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南充浩 オフィシャルブログ

6月の前半2週間は低温傾向が続くという予報

2024年6月3日 天候・気候 0

早くも5月が終わってしまって6月が始まったわけだが、当方には何の進展もない。

まあ、このまま寿命を終えるのだろうと思って傍観している。

で、気温の話だが、5月は高気温だと言われていたが「史上稀に見る高気温」というほどではなかったと感じた人が多かったのではないかと思うがどうだろうか。

あくまでも当方を基準にすると、大阪市界隈では、暑い日と涼しい日の寒暖の落差が激しかった。そのため月間を通じての高気温とはあまり感じられなかった。

もちろん、他の地域では異なる気温推移もあっただろう。

 

 

今回、6月の月間天気予報が発表された。

6月の月間予報は「気温は平年並み」とのことである。ただし、これには「平均値の罠」があって、前半2週間は平年よりも低温だが、後半2週間は平年よりも高い気温という予報になっている。この2つを足して2で割った値がだいたい「平年並み」になるというわけである。要注意である。

何が言いたいのかというと、6月の前半2週間は業界関係者が期待するほどには夏物衣料品が売れないだろうと考えられる。

これは何年か前、記憶があやふやだが、2019年~22年のどこかの年の6月のことだったが、梅雨時の気温が上がりにくく、梅雨寒の日もあって薄手長袖ジャケット類、シャツジャケット類、長袖シャツ類を店頭在庫として抱えていた店が好調に売れた。一方、半袖の盛夏物にすべてを切り替えた店はこの6月の売れ行きは振るわなかった。

この年はそれこそ史上稀に見る低気温の梅雨寒で、当方がその日の大阪市内の最高気温を確認したところ、21~22度くらいだった。さらに雨も降っていたので「半袖では寒い」と感じた人が多かったようだ。

当方ですら、日が暮れると半袖では肌寒いと感じたほどである。

 

 

今年の6月前半の2週間も似たような低気温の日が複数回あるのではないかと思っている。

衣料品販売のことを考えると、在庫品も含めて店頭をすべて盛夏物に切り替えるのは6月3週目からにした方が安全ではないだろうか。

先月の5月と似たような寒暖の落差が激しい6月前半の2週間になるのではないか。

ちなみに大阪の5月の気温と天気データである。

大阪(大阪府)の過去の天気(実況天気・2024年05月) – 日本気象協会 tenki.jp

クリックするのがめんどくさいという人のためにスクリーンショットも貼ってみる。

 

という具合になっている。

何度で暑さを感じるかというのは個人差があるし、湿度の高低や日差しの有無でも変わるが、個人的な感覚をザックリというと23度か24度から当方は暑さを感じる。22度まではまあ、涼しいと感じる。そんな感じである。

当方の個人的感覚で言うなら、5月1日、7日、8日、9日、13日、19日、31日が文句なく涼しいと感じた。中には肌寒かった日もある。気温数値を無視して体感温度だけで言うなら、28日の火曜日も土砂降りでかなりヒンヤリと感じられた。

今年5月の特色は雨が降ると気温が下がってそれまでの高気温からの落差が激しいと感じられるほど低気温になる。その低気温の日が毎週1日か2日は必ずあったことが今年5月をそれほど史上最高の高温とは感じさせなかった要因の一つだろう。また朝晩の最低気温は高くないから朝晩はヒンヤリしていて過ごしやすい。

さらに言うと、屋内での仕事や活動が多い人は日中の暑さもほとんど感じなかったのではないかと思う。

 

 

6月前半2週間の低気温というのは、5月の延長線上のような体感温度だと考えられるのではないかと思う。実際、6月1日は日中非常に暑く、6月2日も日中暑かったが、2日の夕方からヒンヤリとした風が吹いてきて6月3日の朝はけっこうヒンヤリしていた。

例年だと6月前半から高気温・高湿度に苦しんでいることが多いが、今のところは5月末からの高気温の日でも湿度が低く感じられることが多いので助かっている。

逆に4月末からゴールデンウィーク終わりまでの高温多湿の方が当方にはしんどいと感じられた気候だった。

 

 

 

通常の世間一般なら6月1日から衣替えになる。しかし、当方の個人のタンスは4月下旬の高温時に一気に半袖を増やしたものの、5月の寒暖差と湿度の低さによって完全に半袖一辺倒にはなっていない。さらにいうと、当方にとって盛夏時のヘビーローテーションとなる吸水速乾Tシャツはいまだに登場させていない。そう考えると、正直なところ、当方はまだ盛夏衣料を購入する気にはなっていない。値下がりしていたら1枚か2枚を試しに買ってみようか、そんな程度の購買意欲しかない。

もちろん、当方の感覚が全ての消費者に当てはまるものではないことは重々承知しているが、当方と同様に感じている消費者も相当数いるのではないかとも思う。

 

 

そんなわけで、盛夏物や吸水速乾などの盛夏向け高機能服に店頭商品を完全に切り替えてしまったショップは6月の前半2週間の商況は相当に苦戦するのではないだろうか。

シャツジャケット類や薄手長袖シャツ類の店頭在庫は保険として6月3週目まで残した方が賢明ではないかとおもっている。

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