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南充浩 オフィシャルブログ

ナインオクロックのオーダーTシャツが開始されたので試してみた

2018年7月12日 ネット通販 0

どこもかしこもオーダーばやりで、猫も杓子もオーダーという状況になっていて、笑えるのだが、単純なパターンオーダースーツなら百貨店の催事で26800円でできてしまう。
催事の既製品スーツならなんと10800円で、イトーヨーカドーやら西友の自社スーツ並みである。
昔は百貨店催事のスーツは2着48000円とか1着20000円くらいだったのが、ここまで値下がりしているとは驚きである。
というのは、昨日たまたま阪急百貨店うめだ本店9階の催事場を覗いたところ、既製品スーツとパターンオーダーの催事をやっていた。
価格は既製品スーツが10800円~、パターンオーダーが26800円~、でもちろんそれ以上の価格帯もあるが、一番人が集まっていたのはやっぱり10800円と26800円だった。

パッと見たところ、10800円はウインドーペンの柄が合っていなかったりするが、全体的なシルエットはトレンドを押さえていて、ちゃんと着こなせばブランド物と見分けがつかない。
昔の百貨店催事のスーツはオッサンぽいモサっとした商品が多かったが、逆に今ではそういうオッサンスーツを探す方が難しくなっている。
26800円のパターンオーダーは生地が展示されていたがインビスタの機能素材「クールマックス」混の生地があり、ちょっと興味をひかれた。
10800円の麻100%スーツは買っても良いかなあと思う。
もうちょっと熟考して買いに行こうと思う。
百貨店のパターンオーダーが26800円にまで値下がりしているのも驚きで、わざわざ計測がめんどくさいZOZOSUITを着て、ZOZOの自称「フルオーダー」スーツを39900円で買う必要があるのか本当に疑問に思う。
定価30000円で、指定した場所までフィッターが出向いてきて採寸してくれて、次からはそのデータをスマホで入力して買える上に、最速1週間で完成する「カシヤマ・ザ・スマートテーラー」の方がずっと便利だし、ずっと革命的ではないかと思う。
ところで、先日、久しぶりに立ち上げを手伝ったTシャツブランド「ナインオクロック」の香取さんから連絡をもらった。
このTシャツブランドも短納期オーダーを開始したので試してもらいたいとのことだ。
もちろん、パターンオーダーである。

https://9oclock.co.jp/ordermade/

ついでにいうと、ZOZOが自社PB第1弾として発売したTシャツとジーンズだが、発表当初は「フルオーダー」と言っていたくせに、今ではサイトに「パターンオーダー」と書いてある。なぜ最初からパターンオーダーだと言わないのだろうか。詐欺すれすれではないかと思う。
Tシャツなんて生地が横に3センチくらいは優に伸びるから、そもそも「フルオーダー」なんて大げさなものは必要ないのは明白である。
ジーンズだって、いくらスキニーだ細身だといったところで、元が作業服のカジュアルパンツで、ストレッチ素材を使用していれば数センチくらいは伸びるので「フルオーダー」なんて大げさなシステムは端から必要ではない。
そういうところがZOZOの嫌いなところである。
で、早速ナインオクロックを試してみた。
2枚やってみたのだが、1枚は2年前にサンプルでもらったのと同じスムース素材、もう一枚は通常のTシャツに多い天竺素材を選んだ。
スムースはVネックのLLサイズ、天竺は深クルーネックのLサイズを選んだ。
当方は顔がデカいうえに首が短いからなるべくすっきり見えるようにネックの開きが深めのものをいつも選ぶようにしている。
ナインオクロックのオーダーはネックの深さと着丈の長さが2センチ刻みで選べるから、両方ともネックを2センチ深めにした。
いただいたサンプルは着丈が短かったので、両方とも2センチ長くした。
着丈が短いとふとした拍子にオッサンの汚いヘソが見えてしまう。オッサンの汚いヘソなんて誰も見たくないだろうし、当方もわざわざ見せたくはないので、着丈は長めにした。
注文してから2週間~3週間くらいして到着した。
サイトには最速3日、最長30日とある。
選んだ色はVネックが薄グレー、深クルーネックは紺。

両方とも着用してみた。また洗濯後、2年前にもらったサンプルと比較してみた。
着丈を2センチ長くしてみて正解だった。
オッサンのヘソは無事に守られた。
ネックを深くしたのも短い首が少しスッキリ見えるような気がする。
生地に関してはスムースはつるっとして肌触りは良いが、汗っかきには不安がある。
その点天竺はガッシリしていて多汗なオッサンにも安心感がある。
2年前のサンプルと比較してみたのだが、身幅は2年前のLサイズと、今回のLサイズ・LLサイズとも同じだ。
だからLLサイズといえどもそれほど身幅にゆとりがあるわけではない。

下が紺のLサイズ


下が薄グレーのLLサイズ


比較してみて気が付いたのだが、2年前の方が肩幅が広い。
LLサイズですら肩幅が2年前よりも狭く、Lサイズだと一層狭くなっている。

下が紺のLサイズ。肩幅が2年前より狭くなっている


下が薄グレーのLLサイズ。肩幅は2年前のLサイズの方が大きい


スタイリッシュには見えるが、もしかすると身幅を広げる機能を設置した方が支持が増えるのではないかと思う。
オッサンになると薄い生地はちょっと不安がある。
透けてしまわないかとか、汗だくになったら濡れ方がヤバイとか。
某メーカーの同年配の男性も「30番手で編まれたTシャツは薄くて不安。オッサンは20番手で編んでくれると安心できる」と語っておられ、その場で激しく共感してしまった。
ナインオクロックもオッサンは、今回から新たに展開されている少し厚めの天竺の方が支持されやすいのではないかと思う。
今後どのようにシステムや生産体制、商品企画をブラッシュアップされるのかに期待したい。

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トウキョウベースの香港店は活況なのか?売上高から入店客数を類推してみた
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