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南充浩 オフィシャルブログ

復活はあり得る

2014年7月31日 未分類 0

 今日はお気楽に。
昨年春夏に、まさかの肩掛けセータースタイルが復活した。
今春夏はすっかり廃れてしまったが、それでも今後も一つのスタイルとしては認知されつづけるだろう。

厚底ブーツ、厚底ヒールも復活している。
これはアムラーが全盛期だったときに流行った靴である。

髪型でいうとツーブロックも復活した。

厚底ブーツは90年代後半のスタイルだが、ツーブロックの髪型やセーター肩掛けスタイルは80年代後半から90年代前半のスタイルで、バブル期の象徴でもあった。
バブル期のファッションは、バブル崩壊以降「ダサさ」の代名詞として君臨し続けてきたが、その呪縛からようやく解き放たれたといえるだろう。

しかし、バブル期をリアルで体感した世代はなかなか取り入れづらいのではないかと思う。

なぜバブル期ファッションがよみがえったかというと、今の若い人たちはバブル期をリアルに体感しておらず、そのときの習俗が新鮮に見えたのだろう。

厚底靴もそうである。
90年代後半なんて、筆者のようなオッサン世代からすると、つい昨日のことのようだが今の若い人たちはその当時、まだ幼かった。
そのためこれもまた新鮮に見えるのだろう。

以前も書いたがフリースジャケットは長らく安物という認識が広まっていたが、昨年くらいから売れ行きが回復しているという。
98年前後に起きたユニクロのフリースブームによって、「安物」という認識が全国に広まったが、それとても15年以上前のことである。
今の若い人たちにとっては、物心つく以前の話であり、それゆえにフリースへの偏見は持っていない。

厚底靴も同じころに流行していたのでこれも15年くらい前の事物になる。

そうすると、いずれルーズソックスも復活するのだろうか?
テクノカットもいずれ復活するのだろうか?

その可能性は大いにあるだろう。

もみあげをななめに切り落としたテクノカットが流行したのはもう30年くらい前のことである。
今の若い人たちからしたら最早伝説の習俗だろう。

tecnocut2

(もみあげを鋭角に切り落としたテクノカット)

昨今の復活劇を見ていると、だいたい25~15年前の流行がよみがえっている。

となると、30年近く前のテクノカットはそれらよりもまだ古い流行であり、復活するには十分な時間が経過しているともいえる。

もし復活したとしても、これもまたオッサン世代は取り入れにくい流行になるだろう。

筆者も取り入れるつもりはまったくないが、復活を少しだけ楽しみに待ってみたい。

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