洋服の販売員が持っておくと良い繊維の知識
2024年3月11日 考察 0
みなさん、こんにちは〜!
USです。
3月になりました。
会社によっては来月から新入社員を迎えるにあたって色々なご準備をされている頃だと思います。
当たり前の事ですが、新入社員を受け入れるということは、新入社員の教育が必要であり、受け入れる体制を作る必要があります。
私は新卒者の受け入れをした経験はありませんが、中途社員の受け入れの際は重責を感じ、受け入れにはすごく気を遣った記憶があります。(迎え入れる方の人生を預かるわけですから当然ですよね。)
先日、新入社員に教育というわけではないですが「社員に繊維の知識について教育したい。何かそういう資料や良い方法はないか」という相談を受ける事がありました。
「繊維の知識」とはかなり漠然としており、困ったのでお話をお伺いするとどうやら「原材料知識」という事でしたので資料をいくつかお渡ししておきました。
時折、こういった「繊維の勉強をしたいが何から勉強したら良いかわからない」という相談を受けますが、確かに『繊維の知識』と一言に言っても多岐に渡り、幅広く何から手につければ良いか分かりにくい、といつも感じておりました。
TESの資格を取得する、などの目的ではない限りどういった仕事をするかによって必要になる知識レベルや領域が異なってくると思います。
例えば自分のことを思い返してみると、私の仕事のキャリアはお店からスタートしてますが新入社員研修では接客を中心に教育され、繊維の素材について学ぶ、という事がなかった気がします。
しかし、実際に売り場で立っていると接客技術の他に、着こなしやコーディネートの提案はもちろん、素材の知識まで求められる事がわかり「繊維のことについて勉強しないと接客できない」と感じました。
個人的に感じるお店で立つにあたり、最低限あった方が良いと感じる知識は①洗濯に関する知識②原材料の知識の2つです。
①洗濯に関する知識
最低限洗濯絵表示については理解しておいた方が良いです。
徳島県の2021年の調査で少し古いデータですが洗濯絵表示について理解しているのが全体の約3割で7割の方が理解されていないようです。
洋服に洗濯表示が付いているのにも関わらず、洗濯のことについて質問される事は意外に多く、正しく伝えないとクレームに繋がる可能性が高いです。売り場に並んでいる服が洗えるか洗えないかくらいは把握しておいた方が良いと思います。
②原材料の知識
洗濯表示に記載されている組成表示に記載されている繊維について知っておくと接客に説得力が増します。まずは自分着用している洋服の組成について調べてみる、ということからはじめるとやりやすいと思います。
他にも洗濯表示に書いている付記用語を読むことで素材の取り扱い注意や組成のデメリットを知ることもできます。
お金や特別な時間を掛けずとも普段何気なく見ている物からも繊維の勉強をすることはできるのでそこからチャレンジしてみてください!
興味を持てばそこから更に調べていけば無理なく知識を増やしていくこともできます。
以上USでした〜。