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南充浩 オフィシャルブログ

「骨格診断」はそれなりに論理的で再現性が高いと感じる

2018年9月25日 未分類 0

元ブルーウェイのブランド「コントライバンス」が初めてクラウドファンディングに挑戦しているので興味のある方はどうぞ~。
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とりあえず目標金額は達成したようで何よりといえる。
 
 
今日はとりとめのないファッション談義でも。(笑)
といっても、当方はシャレオツでもなんでもないオッサンなので、哲学だとか精神だとかそんなものには興味もないし、考える気もない。
ファッション雑誌やファッションアプリは着こなしの参考になるが、そのまま真似しても似合わない場合がある。これは多くの人が経験したことがあると思うのだが、当方も相当経験した。
掲載されているブランドの同じ商品の同じ色柄を買ってもイマイチ似合わないなんてことがある。ひどい場合だと全身を掲載されている商品と同じにしたってまったく似合わない。
当事者としては、「あれ?全部同じにしたのに、どうしてモデルさんほど似合わない。謎だ」と首を傾げるばかりである。
当方のファッション暦は浅くて、48歳にして25年間ほどである。大学を卒業する手前までファッションは一切興味がなかった。何度もこのブログで書いているが、大学時代は母親がジャスコかイズミヤで買ってきた1900円の量販メーカーで作られたトレーナー5着くらいで生活していた。
その当時のトレーナーが今も親父の寝間着として稼働しているから、当時の量販メーカーの服の耐久性も捨てたものではない。
たまたま、安物の衣料品販売店で働くことになったため、自分なりにちょっと身なりを変えなくてはならないと思って工夫し始めた。そこからファッション雑誌も読むようになった。
根が凝り性なので、ファッション雑誌を読みだすと夢中になり、毎月1冊買って全コーディネイトを暗記するまで何回も繰り返し読んだ。
雑誌と同じ物を買ったこともあるし(高かった・・・)、雑誌と似たような物を安い店で見つけてきたりもした(これが今の生活スタイルの源流)。
それでも似合わないときはとことん似合わなかった。
 
当時、まだ結婚していたので元嫁に「それ、激しく似合ってないで」と5回に1回くらいは突っ込まれていた。何が似合うか自分でもわからないから、興味を持ったまま、さまざまなテイストの商品を買いまくった。新発見ですごく似合う商品もあったし、ひどく似合わない商品もあった。
 
似合わない商品を買ってくると、元嫁に「なんでそんなのを買ったん?」と質問されたものだが、当方の答えは「〇〇雑誌のモデルさんが似合っていたから」だった。しかし、今、冷静に考えてみるとモデルが似合っているからと言って自分が似合うとは限らないことは簡単にわかる。
 
ファッション雑誌のコーディネイトは、コーディネイト自体としてはオシャレなのだが、それは着る人の容姿によって似合わないことも珍しくないということは、48歳の今なら理解できる。
 
不細工は何を着てもダメと言いたいのではない。体型・体格・容貌によって、似合う似合わないができる。これはどうしようもない。
以前だと顔の輪郭の形で、似合う似合わないを判断する企画もあったが、同じ丸顔でもかわいい感じの丸顔と、いかつい感じの丸顔では似合う服は異なる。容貌の老若によっても似合う服は異なる。
容貌もさることながら、体格・体型というのも大きく左右し、そしてそれは根本的には変えることはできない。
だから最近は骨格診断が流行しているのだろうと思う。これは以前の顔の輪郭とか目の形なんかよりはよほど的中率が高いと思う。

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例えばこれである。
当方がどうして体格・体型について考えるようになったのかというと、それは自分を顧みたからである。当方は枯れ枝のようなスレンダーな体型に若い頃なりたかった。いくらダイエットして痩せても理想には程遠かった。
6年くらい前に母親が亡くなった。末期のすい臓がんだったので発見後、4か月くらいで亡くなった。
母親は大柄で顔も体格も当方に似てガッチリしていた。すぐさま標準治療を開始した(これについてはまったく後悔していない。わけのわからん民間療法なんて選ぶ気もなかった)が手遅れで、抗がん剤治療も効果がなかった。
通常、抗がん剤治療を行うと痩せる。母親も痩せるには痩せたのだが、いわゆる「げっそり」とか「鶴のように」は痩せなかった。骨格が大きかったのだろう。看病をしながら、「これほど痩せてもげっそりには見えないんだなあ」と改めて感じた。
また、少し年長の友人男性が糖質ダイエットを徹底的にやった。その男性もガッチリ体型で、見る見る痩せたのだが、それでも、世間で言われるような「スマートさ」には見えなかった。これも骨格の問題だろうと横で見ていて思った。
この辺りから、人間の体格はけっこう変えられないものだと感じた。
骨格診断がすべての場合に当てはまるとは思わないが、それでも以前のファッション診断よりははるかに的中しているように思う。
また、以前のファッションメディアだとスタイリストの「謎理論」が飛び出すのがほとんどで、「結局、それはおめーの好みだけじゃねえのか」というような謎のファッション指南も多かった。テレビのワイドショーなんかではいまだにこれが多く、自分が全然おしゃれに見えないオバちゃんとか、超ベーシックな服しか着ていない映画評論家だとか、自分の着ている服の色柄の合わせ方がおかしい元デザイナーだとかが、情緒と好き嫌い丸出しで非論理的に素人さんに指南している。
これでは結局、「どこが基準で正解・不正解になっているのか」まったくわからず、指南された方も再現性がない。衣料品なんてよほどの継続定番品でない限りは、毎年入れ替わるから、次シーズンの新アイテムでは自分で組み合わせることはできない。再現性が低いものはそれはオカルトなり奇跡なりだから、彼らの指南はその類だといえる。
 
骨格診断やカラーコーディネイト診断は彼らの「気分」よりはよほど論理的だし再現性も高い。人気ブロガーのMB氏の指南もある程度、理論的でわかりやすいし再現性もそれなりに高い。
 
非論理的で再現性の低いファッション指南を掲載するメディアはますます苦戦する一方ではないかと思う。
 

NOTEの有料記事もよろしくです。
ライザップグループのアパレル事業が大きく伸びるとは思えない理由
https://note.mu/minami_mitsuhiro/n/n0200a63add2e

 
骨格診断の本をどうぞ~

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