スーパーエルニーニョ現象で記録的な暖冬になりそうなのでその対策が必要
2023年10月26日 天候・気候 1
さて、天気の話である。
大阪市内の体感温度を基にすると、10月7日、8日は珍しく日中もヒンヤリした。久しぶりに秋らしい気温だと感じたが、9日以降はまた日中は気温が上昇し夏日(25度)を越える日が続いた。
そして、先日、10月20日の夕方に短時間だが激しい雨が降り、夜から翌日の21日は終日そこそこ冷え込んだ。このまま冬に突入するかと思ったが冷え込みは短く、翌日の22日日曜日からは日中の最高気温24度前後の日が続いており今に至る。
朝晩はたしかにメッキリ涼しくなった。体感には個人差があり、この朝晩の気温の低下を寒くてかなわんと感じる女性や老人がそこそこ存在することは知識として知っているが、当方の体感でいえば、たしかに涼しいがいつもの10月下旬よりもはるかに暖かいと感じる。自宅の中だと半袖Tシャツ1枚で十分である。
かなり暖冬だと感じる。
先日、11月~来年1月までの3カ月予報が発表された。
気象庁の見解は「暖冬」である。
個人的には2015年末、2019年末に続くほどの記録的暖冬になるのではないかと感じている。
通常のエルニーニョ現象ではなく、さらにその上のスーパーエルニーニョが発生しているとのことで、恐らくは記録的な暖冬になるだろう。
ただし、この動画では「基本的に暖冬だが、極短い期間に大雪が降る可能性がある」とも指摘している。
どういうことかというと、冒頭に書いた10月の大阪の気候のようなものだということだろう。
ほとんどの日が最高気温23度前後と暖かいが、7日や21日のように短期間だけ雨が降って寒くなる。この「雨」の代わりに「雪」を当てはめればよい。
ただし、その寒さと雪も長続きせず、また気温は高止まりするということだろう。
今年は「暖冬」 2015年以来のスーパーエルニーニョ発生か 11月からの3カ月予報 季節が足踏み予想(関西テレビ) – Yahoo!ニュース
「気温は高めという予想ですが、穏やかかと言われるとそうでもなくて、時折寒気が流れ込んできます。日本海側に雪を降らせる雲がどこからやって来るかというと、日本海の暖かさで湯気ができて、そこに冷たい空気が流れ込んできて発生します。今年は、時折強い寒気がやってきますので、時折大雪になる可能性があります。3カ月通すと大して降ってないように見えても、その中の何日かはドカッと降るということは十分ありますので、厄介な降り方になると思います。」
とのことである。
何度も書くように大阪市内の気温をベースに考えると、2022末~2023年2月までも基本的には暖冬だったといえるが、22年12月22~24、2023年1月下旬の1週間、この2回に短期間だが非常に強い寒波が襲来した。この2回の寒波が無ければ記録的な暖冬だったといえるだろう。
23年2月の上旬以降はすっかり暖かくなり、3月末で桜も散ってしまうかと思ったが、その辺りに多少冷え込みが来て4月頭まで何とか桜も持った。
23年12月~来年1月末にかけて、昨年度のような短期間の寒波があるかどうかで、冬物の売れ行きは相当左右されることになるだろう。
23年夏以降の秋冬物展示会をいくつかまわった結果をいうと、見聞きした範囲のブランドではほとんどが防寒アウター類の数量や型数を抑制的にしていた。
それはそうだろう。たった3日間とか1週間の来るか来ないかわからない寒波を期待して防寒アウターを大量に準備するのはあまりにもギャンブラーすぎる。
当たった時には大きいが、当たる確率は極めて低い。毎回万馬券を買うようなものだろう。
各ブランドの判断は極めて当たり前で正しい。
もう10月も終わろうとしているので、当方ですら「秋らしい服を着ようかな」と思うわけだが、日中の最高気温が高すぎるので、半袖Tシャツの上から薄い長袖シャツを羽織るのが精いっぱいである。何なら日中はその長袖シャツの袖をまくり上げていて実質半袖生活を送っている。
この調子で寒波が襲来しない場合、通常のダウンジャケットはもちろんのこと、ウルトラライトダウンジャケットすら着用せずに過ごすのではないかと思っている。恐らく、薄中綿ジャケットで当方の体感温度なら十分だろう。
インナーでもウールセーターはいうに及ばず、フリース類ですら着用できるかどうかではないかと思う。長袖シャツの上から綿セーターを着て、薄中綿ジャケットを羽織ればそれで今冬は乗り切れるのではないだろうか。寒波が襲来した時だけ、綿セーターをウールセーターかフリースに、薄中綿ジャケットを通常のダウンジャケットに取り換えればそれで済む。
こういう暖冬でもヒートテックなどの保温発熱肌着はそこそこ売れるわけだが、逆に暖冬だったら保温発熱肌着類のおかげで上に着用する軽衣料やアウター類は薄手の物で十分ということになるだろう。
日本は南北に長いので、北海道、東北、北陸、一部内陸地域などの冬はこれからもある程度は寒いだろうが、東京以西の太平洋側の大都市は暖冬・猛暑が標準になり、何年かに一度の割合で冷夏・厳冬があるかないかという気候になるのではないだろうか。
2011年か12年の冬に台湾に行ったことがあるが、冬でも暖かく、薄手ダウンジャケットを着ていたら汗が止まらなかった。多分、日本の冬はあの当時の台湾のような気温になるのではないだろうか。
心情的には今後も「冬らしい服装」を望む消費者は短期的には多いのだろうが、体感気温的には徐々に減少するのではないかと見ている。いずれ、肉厚のダウンや分厚いセーターなんて物はよほどのファッションマニアしか着用していないということになるかもしれない。
また春物・秋物を着用する期間も短縮し続けているわけだから、そろそろアパレル業界・小売業界が団結して、衣料品の売り場構成と年間の商品展開計画を見直す時期に差し掛かっているのではないかと思う。繊維・アパレル業界も小売・流通業界もナンタラ組合とかナンタラ未来塾とかナンタラ産業協会とかが乱立しているわけだから、その辺りの団体が連携してそういうことを考えてみてはどうか。
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このネタ、いちいち秀逸な分析が続きますねぇ・・・
>インナーでもウールセーターはいうに及ばず
>フリース類ですら着用できるかどうか
メリヤスの保温着とその代用品は出る幕が無いと
いや~恐ろしい事をさらっという南サンでした
>保温発熱肌着類のおかげで
>上に着用する軽衣料やアウター類は薄手の物で十分
いま、11月まじかの10/26です
私はアウターが春からずっと同じで
シャツをアウター代わりに羽織っているだけです
インナーは、夏はシルキータッチなものを
この季節はウール7%のハイネック
そして風が強い場合や夜は上にナイロンのヤッケちっくな
コートを羽織っておしまいです
もう巻物と手袋ぐらいしか冬に売るものが
ないんじゃないのかな・・・
そして全て家で洗濯できて、虫が寄らないから
保管に気を遣わず済む
良い時代になったものですが
化繊ベースでファッションに取り組めるのかどうか・・・