インナーダウンでローゲージニットを箪笥の肥やしから復活させる
2011年11月14日 未分類 0
ユニクロのウルトラライトダウンで、「軽さ」を一番に打ち出す販促にはいまだに疑問しか抱けないでいる。
先日、手持ちのダウンジャケットの重量を計測してみたのだが、400グラム以下のダウンジャケットは、手に持ったときの重さも着用したときの重さも、どれもあまり変わらなかった。
もちろん個人差はあると思うが、ダウンジャケットを206グラムまで軽量化する必要性も見いだせないし、そこからさらに7グラム削って199グラムにする意味も分からない。
7グラムというと1円玉7枚分の重さであり、競技者ならいざ知らず、タウンユースであれば7グラム重かろうが軽かろうがまったく支障がない。
これまで何度も軽量ダウンはインナーに着用するものと書いてきたが、これまでのユニクロのテレビCMや販促を見ると、アウターとしての着用時の軽さばかりを強調しているため、部屋着として提案しているイオンのライトダウンの方が打ち出し方法としては正しいと感じていた。
ところで、インナーダウンってどういう着用になるのか?と疑問を抱かれる方もいるので、ユニクロの店頭マネキンからその一例をお見せしたい。
(フリースのインナーにウルトラライトダウンパーカーを着用したマネキン)
軽量ダウンの上からアウターを羽織る。
この着こなしなら、箪笥の肥やしとなりやすいローゲージニットも復活させられるだろう。
肉厚のローゲージニットの上から軽量ダウンを羽織ると動きづらいし、ダウンのシルエットも崩れる。
ローゲージニットの難点は、防風性がゼロである点なので、インナーに軽量ダウンを着るとその欠点が克服できる。
ユニクロは「アウターとして軽い」よりも「軽くて薄いからインナーに着用できますよ」とアピールした方が良かったのではないだろうか?