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南充浩 オフィシャルブログ

震災の影響がまだまだ残る4月度売上速報

2012年4月24日 未分類 0

 恒例のライトオンとジーンズメイトの4月度売上速報が発表された。

ライトオンは
既存店売上高が前年比9・7%増
既存店客数が同6・0%増
既存店客単価が同3・5%増

だった。

ライトオンによると、昨年は東日本大震災の影響から、店舗閉鎖や営業時間短縮店舗が多数発生したため今月も既存店実績更新となったが、肌寒い気候が続いたため春物の動きは鈍かったという。

ジーンズメイトは
既存店売上高が前年比6・6%減
既存店客数が同9・7%減
既存店客単価が同3・4%増

だった。

こちらは東日本大震災の影響には一切言及していない。

私見を述べると、昨年4月はまだまだ東日本大震災の影響で休業店舗や営業時間短縮店舗があった。
そのため、3月度よりは伸び率は鈍化しても、4月度も通常通りに全店フルタイム営業をするだけで最低でも前年実績並みでなければおかしいと言わざるを得ない。

ちなみに3月度の各社商況は当然、前年実績を更新しているが、伸び率が1%増とか2%増程度では「かなり売れていない」ということになる。
これは筆者の偏見ではなく、スポーツメーカー各社から自戒も込めて聞こえてくる声である。
「3月は最低でも10%増は確保しないと」というのが主流である。

それを頭に入れて、もう一度各社の3月度売上速報を見直してもらいたい。

全国百貨店売上高ですら今年3月は前年比14・1%増である。
15年連続で売上高が減少し続けている百貨店ですらである。

余談だが、百貨店売上速報でよく「宝飾品・貴金属などの高額品が伸びた」と報道されることがある。
今年3月も「高額品」は12・0%増である。
しかし、日本百貨店協会ホームページで確認していただければすぐにわかるが、その「宝飾品などの高額品」の売り上げ構成比率はわずかに4%程度である。

売り上げ構成比4%の商品が12%増したからと言って、百貨店全体に及ぼす影響は極めて小さい。
今年3月の「高額品」は昨年度12%増して、売り上げ構成比が4・3%に伸びたという方が正しいかもしれない。
そんな「高額品」が5%増しようと10%増しようと、一言でまとめるなら「焼け石に水」である。

「高額品」の増減は消費トレンドを測るバロメーターにはなるかもしれないが、一喜一憂するほどの大きな売上高ではないということである。
マスコミ各社が何故、「高額品」の増減を必要以上に熱心に報道するのかいまだに理解できない。

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