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南充浩 オフィシャルブログ

2017年11月 の記事一覧 : 20件

アパレル業界人が期待するほどネット通販は利用されていない

2017年11月30日 ネット通販 0

実店舗での洋服販売が不振なアパレル業界は「ネット通販こそ新たな楽園だ」とばかりにEC化比率を高めようとしている。 もちろん、実店舗にくらべるとネット通販はコストが安いから、これに成功すると利益額が増える可能性が極めて高い。 すでにインターネット環境もかなり整備されている。 「テレホーダイ」で毎晩11時からネットにつないでいた時代が懐かしい。 それ以外の時間で

衣料品に固執している限り百貨店の業績は回復しない

2017年11月29日 百貨店 0

百貨店という業種の業績回復を目指すなら、所詮は単なる小売店に過ぎないのだから、「売れる物を売れ」としか言いようがない。 「売れない物」「売りにくい物」に固執して何を嘆いているのかと思う。 今、百貨店で「売りにくい物」といえば衣料品、とくに婦人服である。 これを減らして「売りやすい物」である化粧品と食品の売り場を拡張すれば良い。 それだけのことである。 一方、

ZOZOSUITによってユニクロは終わる?いや、終わらないよ(後編)

2017年11月28日 企業研究 0

さて昨日の続きを。 ZOZOSUITによってユニクロは終わる?いや、終わらないよ http://minamimitsuhiro.info/archives/1964.html ZOZOSUITの登場に浮かれるのはご勝手だが、「ユニクロ終わる」ってのは違うかなと。 たしかに、このシステムはIT系・アパレル系はだれもが夢想したと思うが、資金のことが念頭にあって実

ZOZOSUITによってユニクロは終わる?いや、終わらないよ

2017年11月27日 企業研究 0

今、業界で話題なのがZOZOSUITだろう。 これについてはZOZOが開発するプライベートブランド「ゾゾ」の詳細が何一つ明らかになっていないにもかかわらず、空想・妄想織り交ぜて盛り上がっている。 「ゾゾ」ブランドはベーシックカジュアルであるということ以外、ラインナップも価格帯も初年度販売目標も何も発表されていない。 だから現時点ではどんなに優れた推測でも推測

ファッション雑誌の販売部数は激減している

2017年11月24日 メディア 0

最近、ファッション雑誌をほとんど読まなくなった。 当方はモデルやタレントに一切興味はないので、元からそれが目的では読んでいない。 93年に「デモシカ」で洋服販売員になるまではファッションに興味はなかったから、働き出してから「勉強しなくちゃ」ということでファッション雑誌を読み始めた。 仕事で商品を扱っていることもあって、読んでみると意外に面白かった。 まあ、暗

はるやま商事がビッグサイズ専門メーカーのマンチェスを買収した理由とは

2017年11月22日 企業研究 0

はるやま商事が岐阜のビッグサイズメンズ専門メーカーのマンチェスを買収し子会社化した。 マンチェスといっても知らない人は本当に知らないだろうが、昭和27年創業の老舗メンズビッグサイズ専門のメーカーで最近では自社子会社でネット通販も手掛けていた。 実ははるか昔、18年くらい前に一度、今はなき岐阜ファッションフェア(GFF)というイベントの取材のついでに訪問したこ

絶妙な便乗表記が施された商品の数々

2017年11月21日 お買い得品 0

最近はあからさまなパクリみたいなブランド名はなくなったが、それでも便乗商法みたいな類似したブランド名や商品名はいろいろとある。 当方はそういうのを見るのが大好きなのだが、それにしても各社・各ブランドとも工夫を凝らしていることに感心してしまう。 以前、Amazonで「ディーゼル」を検索していたら「ディーゼルパワー」という激安の謎ブランドを発見した。 インターネ

我が国が中国工場へ再投資する必要はない

2017年11月20日 産地 0

中国工場に関する不思議な記事を読んだ。 https://senken.co.jp/posts/view-171116 記事というよりはコラムだ。 短いので全文を引用したい。 日本向けが中心の中国のニット工場が「利益が出ない。工場をやめたい」と言ってきた。昨年まで200人規模の工場だったが、現在、合理化を進め人を減らしている。設立して20年、これまでなら20周

商品名を工夫すれば売れるようになる

2017年11月17日 販促 0

販促・広報活動には多額のカネが必要だが、意外にカネのかからない方法もある。 商品名を変えることだ。 業界人にとってわかりやすい商品名と、消費者にとってわかりやすい商品名とは異なる場合が多い。 衣料品でいうと、 ハイキックストレッチノータックスラックス(長ッ) よりも 感動パンツ のほうがずっとわかりやすい。 当方にとってはハイキックストレッチノータックスラッ

企業規模や販売数量を無視した「売れている」という報道の有害性

2017年11月16日 メディア 0

アパレル業界の人もそうだが、特にメディア業界の人に顕著なのが洋服に関しての「売れている」という基準である。 メディアの紋切り型としてはこうだ。 低価格品しか売れないと言われているが、一方で〇〇万円もする高額衣料が飛ぶように売れている。 というのが池井戸潤のドラマ並みに黄金のワンパターン化している。 しかし、この「売れている」という基準が何なのかはちょっとわか

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