポンプフューリーは一度試してみたいとは思うものの、なかなか1万円にまで値下がらない。ネットで見かけた新品は最安値ですら11000円くらいしていたので、なかなか手が出せない。ポンプフューリーも脚が疲れにくいという評判なので試してみたいのだが。
今年の秋から、店頭販売などの立ち仕事をするときは、購入したナイキのエアマックスシリーズのどれかしか履かなくなった。
1日5時間以上の立ち仕事をした際、エアマックスシリーズを履くとこれまでの靴に比べて圧倒的に疲れが軽い(個人差はある)。来年50歳になるジジイなので疲れが溜まると若い頃よりもしんどい。革靴とかワークブーツでかっこを付けている場合ではなくなってきた。(笑)
で、今回はナイキエアマックスシリーズを着用してみて感じたことを2つ考えてみたいと思う。
1、スニーカーブーム?
長らくスニーカーブームと言われ、実際にスニーカーを着用している人も多い。一部のブランドの品番は高値で取引されたり、店頭で即日完売したりしている。
しかし、それは「ブーム」なのだろうか?
個人的にはファッションとしてのブームだけではないような気がしている。もちろん、ファッションとして愛好している方も多いと思うが、それだけではないと感じる。
理由は、中高年、とくに老人にもナイキやアディダス、アシックス、ニューバランス、リーボックなどの大手スポーツブランドのスニーカー着用者が増えたことである。
また昔話をして恐縮だが、40年前とか30年前にスニーカーを普段履きとしている老人はほとんどいなかった。20年前でも少なかったのではないかと思う。当方の祖父祖母は履いていなかった。
最近、父が老衰してきたこともあり、街行く老人を観察することが増えた。都心でも近所でも大手スポーツブランドのスニーカーを普段履きとしている70代は多い。何なら、靴どころか、ウェアも全身スポーツブランドである。スポーツブランドのトレーナーに防寒ブルゾン、ジャージパンツにリュックやショルダーバッグ、帽子、手袋、と全身スポーツブランドの広告塔みたいになっている老人も珍しくない。
ここまで老人層に浸透しているのは「単なるブーム」ではなく、機能面が評価されて必需品化しているのではないかと感じる。
50歳手前の初老が「楽」だと感じるということは、それ以上の高齢者はなおさら、革靴やらワークブーツよりも「楽」だと感じるのだろう。だからこそ、よほどの場合以外は、普段履きとしてスポーツブランドのスニーカーを履くようになったのではないかと思う。
「スニーカーブームに陰り?」という記事を時々見かけるようになったが、スニーカーの総需要量は恐らく今後もほとんど減らないだろう。必需品で国民靴になったのではないかと思う。
2、ブランドのターゲットに年代設定は必要?
セクシー系だとか可愛い系だとか若い人しか似合わないブランドは別として、これまでは「中高年が利用するようになったらブランドから若者が離れる」とか「中高年顧客が増えたブランドはイケてない」というのが業界内でも世間的にも通説だったと感じている。
しかし、ユニクロは学生から老人までが利用しているにもかかわらず「死ぬほどダサいブランド」とは評価されていない。ユニクロ側の努力もあったことは間違いないが、それだけでもない。
今人気のワークマンだって元々の購入者は現場のオッサン比率が高かったし、今でも高い。それが人気も手伝って若い人も買い始めていて、「クソダサい」とは評価されていない。
ジーユーも本来は若者向けだが、最近は30代~50代の入店数も増えている。
スポーツブランドも同様で、ナイキやアディダスなんかは若者にも人気だが、老人の着用者数もかなり多い。中年世代の愛用者なんかはもっと多い。
しかし、「ナイキとかアディダスなんてオッサンとかジジイが着てるブランドだから超ダサい」なんて評価はなくて、若い人も相変わらず着用している。
となると、これまでの年代別というのは徐々にあまり意味がなくなってきているのではないかと思う。
以前にもこのブログで書いたが、エイジレス化が進んでいることは間違いないだろう。
逆にエイジレス化したブランドの方が売り上げ規模を拡大しやすいのではないかと思う。
単純に購買者数だけで考えても、特定の年代向けよりはエイジレス化した方が格段に増える。売上高は客単価×購買者数でしかないから、購買者数が増えれば売上高は増えやすい。
苦戦しているブランドは、この辺りのことを真剣に考えてみてはどうだろうか。すべて活用できるとは思わないが、何らかのヒントにはなるのではないかと思うが。
税込み4675円のナイキエアマックスモーション2をどうぞ~