アパレルの生産深刻に
2010年10月8日 未分類 1
繊研新聞の9月29日付の1面に「中堅アパレル生産深刻」という記事が掲載されている。中国の生産のタイト(素材、縫製の両面)さ、国内工場の疲弊、大手テキスタイルコンバーターの組織改編の影響から、レディース中堅アパレルの生産に支障をきたしているという。
レディース中堅アパレルに限らず、繊維製品すべてのジャンルで中国生産は厳しくなる一方で、生地の果てしない値上がり、縫製ラインのタイトさ、人件費の高騰などがネックになっている。
記事中で国内生産で大きなミスが発生し「国内の生産工程の傷み具合を感じた」とあるが、のんきに「傷みを感じた」などと言っている場合なのだろうか、と疑問を抱く。
国内の生産工程が傷んだのは、工場側にも責任はあるが、アパレル側にも大きな責任がある。このコメントはまるで他人事である。
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いつも楽しく読ませて頂いています。
私は国内工場を年間まわしているメーカーの者です。
工場さんに聞いたのですが、国内に生産を振り替える際、中国工賃で話をしてくるご新規メーカーも後を絶たないそうです。
(もちろん門前払い)
理由は「中国生産前提で展示会をしたから。」だそうで。
他人事どころか宇宙人です。