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南充浩 オフィシャルブログ

10月でカジカジキッズが休刊に

2010年12月2日 未分類 0

 10月発売号をもって、関西限定の子供服雑誌「カジカジキッズ」が休刊となった。何度もいうように休刊というのは事実上の廃刊のことである。

関西密着型のストリートファッション雑誌「カジカジ」の子供服版だったのだが、広告収入が伸び悩んだのだと推測している。
子供服雑誌は大人向けのファッション雑誌に比べて広告収入が集まりにくい業界構造となっている。

子供服アパレルを主要顧客と考えると、業界規模が小さすぎる。
例えば、ミキハウスは最盛期には300億円を越える売上高があり、子供服メーカーのナンバーワンであった。しかし、反対にいえばナンバーワン企業の売上高が300億円強しかないということになる。
ユニクロは7000億円、ワールドやオンワード樫山も2000億円を越えている。いかに大人服に比べて子供服業界のパイが小さいかが良く分かる。

そして、新進メーカーは次々と生まれてくるものの、従業員3人程度の零細企業がほとんどである。子供服合同展「キッズマジックショー」には最大30社前後の出展社があるが、従業員10人未満の企業がほとんどを占めている。そんな企業が年間何百万円もの広告を出稿できるはずがない。
勢い、大手企業や老舗ブランドに頼らざるを得ないが、そればかりでは誌面としては面白みに欠ける。

こう考えると子供服雑誌はなかなか舵取りが難しい。

また流通を主役に据えても、子供服の流通は西松屋、赤ちゃん本舗、ユニクロである。いずれも低価格販売だ。
世間の大多数の消費者は、子供の成長によって毎年買い替える必要に迫られる子供服は「なるべく安く買いたい」と思っている。
これらを毎号毎号特集すると何だか安物の通販カタログみたいになってしまう。誌面のクオリティは低くなる。

こう考えると子供服雑誌は、ほんの2,3誌が存在すれば十分ということになる。

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