JR大阪三越伊勢丹の「イセタンガール」の継続は理解に苦しむ
2012年3月26日 売り場探訪 0
24日の土曜日に、所用があってJR大阪駅に行った。
休日の昼間に都心に出かけるのは久しぶりである。人混みが嫌いなので、いつもはなるべく休日は都心には出かけないようにしている。
さすがに土曜日だけあって人がウヨウヨしている。ノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!
それでも気を取り直して、JR大阪駅周辺を探索してみる。
ルクアのクリスピークリームドーナツは並んでいる。
ここのドーナツは甘みが強すぎなので筆者の好みではない。なぜ並んでまで食べたい人がいるのか不思議で仕方がない。ミスドの方が美味しいと思うのだが。
ドーナツの行列を尻目に、半年ぶりくらいでJR大阪三越伊勢丹に足を踏み入れる。
以前から気になっていたのだが、節電のためだろうか?店内が暗い。暗すぎる。
全階のエスカレーター付近のライトを外してあるように思うのだが、いかがだろうか?
そのため、ただでさえ暗い雰囲気をさらに暗くしているように感じる。
負のスパイラルという感じである。
以前、知人が「平日夕方の食品売り場に客が少なく寂しい」と言っていたので、
地下2階の食品売り場を覗いてみた。
土曜日の午後2時半ということもあり、混雑はしていないがそれなりにお客の姿はある。
現時点では「寂しい」というほどではなく、ほどほどに活気もある。
それから地下1階の「イセタンガール」に行く。
付きあたりのカフェは満席近くでそれなりの客入りだが、衣料品売り場はほぼ無人である。
立ち止まる客は少なく、どちらかというと通路として利用しているように見える。
呼び込めど客入りにつながらない販売員さんたちが気の毒であった。
あくまでも体感だが、全階の中でこの時間帯は地下1階がもっとも客入りが少なかったのではないか?
(3月24日、午後2時半~午後3時の様子)
先日、JR大阪三越伊勢丹は早くも2013年から改装することを発表した。
日経新聞の記事によると
「イセタンガール」や「イセタンメンズ」などの売り場面積の3割を占める自主編集売り場は同店の特徴として面積などは現状を維持する。
ただ、扱う商品などは、より大阪の顧客層に合わせた値ごろ感のある商品ラインアップを強化する。
とのことである。
この現状で「イセタンガール」を継続する必要があるのか?と疑問に感じる。
JR大阪三越伊勢丹の現状の客層は、どちらかというと年配層である。
30分間ウオッチングした感想で言えば、30代半ば以上だろう。もしかすると40代以上ではないか。
その年代に向けた「イセタンメンズ」の継続は分かるとしても、客層とかい離した「イセタンガール」の継続は理解に苦しむ。
同じJR大阪駅にヤングレディースに強い「ルクア」と大丸梅田店があるのだから、アダルト向けに特化した方がよほど効率的である。
大丸梅田店の「うふふガールズ」にはブランドの集積量から見ても勝ち目はないだろう。
同じグループのJR京都伊勢丹は、ヤングレディース集積にこだわっていない。そのため初年度の不振から売上高が回復したのではないのか。
なぜ京都で出来たことを大阪でやろうとしないのだろうか。
今回は休日の昼間だったので、次回は平日の夕方をウオッチングしてみたい。