990円に値下がりしたジーユー×ミハラヤスヒロコラボを5点買った話
2021年3月31日 お買い得品 2
昨日、専門学校の会議終了後、値下がりしたミハラヤスヒロコラボ商品を買うためにジーユーに行った。
ユニクロとジーユーが値下げするタイミングは不定期とは言いながらも、長年の経験則で考えると火曜日と金曜日が多い。
もちろんイレギュラーに月曜日とか水曜日に値下がりすることはあるが、火曜日と金曜日の比率は体感的に8割くらいではないかと感じる。
毎週火曜日と金曜日は朝起きるとすぐにユニクロとジーユーのアプリで値下げ品を見るようにしている。
ミハラヤスヒロコラボは3月5日に店頭投入されたから、わずか25日後の3月30日には大幅値下げされたことになる。昔のアパレルブランドでは考えられなかったサイクルである。
通販サイトと心斎橋店の店頭を見ると、完売した商品もあれば、まだまだ豊富に残っている商品もある。
ざっと目を通した感じでいうと、ノーカラージャケットのセットアップは完売、バンダナを裾に縫い付けたTシャツも完売していたが、それ以外はサイトか店頭どちらかに在庫は残っている物が多い。
とりわけ食指が動いた理由は、多くの品番が990円に値下げされたことである。
1枚当たり1000円未満にまで下がると、金額的にまとめ買いしやすいので、ついつい買ってしまう。今回は一応考え抜いて990円に値下がりした5種類を買ってみた。
ある程度の手持ち服との着回しを考えると、どうしても黒ベースになってしまう。ダークオレンジなどの違う色も買ってみようかと思うのだが、コーディネイトを考えるとやっぱり無難な黒、グレー、紺、ベージュあたりに落ち着いてしまう。この辺りはメンズ服の選択肢の少なさの表れだろうといつも思う。
まず、ロングベルト。本革なので定価2490円が990円に値下がりしていた。
黒、白、ベージュの3色展開でベージュの店頭在庫が1番少なかったのでベージュを買ってみた。白がその次に少なく、黒は大量に残っていたので、黒は後日でも売り切れていないと判断した。
次にポロシャツとTシャツを真ん中でくっつけた半袖である。これは無難にグレー×黒を選んだ。定価1990円が990円である。
これからの季節に備えてもう1枚半袖を買おうと思って、在庫検索をすると心斎橋OPA店にあったので、そちらでターコイズブルーの切り替え半袖Tシャツを買った。定価1690円が990円に値下がりしていた。
3月中旬から急激に気温が高まり、日中は汗ばむ気温になってしまったので、スエットを買うことに大きな迷いがあった。今、買ったのはいいが、着用できるのだろうか。
1枚目はクルーネックスエットでこれも無難にグレー×黒を買った。定価2490円が990円に値下がりである。
2枚目はパーカを買ったが、黒無地ロゴ入りを選んだ。アイスグレーは完売していた。定価2990円が990円に値下がりしていた。
スエットとパーカは同素材で綿82%・ポリエステル12%混の裏毛である。
5点買って消費税込み4950円となった。5000円で50円のおつりがあった。
恐るべきコスパである。
この手の切り替えTシャツ・スエット的なデザイン商品は、30年前だとDCブランドやその流れを汲む百貨店ブランド・ファッションビルブランドくらいしか売っていなかった。価格も最低でも1万円前後はしただろう。
それが定価で3000円未満、セール後は990円で買えるのだから、ジーユーのコスパは突出して高いと言わざるを得ない。
それ故、これまでの百貨店ブランドやファッションビルブランドが、商品デザインだけでは低価格ブランドと差別化できにくくなったといえ、ひいてはそれが百貨店アパレルやファッションビルアパレルの苦戦の一因ともなっている。
店頭でミハラコラボ各品番を手に取って見てみると、見映えの良さと同時に製造コストの引き下げにも工夫が凝らされており感心するほかない。
それが最も顕著に表れているのが、この画像にある半身ごとにブルーの濃度が異なるジージャンである。
この商品を通常のブランドやジーンズブランドが企画した場合、どのように製造するかというと、恐らくは2つである。
1,半身づつ、異なる濃度にまでウオッシュをかけてからつなぎ合わせる。
2,濃紺のジージャンを製造してから半身づつ異なる濃度にまで洗いをかける
ではないかと思う。
しかし、このジージャンはそのどちらの手法も取ってはいない。
手元にある人、近くの店頭に残っている人は手に取ってよく見てもらいたい。このジージャンの裏側は真っ白である。
ということは、白いジージャンを製造してから、半身ごとに違う色を乗せたということである。
インクジェットプリントだろうか。1枚ずつ小範囲でプリントができる機械で、しかもパソコンで洗い込んだデニムの表面を画像として取り込めば、それをそのままプリントできる。
真っ白のジージャンに「洗い込んだデニム生地の表面感」をプリントしたわけである。しかも半身ずつ異なる色合いのものを。
もちろん、製品プリントだから洗濯をするごとに色落ちはするだろう。しかし、この組み立て方には感心させられる。製造原価を下げようとすると、使用する糸や生地のクオリティを下げようとするブランドは多いが、そうではなく、こういうやり方でも製造コストは引き下げることができる。
この半身色違いのジージャンは1990円に値下がりしているが、当方は買おうとは思わない。ただ、この製造コストの引き下げ方は勉強になったと感じた次第である。
comment
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OZ より: 2021/04/02(金) 9:28 PM
学生時代、ベルトブーツで一世を風靡したミハラヤスヒロ。
GUと協業して、値引きまで早かったですね。
素材やテクニック的な側面での製品コストのパフォーマンスは高いが、デザインが難しかったですかね。
今度はアンカバとのコラボもありますが、そっちは即完売しそうな。
デザイナーズ系がユニクロ、GUとコラボすると落ちぶれたな、なんてことを言う人もいるけど、私はユニクロ、GUってすごいなって素直に感心してしまいます。
以前拝見した HANGTEN コラボTシャツは「?」だったけど,今回のTシャツはあれよりは大分まし(と言うのも失礼だけどw)な気がしますね。
と言っても,こういうクセが強くて「出オチ」みたいな感じのするTシャツは,僕なら着て外出するのは1回だけ,その後は部屋着またはコンビニに行く用にすると思いますけどね。