残り1カ月間でできるTES(繊維製品品質管理士)試験の勉強法
2024年6月10日 考察 0
みなさんこんにちは!
USです。
先日、TES(繊維製品管理士)の資格取得にはメリットがたくさんある、という話 | 南充浩 オフィシャルブログ (minamimitsuhiro.info)を寄稿させて頂きました。
ご覧いただいた方で試験を受けてみようと思ってくださった方が一人でもいらっしゃれば光栄です。
そして、そのTES(繊維製品品質管理士)の本年度の試験日が7月14日となっており、いよいよ試験まで1カ月ほどとなりました。試験に向けてコツコツ準備をされてきた方もいらっしゃれば、日々の業務に追われ全く試験勉強ができていない方、などなど様々な方がいらっしゃると思います。
そこで、今回は日々の業務に追われ全く試験勉強ができていない方へまだ間に合う試験勉強についてご紹介させて頂きたいと思います。
ご興味のない方や必要でない方は今回のブログは読み飛ばしてください。すみません。
また、TES(繊維製品品質管理士)の勉強方法については過去にTES(繊維製品品質管理士)への道のり | 南充浩 オフィシャルブログ (minamimitsuhiro.info)でも寄稿させて頂いています。こちらも合わせて読んでいただけるとよいと思います。
さて、まず試験勉強についてご説明する前に知っておいて頂きたいことがあります。
TES(繊維製品品質管理士)試験の合格ラインは60点以上です。
60点以上点数があれば合格となります。
つまり60点以上の点数を取ることができれば合格することができます!
これを聞くと試験への心理的なハードルを低く感じることができると思います。
残り時間もかなり限られているので、合格できる60点を取るための勉強をしましょう!
(とはいうものの60点取るためには70点くらいは取れるようにしておいた方が安心です。できる方は70点以上を目標にしましょう)
TES(繊維製品品質管理士)の試験は5科目あります。
前回のブログで紹介したとおり、この資格は合格した科目を次年度に繰り越すことが可能です。(合格してから3年間は有効なので最大4年かけて取得することができます)
ですから今回は60点取得できそうな科目に絞って勉強を行い、残り科目を今後3年間かけて合格にしていく、という作戦を取ることも可能です。
限られた時間しかないので、何の科目から手をつければよいか悩んでいる方は、まず過去問を解き、自己採点の点数からどの教科に絞るかを考えてみることをお勧めします。(60点以上の可能性が高い科目から勉強しましょう)
短答式の問題が出題される「繊維に関する一般知識」「家庭用繊維製品の製造と品質に関する知識」「家庭用繊維製品の流通、消費と消費者問題に関する知識」の三科目については、以前のブログで紹介した通り暗記していくしかありません。
残り1カ月の間でできることもひたすら過去問を解き、不正解になった箇所を地道に記憶していく他ありません。
過去問を繰り返し実施し、試験当日までに過去問は100点取れるようにしてきましょう。
そして記述式試験の「事例」と「論文」ですが正直申し上げて残り1カ月でできることは多くありません。
「事例」に関しては「繊維製品の品質問題究明ガイド」の「Part2」にある「Ⅳ品質苦情の事例」について読み込みを実施し、苦情の発生と原因・対策について記載されている内容を一つでも多く覚えるようにしてください。
また、事例については余計なことを記載することで減点されてしまう可能性があります。
テストの回答は自信のあることだけを記載するように心掛けましょう。
例えば過去問を見ると、「それらの原因をどのような試験方法で確認するか、その内容を1つだけあげ、簡潔に述べなさい」などの問題があります。過去問の回答を見ると試験方法のJISの番号まで記載はありますが、JISの番号まで記憶するのはなかなか至難の業です。
試験方法が正解であったとしても、JISの番号を間違えていれば減点になってしまいます。
減点されることを回避するためにも、自信がない場合はJISの番号を記載しない方が良いです。
前述の通りこの試験はあくまで60点取ることができれば良いです。満点の解答は必要ありません。
繰り返します。満点の解答は必要ありません!
「論文」に関しては内容もさることながら読めない字で書いている(薄い・汚い・小さい)と文章を読み間違えられるかもしれません。残り1カ月という少ない時間でできることとして、基本的なことですが文章を書く上で、大きく読みやすい字で記載するようにすること。また、誤字・脱字がないようにすることができるように準備することではないかと思います。
文章を書くということは訓練が必要です。1カ月でレベルを上げることは正直非常に難しいと思います。
今からの論文に時間を費やして勉強するよりは他の科目に時間を費やして60点以上取れるようにした方がより建設的かと思います。
最後にもう一度書きますが、60点以上取れれば合格になります。
60点以上を取るための勉強(回答)をしてください!
受験されるみなさまのご健闘をお祈りしております!
以上USでした。
また次回宜しくお願い致します。