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南充浩 オフィシャルブログ

読まれやすいブログを書くコツを自分なりに考えてみた

2016年8月4日 SNSについて 0

 今日は小ネタを。

今年の2月ごろに大阪で、ブログ講座を開催した。
平日昼間に設定したので、そのとき来てくれたのは7人だった。
申し込みは10人だったが仕事の都合などでキャンセルがあった。

筆者程度の人間が声をかけたのだから、このくらいの人数が集まれば御の字である。

その中で2人が現在、ブログをほぼ毎日書いてくれている。

一人は高野口産地に住む手作り作家さん、もう一人は今月からブログを書き始めた長田の靴工場の社長さん。

二人ともなかなか個性が出ていて、文章も読みやすくて、上手いな~と感心している。
このブログよりもよほど読みやすいのではないか(笑)

手作り作家さんのブログ
http://ameblo.jp/sunny-shuttle/


長田の靴工場のブログ
http://blog.livedoor.jp/masamichirontam/

SNS全盛の時代だが、まとまった発信をするにはブログが最適だと思う。
ツイッターは過去ツイートを掘り返すことは可能だが、流れて行ってしまう。
フェイスブックも同じく流れて行ってしまうし、ウェブ検索ではツイートよりも表示されにくい。
インスタグラムは画像中心だし、スナップチャットは使い方すらわからない。

となると、自社・自ブランドのことをある程度きちんと書くならブログが最適ではないかと思う。

では、読まれやすいブログについて考えてみたい。

個人的に挙げるならポイントは

1、書いている人の性格や考え方が見えやすい
2、文章が短すぎてもダメだが、長すぎるのもダメ
3、お役立ち情報が含まれていること
4、ある程度定期的に更新されていること

の4点だろうか。

通り一遍の告知や情報掲示に終始しているだけでは、人はそのブログを読まない。

「8月3日 イベントを開催します。時刻は10:00~、場所は〇〇」

こんな情報掲示だけなら何の面白みもない。
どういう目的でそのイベントを開催したのか、苦労した点はどこなのか、そういう部分が必要であろう。

次に多少テクニックの問題だが、文章の長短である。

短すぎる文章がダメであることは言うまでもないが(たまにあるのは良い)、長すぎる文章もパソコンやスマホの画面で読むのはしんどい。
ニュースサイトでも長文は嫌われる傾向にある。

だれが書いていたのか忘れたが、画面上で記事を読む場合、2ページくらいが適量だそうだ。
長くても3ページで終わらせるのが良いという。

筆者は日経ビジネスオンラインに2年強毎週連載をしていたが、その記事がだいたい2ページか3ページで終わっていた。
文字数にすると2000~3000文字。

画面に表示する文字の大きさにもよるが、このあたりの文字数が読みやすい限界だと考えた方が適切だろう。
短すぎるのもダメなので、適量は800~1500文字くらい、長くても3000字まで。
もし、3000字を越える長文になってしまった場合は、2本とか3本の記事として分割したほうが良い。
今日、前半を掲載して、明日後半を掲載するというような具合だ。

そのほうが読者も読みやすいし、PV数も稼げる。
読み手も書き手もメリットがあってどちらも損をしない。

お役立ち情報については、何度も書いているが業界には常識的でも一般人はあまり知らない情報がある。
そういう情報を書く。

カシミヤセーターは水洗いできるだとか、食器洗いのスポンジのザラザラした面でニットをこすると毛玉が取れやすいとか、そういう内容である。

意外に重要なのが定期的な更新である。
例えばこのブログは平日5日間更新である。
忙しければ週2回の更新でも良い。曜日は決めたほうが良い。
水曜と土曜とか、月曜と金曜とか。

週1回でも週3回でも同じだ。
毎日更新でも良い。

一番ダメなのが不定期更新で、不定期更新である上に一度に何本も記事をアップするのはさらにダメである。

なぜなら、不定期更新ということは読者はいつその記事を読みに行ったらよいのかわからないということである。
そして、毎日更新を確認しなくてはならない。
毎日更新されていればそれで問題はないが、不定期更新だから毎日確認しに行っても大体は空振りに終わるわけだから、読者はそのたびにガッカリする。
そしてそのうちに読みに行かなくなる。

不定期更新な上に、一度に何本もの記事をアップされればさらにめんどくさい。

その分量だけで読む気が失せる。

ブログが読まれないと嘆いてる人は案外こういう更新を無意識にやってしまっていないか?

最初は苦しいかもしれないが己を追い込む意味も込めて、更新曜日を宣言してしまってもよいかもしれない。
例えば「毎週月曜日更新」みたいな感じで。

あとはブログは慣れである。
書くことに慣れればそれなりの分量を書けるようになる。

よほどの有名人が書かない限り、ブログで一発逆転なんてありえない。
地道にコツコツ書きためるしかない。

まあ、そんなわけで自社・自ブランドのブログを始めてみてもらいたい。

そのうち、またブログ講座もやろうかなと思っているが、ここで書いた内容以上に話すこともないので、どうしようかなと思っている。(笑)

開催要望があって人数が集まるようなら、大阪か東京で秋口に開催しみたいとも思っている。
思っているだけで具体的なプランはないのだけれど。

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