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南充浩 オフィシャルブログ

夏服をかっこよく着こなすには体型を整えるほかない

2017年7月25日 お買い得品 0

 当方は夏が嫌いである。
まず高気温が嫌いだし、高湿度も嫌いだ。
汗をかきやすいので、汗が大量に出るのも嫌だ。

個人的な理想の夏は、25度に温度設定した冷房のきいた部屋から外に出ずに一日中過ごすことである。

ちなみに35度を越える高気温、70%以上の高湿度の環境でありながら、冷房温度28度設定なんていう取り組みをやっているのは日本くらいで、アメリカは華氏70度(摂氏21~22度)くらいの温度設定が標準的だといわれており、ヨーロッパでもだいたい24度くらいだといわれている。

日本よりも高温高湿度な東アジア・東南アジアではもちろん欧米並みに冷房温度設定は低い。

着る物についても夏は嫌いで、メンズのカジュアルだとTシャツ、ポロシャツ、半袖シャツくらいしかない。春秋冬だと、重ね着でいろいろと楽しめるし、体型なども誤魔化せるが、夏服は誤魔化しが効かない。
それでも誤魔化す方法はあるが、春秋冬の重ね着に比べると、誤魔化し効果は些少であり、せいぜい3%~5%上乗せできれば良いところだろう。

そんなわけで、今夏はバーゲンでもほとんど服を買っていない。
靴とか時計とかバッグとか肌着とかそういう物の方に目が行く。

先日、今夏初めてアウター用のTシャツをバーゲンで買った。

無印良品で、太番手ボーダー柄のTシャツを買った。
定価で1990円だったのが、先週、やっと30%オフの1393円に値下がりした。

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無印良品は変な部分があり、店舗によって商品の値段が異なることがある。
ネットの書き込みではさらに10%オフで買った人もいるらしい。

細いボーダー柄もあったが、個人的には細いボーダー柄はあまり似合わないので、太いボーダー柄を選んだ。
黒×白と、薄グレー×白があったが、汗をかくとグレー部分が濡れて色が濃くなるので、汗かきとしてはグレー系のTシャツは夏は敬遠する必要がある。そのため、黒×白を選んだ。

2005年ごろからハリウッドセレブブームだか何だかしらないが、細番手(細い綿糸)で編んだ薄手生地Tシャツが主流となったが、汗かきのオッサンにとって、真夏の着用は適さない。
なるべく厚手生地の商品を選んで買うようにしているが、商品自体があまり存在しなくなってきた。

単に綿花の使用量をケチっているだけではないかと邪推すらしたくなるほどである。

一般に広く流通している薄手生地Tシャツはだいたい4オンスか5オンスくらいが多い。
触感だけだと最近の薄手Tシャツは4オンスくらいではないかと感じる。

汗かきのオッサンに好ましいのは、6オンス以上の商品でこれがなかなかない。
2005年以前だとけっこう厚手のTシャツは流通していたのだが、いつの間にやら消え去ってしまった。

話は逸れるが、ある生産業者によると、2005年以降、衣料品に使われている素材は随分と劣化しているそうだ。
原因はさまざまある。

1、製造の低コスト化が求められるようになったこと(業界の都合)
2、すべての原料が高値になった

が個人的には最大の要因ではないかと見ている。

1は低価格対応、もしくは価格は据え置きで利益確保のための製造コストの削減が多く求められるようになり、使用素材ももちろん低価格化しているということである。

これは洋服の販売が不振になったことから、それに対応するための業界の都合であることは言うまでもない。

2は中国、東南アジア、インド、中東などの経済成長によって、衣料品需要が拡大していることが原因である。
アパレルの世界市場規模は300兆円にまで拡大したという報道があるが、その多くは中国、東南アジア、インドなどの市場が拡大したためで、需要の増加に対して供給量が追いつかなければ価格は上がる。衣料品の原料が高騰したのも同じ理由である。

綿花や麻の栽培量は需要に比例するほど増えていないし、羊毛はさらに増やしにくい。
動物の方が植物よりも増やすことが難しいからだ。

必然的に原料価格は上がらざるを得ない。

そんな状況から2005年以降、衣料品に使われている素材のクオリティは劣化が著しいのだが、たしかにその指摘にはそう思う。

同じ価格帯で2005年までに買った衣料品と、2005年以降買った衣料品を比べてみると、明らかに生地のクオリティが違う。
2005年以降の方が合繊の配合率が高まっていたり、低密度だったり、安物くさい表面感だったりする。

だから、その業者に言わせると、2005年以降の商品しか知らない若い世代は良い素材に触れる機会が減って気の毒だという。

閑話休題。

今回の太番手ボーダー柄は太い糸が使われているため、がっしりした触感がある。
生地は期待したよりも薄い感じがするが、定価1990円という低価格を考えると仕方がない。

それにしても夏服を着ている人を見ていると、自分も含めて体型の誤魔化しようがないと感じる。

春秋冬は重ね着で体型は随分と3割増しくらいで誤魔化せるが、夏服はモロに体型が出る。

「夏服をかっこよく着こなすコツ」なんていう特集がファッションメディアに掲載されるが、実際のところ夏服をかっこよく着こなすコツは、体型を整える以外にない。

肥満や極端なガリはどうにも誤魔化しは効かない。ボディビルダーのようなゴリマッチョが良いかどうかは別として、ある程度の筋肉は必要である。
さらにいうなら顔面も整っていなくてはならない。

結局、男女ともに夏服は、顔立ちが良くて体型の整っている奴がもっともかっこよく見える。

だから、夏服は嫌いなのである。

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