ホームセンターに「KITSON」のバッグが売っている。
2010年11月19日 未分類 1
大阪にはJR難波駅という駅がある。
となりにスーパーのライフとホームセンターダイキが入店しているビルがある。
このホームセンター、ダイキに「KITSON」の布製トートバッグが2000円くらいで販売されている。
通常、ホームセンターあたりで販売されるようになるとそのブランドはおしまいである。ブランドとして存在していてもステイタス製は失われる。
もともとが「KITSON」のバッグは、形状がシンプルでデカいロゴが入っているだけのものであるから、それほどデザイン性が優れているわけではない。わざわざ原宿に出向かずともJR難波の隣のビルで、しかも割安な値段で購入できる。
ツイッターで教えていただいたのだが、ビックカメラでも購入できる店舗があるようだ。ビックカメラ難波店にあるかどうかはリサーチしていないのでなんとも言えないが。
KITSONの乱売ぶりを見るにつけ、ぼちぼち欧米ファストブランドは終わりを迎えつつあると感じている。
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10年以上前からファストブランドの流行り・すたれは
あったのですが、こういう投稿が残っていると、
その過程を追えるので助かります
ブランドとは、ようするに「付加価値」です
モノツクリには技術が必要ですが、軽工業製品ましてや
日用品としての服や小物に必要な技術などたかがしれている
したがって、どこが作っても中身は同じ
すなわち機能としての価値はどれも変わりません
ではデザイン?
これも今ではすぐにパクれます
パクり元の製品を買う必要すら今はありません
コピーが誰でも作れるので
コピーしたところで大きな付加価値は見込めない
そこで、どうやって値段を取るか工夫したあげく、
ネームで高い値段が取れると踏んだのでしょう
(正確にはネーム以外差異化できる特徴がない)
けど、もともと安物である上、超・大量生産が前提だから
必然的に商品が出回り過ぎる
そうなると希少性がなくなるから、ネームの価値は
必然的に下がります
裏を返すと「あえて実物は手に取らせない」という
SHEINの手法は、販管費の節約だけではなく
希少性を保つなかなかよく考えられた手段だと思います