新生ボブソンがインターネット通販を開始
2013年1月8日 未分類 0
そういえば、新・新ボブソンの新しいサイトが開設していた。
もちろん、かねてから告知されていた通販機能もある。
最近教えてもらったのだが、昨年12月21日から開設されていたようである。
とりあえずレディースから開始したようで、現在は7品番のみである。
筆者は検索でYAHOOを使うことが多いのだが、残念ながら、この通販サイトは検索しても上位には出てこない。
ライセンス生産されている靴類の通販サイトの方が上位に出てくる。
これも同じ方から教えていただいたのだが、通販サイト開始のリリースが掲載されているサイトもあった。
http://www.atpress.ne.jp/view/32414
これによると、
来春以降は、お客様のニーズを検討しながら新商品を開発、過去の人気アイテムを復活させる等の手法を採り、商品幅を拡充していく予定です。また、販路についても、在阪の有力百貨店様との取引を始め、旧来のお得意様との取引も順次開始し、拡充を進めてまいります。
なお、男性ジーンズの展開は、来春を予定しており、復刻モデルからのスタートを計画しています。
となっている。12月の7品番はとりあえずの手始めというニュアンスだろうか。
さて、新・新ボブソンのサイトによると、本社は旧ボブソンと同じ場所にある。
現在の従業員は5人ということなので、かなりコンパクトなサイズから堅実にスタートしたといえる。
今のところ、開始早々なのでサイトの作り方や商品の見せ方はかなり暫定的なものだろうと勝手に推測している。順次改善されていくことを期待したい。
今のままの商品の見せ方ではあまり売れないと考えるからだ。
商品をクリックすると、その商品のみのページに変わる。
大きな写真の横にさまざまなカットの写真があり、モデル着用写真もあるので、ここは分かりやすい。
しかし、商品の説明文があまりにも簡素すぎる。
素材(綿100%とか綿98%・ポリウレタン2%など)も表示されていない。
たとえば、Warmスキニーなる商品をクリックして大写しにする。
Warmとあるくらいだからきっと保温効果があるのだと思うがその効能について何も触れられていない。
これでは消費者は「きっと保温効果か発熱効果があるのだろう」と想像することしかできない。
想像力の乏しい方なら「何の効能があるのかわからない」という結果に終わってしまう。
また、この商品は裏地がチェック柄になっている。
その裏地の写真はある。けれども説明文がない。
これだと単にデザインポイントとして裏地をチェック柄にしているのか、そのチェック柄の裏地そのものにWarm効果があるのかがまったくわからない。
これではせっかくの機能商品であろう物が何も消費者には伝わらない。
さらにシルエットについても「お尻すっぽりガード」とか「お尻まわりゆったり」とかのたった一言で済ませられてしまっているのも残念である。
これは説明文ではなく、キャッチコピーに属する類のものである。
「サイドステッチ仕様(足長効果)」というのもなかなか残念だ。
サイドステッチ仕様が何故足長効果なのかがさっぱりわからない。
ジーンズに詳しい方ならおぼろげに連想できるかもしれないが、一般消費者にはその理由がさっぱりわからない。
このあたりの商品説明はまだまだ改善すべきではないかと思う。
インターネット通販では写真も重要だが、説明文も重要である。
「長すぎる説明文は読まれない」と考えるのは誤りで、実物を試着できないのだから、インターネット通販で購入する人はできるだけ詳細な説明文を求めている。
ボブソンの商品を見ると、ヤングではなく明らかにキャリア以上、ミセス向けのテイストである。
ヤング層なら、ファッションショーよろしくモデルに着せたコーディネイトを山ほど写真で見せればまだ売れるかもしれないが、キャリアやミセスになるとそうはいかない。
詳細な説明文が求められる。筆者はヤング層にだって詳細な説明文は必要だと考えている。
ともあれ、無事に通販サイトをスタートできたことは良かったと思う。
ひとまず、今後のサイトのブラッシュアップに期待したい。